今年3月に「ひねり動作」を習って以降、今年53歳になる自分の年齢や身体能力を考えると、スキーの技術論としては「外向・外傾・外向傾」(海外で言うアンギュレーションやセパレーション)あたりが理解できれば十分かな、と感じ始めていました。
所詮、私の滑りはズレなので、プライズのようなピューピュー走る滑りではありません(笑)
無理に板をたわませようとも思っていないし、身体的にもすでに下降線に差し掛かっている上、今シーズンは事故によるケガの問題もあります。
結局のところ、ブログを書くのも「自分の考えをまとめ、確認するため」という目的が大きいんですよね。
と、思っていたのですが…
先日、事故後初めてインラインスケートをやってみたんです。
せっかくなので、3月に習った「アンギュレーション」と「セパレーション」を意識して滑ってみようと。
ちなみに私は、たまたまアルペン経験者の方から教わったため、「外向・外傾・外向傾」ではなく、「アンギュレーション」「セパレーション」という用語で覚えてしまいました。
チヌ釣りなんかもそうですが、師匠の言葉で毒されますね(笑)
今はこの表現がしっくりきているので、今回はこの言葉で話を進めます。
話を戻します。
インラインスケートでアンギュレーションとセパレーションを意識してみたら…
ホイールがズレない!
しかも、想像以上に路面を強烈にグリップしてくるんです。
「なんじゃこりゃ?」と。
構造上、インラインで無理に「逆ひねり(カウンターローテーション)」をしようとするとバランスを崩してしまうため、自然と「順ひねり(ターン内側へのひねり)」の動きになります。
胸の向きは内側を向いている。
打破しようと「グイッと大きくひねる」感じではなく、股関節・骨盤・腹斜筋・胸椎あたりを使ってひねっていく感覚です。
どちらかというと、「常に適度なテンションをかけた状態で、ひねりを維持する」という感じでしょうか。
しかも、それが谷回りから山回りまで、ターン全体を通して続く。
これがねぇ…
心地よいんです(笑)
谷回りの捉えでも、しっかりひねって圧を受け止めていく。
要は、「捻転差によって、常にテンションがかかった状態を作る」ということなんでしょうね。
これがないとインラインスケートでは外足に圧がかかりません。
というか、そもそもターン自体が成り立たないわけです。
そこでインラインスケートのアルペン教程(?)的なものをネットで読んでみると、セパレーション、つまり「分離」が必須になっているんですよね。
そりゃー、今までの私はインラインスケートの使い方も滑り方も、すべて間違っていたわけです(笑)
余談ですが、「アンギュレーション」「セパレーション」「カウンターローテーション」といった言葉をネット検索してみると、「アッパー・ロワー・ボディ・セパレーション(Upper Lower Body Separation)」といった解説記事や、最近SAJでも推されている同調の滑り、「インクリネーション(Inclination/軸全体の傾き)」を用いた滑りも普通に出てきます。
つまり、アンギュレーションもセパレーションもインクリネーションも、海外ではごく普通に語られている基本技術なんですね。
本文に戻ります。
ほんの少しひねりを意識するだけで、インラインが強烈に回ってくるんです。
日本語で言えば「順ひねり」
でも、「グイッとひねる」のではありません。
「ほんのちょっとのねじりで、常にテンションをかけ続ける」こんな感じです。
足元がアスファルトのインラインだからこそ、その感覚がダイレクトに伝わってくる。
久しぶりに、ゾクッとするような驚きがありました。
私の身体意識としての切り分けは、
上半身:骨盤から上
下半身:股関節から下
という感覚です。
基本的には「腹斜筋と胸椎を使ってひねる」という印象。
ひねること自体が目的ではありません。
ゴルフのスイングや野球、サッカーのキックと同じで、「外足へ圧をかけるためのテンション(捻転差)を作ること」なんですよね。
…まあ、正解かどうかは全く責任持てませんけど(笑)
ただ、「順ひねりの感覚がよく分からない」という方には、インラインスケートでの練習は非常におすすめかもしれません。
なんせ、ごまかしが利かない。
変なことをすれば、すぐにバランスを崩してコケます。
まぁ、コケる恐怖や痛みで、身体が自然と覚えるかもしれませんね(笑)
個人的にスキーは、「週末のリフレッシュで滑っているし、無理に板をたわませなくてもいいや」くらいに思っていたんです。
ところが…
インラインに乗ったら、楽しくなっちゃいまして(笑)
あくまでも私の滑りはズレの範囲内のお話です。
何度も言いますが私はプライズみたいなピューピュー走る滑りではありません(笑)
それでも、インラインで思わず「おおっ!」となるような感覚があったので、チョいとブログを書いてしまいました。
おわり。