おはようございます。ルッタです。
私はプロの塾講師でも何でもありませんので、全国の学校の出題動向をチェックするなんてことは到底できません。
そういった観点で、コアプラスやメモリーチェックの様な質の高い本を作ることなどできません。
それは、分かっているんです。
でも、自分で色々分析したくなります。
研究者の性ってやつでしょうか
算数については、難関校以上に対応する本が、市販にも色々あります。
中学への算数とか。
でも、中学受験理科については正直な所、「これで完璧」と思える本には私は出会えていません。
この前ブログに書いたような本等、良い本は沢山あります。
でも、中堅~難関校までの対応かなと正直思います。
いつも書きますが、勘のいい子なら、それだけで難関校以上でも十分対応可能だと思います。
でも、我が子で言うと、それだけでは心許ないのが正直な所です。
色々探していますが、難関校以上向けの本は中々見当たりません。
大手塾等は、授業とかで使うマル秘教材みたいなものがあるのでしょうか。
しかし、残念ながら我が子は親塾です
そうなると、何とか自分で作っていく必要があります。
前置きが長くなってしまいましたが。。。
灘中(2000-2019)、東大寺学園(1999-2018)の問題に出てくる化学反応を全てチェックしました。
設問中の細かな反応まで全て入れてしまうと、それなりの数になってしまいますが、これらは知らなくても問題無く正解にはたどり着けます。
なので、そういう反応は除外しています。
例えば、砂糖を燃焼させると。。。。みたいなものです。
これは、二酸化炭素と水を発生させることを押さえていれば、問題ありません。
砂糖を有機物に置き換えてもいいかもしれません。
私が独自でチェックしてまとめたものですので、漏れや間違いがある可能性もあります。その辺りのことは十分ご考慮ください。
誤字脱字等があれば、コメント頂ければ幸いです。
細かな反応を除外して考えた場合、これら2校で約20反応ありました。
それほどは多くないといった印象です。
【分解】
過酸化水素→水+酸素 (二酸化マンガンが触媒)
炭酸水素ナトリウム(重曹)→炭酸ナトリウム+水+二酸化炭素 (熱分解)
【化学反応】
鉄+塩酸→塩化鉄+水素
アルミニウム+塩酸→塩化アルミニウム+水素
アルミニウム+水酸化ナトリウム→テトラヒドロキシアルミン酸ナトリウム+水素
(水素が発生するだけ押さえればOKです。)
亜鉛+塩酸→塩化亜鉛+水素
炭酸カルシウム+塩酸→塩化カルシウム+水+二酸化炭素
金属については、昨日書いた通り、アルミニウムは塩酸、水酸化ナトリウムに溶けて水素を発生させる。
鉄・亜鉛等は塩酸に溶けて水素を発生させる。
金・銀・銅・白金は両方に溶けない。
これぐらいでOKだと思います。少なくとも両校の20年の過去問には、これ以外は出題されていません。私の見た限りでは。
それ以外の金属が出た場合でも、上記金属の特徴を完璧に押さえていれば、多分消去法で何とかなるのではないかなと。
それでも不安なら、イオン化傾向を覚えさせておけばいいかもしれませんね。
【酸化】
水素+酸素→水
一酸化炭素+酸素→二酸化炭素
鉄+酸素→酸化鉄
銅+酸素→酸化銅
亜鉛+酸素→酸化亜鉛
炭素+酸素→二酸化炭素
金属、水素は酸化反応(燃焼)で二酸化炭素を発生させない。
一酸化炭素は、毒性が強い、燃える、空気と同じぐらいの重さ。
その他有機物は、燃焼させると二酸化炭素と水を生じる。
間違えやすいのは、木材と木炭かも。
木材は、水も発生させますが、木炭は二酸化炭素のみです。
このぐらいでしょうか。
【中和反応】
塩化水素(塩酸)+水酸化ナトリウム→食塩+水
アンモニア+塩化水素→塩化アンモニウム
水酸化カルシウム(石灰水)+二酸化炭素→炭酸カルシウム+水
水酸化カルシウム(石灰水)+塩酸→塩化カルシウム+水
中和反応では熱が生じる。
アンモニアと塩化水素は両方とも気体だが、反応させて出来る塩化アンモニウムは固体。
石灰水はアルカリ性。ついでに、石鹸もアルカリ性。
ざっと書いてみましたが、それほど多くは無いと思います。
これまでにも書いていますが、これらの知識は「完璧」に覚える必要があります。
中途半端だと、実際の問題では悩んでしまい、結果間違いが増えてしまいます。
もちろん、他にも色々あると思いますが、息子にはまずこれらの反応をしっかり覚えさせていきます。
これらを押さえたうえで、新しい反応をプラスしていけばいいかなと考えています。
バラバラに出題されている要素をこんな感じでひとまとめにして覚えていけば、テストで使える知識になるのではないかなと。
この辺りをきれいに纏めて息子には伝えていきたいと思っています。
繰り返しになりますが、間違いが含まれる可能性もあります。
その辺りはご注意ください。
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