こんばんは。ルッタです。

 

最近、「算数にひらめきは必要か。」、「国語にセンスは必要か。」に対する私見を書きました。

せっかくなので、理科でも何か書こうかなと。

 

でも、中々思いつきません。

 

理科ってそういう教科なのかもしれません。

いつも書きますが、算数程計算が難しくなく、社会程覚える事も無い。

その割に、理科を苦手とする子供も割と多い。

 

不思議な教科です。

 

 

色々考えた結果、「理科は暗記教科か。」について書いてみようかなと思います。

 

 

単なる暗記だけでは対応できない問題もあるので、

 

「理科は暗記教科ではない。」

 

と、考えられそうなもんですが。

 

私の考えは、「”受験”理科は暗記教科である。」です。

 

 

私は、有機化学を専攻し、研究職に就いています。

研究は、新しいものを生み出したり、発見したり、そういうことを目的にしています。

 

私の仕事で考えると、「理科(科学)は単なる暗記教科ではありません。」

科学の目的とは、これまで誰も知らなかった事、知らなかった物を発見する事ですから、当然暗記だけで対応できるようなものでは無いと思っています。

理論や知識は新しい物を生み出すための礎です。

 

でも、これは研究と言う事に対してであって、”受験”理科という観点で考えるなら、完全に「暗記教科」です。

 

出題される問題の全ては、これまでの研究の結果明らかだと証明されている事柄です。

つまり、はっきりと答えが分かっているものしか出題されていないということです。

 

通常、空気中でアルコールを燃焼させると、二酸化炭素と水蒸気が発生します。

これは、変えられません。

 

その割には、単なる暗記、例えばコアプラスの解答を全部暗記しただけではなかなか難関校以上の問題に対応できません。

 

これは何故か?

 

前に理科の偏差値の上げ方考察でも書きましたが、理科が暗記と解法の両方を必要とする教科だからだと思います。

 

つまり、社会程は暗記する事が無いですが、算数よりは多い。

算数よりは計算や解法が複雑ではないが、その他の強化よりは解法を覚える必要がある。

 

理科は色々な教科の間に存在する教科なのでは無いかと。

 

なので、偏った方法論では高い点数は望めないという事では無いでしょうか。

 

知識の暗記だけで対応しようとしたり、解法の勉強だけで対応しようとすると、結局思ったほど点数が取れないという結果になると思います。

 

その両方をバランス良く身に付ける必要があります。

なので、中々上手く対策が取れない人が多いのではないかなと感じています。

 

少し前に書いた通り、コアプラスを使って暗記するなら、その問題に込められた考え方も含めて暗記していかないと恐らく理科の点数は思ったほど伸びません。

 

例えば、化学の範囲について考えた場合、出題される物質の数はそれ程多くありません。

それらの物質について覚えるだけなら、それ程難しくもありません。

でも、定性試験等の考え方を理解していないと、それらの知識は上手く使えません。

 

逆に、定性試験等の考え方を理解できていても、それぞれの物質の性質をきっちり覚えていなければ、結局正解にたどり着けません。

 

こういった感じで、知識と考え方の両面から攻めていく必要があるんだと思います。

 

 

色々ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、私の考えは、理科は、”知識”と”解法”を両方覚える必要がある教科であると考えます。

 

結果、「理科は暗記教科である。」という事になるのかなと。

 

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