こんばんは。ルッタですニコニコ

 

今日は会社の後輩達と飲みにってました。

結構飲んでしまいましたが。。。楽しかったので、良しとしましょうニコニコ

 

 

さて、理科の記事も⑨まで来ました。

今日は気体の分離について。

前回と同様、前情報は提示しておきます。

 

前情報

水素:

地球上で一番軽い気体。酸素下で燃焼させると「ポン」と音を立てて燃え、水を生じる。

金属と塩酸、水酸化ナトリウム水溶液が反応した際に生じる。水にあまり溶けない。

酸素:

空気中に約20%存在する。助燃性を持つ。過酸化水素(オキシドール)と二酸化マンガン(触媒)との反応にて生じる。空気より若干重い。水にあまり溶けない。

窒素:

空気中に約80%存在する。安定な気体。空気より若干軽い。水にあまり溶けない。

アンモニア:

刺激臭を持つ。空気より軽い。水によく溶ける。溶けた水溶液はアルカリ性である。

アンモニア水を加熱すると発生する。塩酸と反応して塩化アンモニウム(白い煙)を生じる。

一酸化炭素:

空気より軽い。酸素と反応させると二酸化炭素を生じる。空気より軽い。猛毒。

二酸化炭素:

空気より重い。水に溶かすと炭酸水となり酸性を示す。生物の呼吸や有機物の燃焼により生じる。石灰水に通すと白く濁る(炭酸カルシウムが生じる)。

 

前情報はこれぐらいです。まずは、このぐらいの情報をしっかり頭に入れて問題に当たればいいかと思います。

 

 

では、例題で見ていきましょう。

今回は、関西最高峰の灘中の問題です。

2001年大問2です。一部改変しています。

 

問題 気体A〜Fについて、次の事柄が分かっています。これらについて以下の問いに答えなさい。

Aは臭いのない有毒な気体で、AとCを混合した気体に点火するとDができる。

Bには強い臭いがあり、水によく溶ける。

CはXに二酸化マンガンを加えると発生する。

Dを石灰水に吹き込むと白く濁る。

Eは水酸化ナトリウム水溶液にYを加えると発生する。

Fは変化しにくい気体で、空気中に多く含まれている。

 

問1 気体A〜Fは次のうちのいずれかです。どれになりますか。記号で答えなさい。

ア 水素 イ 酸素 ウ 窒素 エ アンモニア

オ 一酸化炭素 カ 二酸化炭素

 

解答

まずは前情報から分かる事を列挙していきます。分かり易いことから書いておきます。

B:強い臭い(刺激臭)があり、水によく溶けるので「アンモニア」と分かります。

C:二酸化マンガンで発生するので「酸素」です。

D:石灰水に吹き込むと白く濁るので「二酸化炭素」です。

F:変化しにくく空気中に多く含まれるので「窒素」です。

 

ここまでは分かり易いかと思います。これで残った気体は、水素と一酸化炭素です。

Eは水酸化ナトリウム水溶液で発生しているので「水素」と考えられます。また、Yはアルミニウムですね。昨日書いた通りです。

残りのAは「一酸化炭素」になります。有毒であることや、酸素との反応で二酸化炭素を生じることからも判断はできると思います。

 

問2 Xに当てはまる水溶液名、Yに当てはまる金属名を答えなさい。

 

解答

二酸化マンガンで酸素を生じているので、Xは「過酸化水素水(オキシドール)」です。

水酸化ナトリウム水溶液で水素を生じる金属なので、答えは「アルミニウム」となります。

 

問3 問1のア〜カの中に水溶液が酸性になる気体とアルカリ性になる気体が1つずつあります。それはどれですか。

 

解答

前情報が頭に入っていれば簡単ですよね。

答えは、酸性:カ(二酸化炭素) アルカリ性:エ(アンモニア)です。

 

問4 ある気体をうすい塩酸の中に吹き込んでから蒸発させると白いものが残りました。この気体はA〜Fのどれですか。

 

解答

少し悩む人も多いかもしれませんが。塩酸と反応して白い物質を生じるのは、「アンモニア」になります。答えは、Bとなります。

 

 

もう1題ありますが、ここまでにしておきます。

少し古い問題ではありますが、灘中の問題であっても前情報をしっかり頭に入れておけば、難しくないと分かって頂けるのではないかと思います。

化学は知識を整理して覚えることが難しいのであって、知識が整理されて暗記されていれば決して難しいことはありません。

これは私見にはなりますが、前情報のような知識を表でまとめたものをよく見ると思います。が、表で覚えても多分無理です。肝心な時にごちゃごちゃになります。

 

 

お勧めする覚え方は、例えば水素って言われた時に、その性質がすらすら出てくるように暗記することだと思います。化学を得意にしたいと思うなら、正直それぐらいのレベルでの暗記が必要です。

面倒くさいですよね。。。でも、逆に言えばそれさえしっかり出来たら得点源になるわけですから、あとは得点源にしたいかどうかにかかっていると思います。

 

慣れてしまえば、化学は「吉本新◯劇」です。

来るのが分かっているのを、ただ待っているだけに過ぎません。

金属の分離の場合は、特徴的なアルミニウムが出てくるだろうなとか。気体であれば、どこかで水に溶けてアルカリ性を示し、刺激臭を持つアンモニアが出てきそうとか。

そんな感じですね。

 

正直私は慣れているので、問題の冒頭を読めば、流れが大体分かります。

化学を得意にしたいと思うなら。。。表で覚えるのではなく、◯◯といえば✖️✖️ぐらいになるまで覚えるのがいいと思います。

 

化学シリーズは後1回かなと思います。

もちろん、今回のシリーズで全ての問題が解けるようになるとは思いませんが。。。

少しは化学の点数が上がるのでは無いかと思います。

 

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喜びます爆  笑

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