つづき



第二章 自分の気持ちを伝えられなくなる呪い


将来なりたいものはないの?

出会う大人が親、先生、先輩、店長では、職業は選べない

親自身が大きな夢を持って頑張っている姿を見せればいい。

子どもに合ったワクワクを見せる

「プラチナカードで子どもの価値観を知る、、今神様が目の前に現れて、キラキラ輝くカードをくれたとする。そこに書いたことはなんでも叶う、君はなんで書く?するとその子が大事にしてる価値観が見えてくる。

東大合格、海賊王になる、は競争に勝って1番になることを重視

アラブの石油王と結婚、はお金持ちになりたい、と同じで、安定していることが大事

お母さんに家を買ってあげたい、はお世話になった人に恩返しをしたい

その子のこういうことをしたい、これが好きというものを聞いて、その本質的な部分を見据えて、じゃあこうなったら最高だよねと最上級バージョンを提示できたら、子どもの目は輝く」

将来なりたいものは?と聞くのは逆効果で、自分はやりたいことがないんだな、夢を持てない人間だなと思わせてしまう。

好きなこと、大切にしている価値観からこんな職業があるよ、こんなのもいいんじゃない、とおいえてあげる

こういうことをするのが面白いんじゃない?


はいはい、カルピスね

ほとんどの親は忙しく、子どもの要求にさほど答えていなければ、向き合ってもいない。

カルピスちょうだいには、喉が渇いているのか、自分をかまってほしいからいっているのか。隠れたニーズ、ヒドゥンニーズを探る問いを入れる。社会的に成功しやすいのはヒドゥンニーズをつかめる人。

喉が渇いたの?


みんなやってるよ

自分で判断したり選択することよりも、周りに合わせることを良しとする価値観が植えつけられてしまう。

座って話を聞く時は、みんな座ってるよではなく、今は話を聞く時間だよとシンプルに伝えればいい

今は〜の時間だよ


今忙しいからあとで

子どもは寂しい気持ちになる。積み重ねていくうちに、どうせ聞いてもらえないと悩みを一人で抱えがちになる。ないがしろにされたことが悲しい。忙しいのはなぜなのか、いつまでなのか、なるべく具体的に伝える。そして相手ことを大切に思っていることを伝える

今〜しているから、30分待ってくれる?


大人同士の会話に入るな

子どもがなんの話?という問いの背景には、自分も仲間に入れてほしいと言っているのでは。それに大人の話と返事をするのは、子どもを仲間はずれにしている。わからなくても説明すれば、説明してくれたこと自体を嬉しく思うはず

親はもっと仕事の話をして職業観を育てよう

ちょっとだけあいさつしてみる?と仲間に入れる


早くしなさい

子どもの優先順位

早くするためにはどうしたらいいかな?と聞いてルールを決める


勝手にしなさい、もう知らないからね

先に帰っちゃうからねは嘘をついて人をコントロールしようとしている。教育のためなら嘘も方便なのか?

「これはストレス発散で言うんだけど、勝手にしろ」

「もう知らないからって言いたいけど、そんなことは全然ないからね」

先帰っちゃうからねじゃなくて、このあと忙しくてもう家に戻らないといけないからお願いと言ってお願いを聞いてくれたら一緒にアイス食べようねと取引してもいい。脅したり嘘をつくより、取引の方がいい。本人が選択し、行動するわけだから。

このあと忙しくてもう家に戻らないといけないからお願いね


あなたのためを思っていってるの

これさ本当なのだけど、大人は時間、労力、お金、兄弟バランスなど様々な制約条件の中でもっともいい、総合的に考えて最善の選択は何かを考える。

子どもにはそこまで様々な制約条件をわかってるわけではないので、親の都合と感じる。素直に今の状況や制約について伝えるのがよい。

今こういう状況だから、むずかしいんだ 


ママが我慢するからいいよ 

大人、親になると辛いことがたくさんある。我慢しなければならないことがたくさんある、というメッセージになる。子どもは大人になりたくないと思うようになる。

それよりもお母さんはこんなに幸せだよとか、こんなに楽しんでるよという姿をみせてあげてほしい。子どもは未来をポジティブに考えられるようになる。夢も膨らむ。

大人は子どもに人生の辛さを見せようとしすぎ。人生は楽しみ方次第。楽しいところ、面白いところをどんどん見せよう。

ママはこんなにラッキーなんだよ


今日は学校はどうだった?

オープンクエスチョンでは反応が悪い場合、クローズドクエスチョンからはじめる。

高学年になると親の反応を見ながらになるので、よりそっけなくなる。

学校どうだった?と聞いて返答が多岐に渡っていれば、それだけ親はなんでも聞いてくれると安心している証拠。相談できる関係になっている。

思春期は今生理中なんだと考えるように。仕方ないかと思う。

絵本を読んであげるのもよい。絵本は関係性がよかったころを思い出すトリガーになる。

今日はドッジボールで遊んだの?



第三章 自信を失わせる呪い


うちの子なんて

日本人のよくやる謙遜は海外では虐待、名誉毀損。ことあるごとに大人たちかはほめられている子は、自分に自信を持てるし、他人をほめることも素直にできるようになる。グローバル化社会では自己アピールが必須。自分の考えがいかに優れているか。

この子はこれが本当にうまいのよね


この子はいつも〜なのよね

いつも〜だとラベリングしない。ラベリングされた周囲の期待にこたえようとしえしまう。

掃除の大切さがどうこう説明するより、あなたはきれい好きねの期待することで、それに応えようと行動する。しかしポジティブなラベリングと負荷になることもあるので、あなたは〜とか、いつも〜だね、ではなく今回は〜だったねと、過去と今を切り離して話す。

今回は〜だったね


お兄ちゃんだから我慢しなさい

個性無視、役割のおしつけをしない。

家族の中での役割より、個性を重視


矛盾したメッセージを伝える

矛盾したメッセージを受け取って、その矛盾を指摘できず、応答しようとして身動きがとれなくなることをダブルバインドという。これが続くと自分で決めることができなくなり、常に親の顔色を伺うようになる。

認めづらいが、子どもに怒る,叱るということが大人のストレス解消になっている部分はある。

人は幼少期に親や周りの大人から受けた禁止令を通じて、人生脚本を書くと言われている。

勝手にしなさいと言いたくなったらチャンス。一呼吸おいて、なぜこういう状況になっているのか、怒りを爆発させるような状況から抜け出そう。

ダブルバインド、人生脚本に気づく



第四章 やる気を失わせる呪い


勉強しなさい

勉強しなさいは具体的に何をしたらいいかわかっていない人の言葉。大切なのは本当の課題を見つけること。数学が苦手は9割が計算が苦手。計算、とかこの絵本読むとか具体的な提案を。

宿題くらいやりなさいも、宿題に価値を置いていない言い方。

この計算、練習してみない?


もうちょっと頑張れたね

テストの結果が来たら、どう思ってるの?と聞く。70点でも平均点が30点かもしれない。1番いい点数でも本人は悔しいかもしれない。こちらの主観による評価はいらない。本人の考えに共感すれば、自然に頑張ろうと思うもの。

最初から優秀なやるべきことがわかってて、ちゃんと行動できる子たちのお母さんはみんな天然ボケ。逆に自分からなかなか動けず、勉強もできない子たちのお母さんは、超できる人だったりする。

見守る難しさを感じたら、子ども目線を体感する。スマホを子どもの首にかけ動画を撮る。こんなに地面に近いところで生きてるんだなと気づく。

どう思った?


何回言ったらわかるの?

平均532回。そのくらい言っただけでは行動の変容までには至らない。

習慣化までには根気が必要。 

最初にやってみせて、今やったとおりにお願いといえば齟齬は少なくなる。やるべきことのイメージがちゃんと伝えられているか確認が必要。

今、やってみせたとおりにやってみて


もうスマホはやめなさい。いいかげんにゲームはやめなさい

ルールは守るものというよりルールは作るものという感覚を。ルールは守るものだと思考停止になる。

ルールを一緒に作る


子どもとスマホ使用についてルール作りに役立つ契約書



やる気ないの?やればできるよ

やる気がないからできないのではない。多くの人は①やる気がある②やる③できるようになる、と考えているが、本当は①やってみる②できるようになる③やる気になる、という順番。仕事が出来る人は最初からやる気に満ち溢れていたからできるのではなく、頑張ってできるようになって、それが評価されるからやる気のある人になる。

やる気あるねと肩を叩き、なんか褒められた、じゃあもうちょっとやろうかなと思ってもらえばOK

すごいやる気あるじゃん


集中しなさい

百マス計算の陰山先生は何のために勉強するのか、の答えは集中できるようになるためだと言った。小学生にとっての勉強は集中力を高めるトレーニング。

集中しなさいと言って集中できるようになるわけではない。

環境整備。

集中できない要因を取り除く


片付けなさい

何をしたらいいかわからない。

元あった場所に戻そうね


ちゃんとしなさい

まずちゃんとするとは具体的にどういう状態かイメージを共有しなければならない。

手伝って、協力して、も、窓閉めて、持ち物確認してなどと具体的に指示。

お母さんみたいにやってごらん


なんでそんなことするの?

そんなこのもできないの、など何かを期待して質問してるわけではない。どこがわからないの?もわからないポイントが明確なら困っていない。

何か間違っていること、よくないことをしていると思ったら、何でそんなことするの?ではなく、それはよくないことだと思うよと伝えてあげた方がいい。

Iメッセージで伝える。私はゴミを道端に捨てるのはよくないと思うよ。

一方YOUメッセージは、命令なので反発の気持ちが沸き起こりがち。ゴミを道端に捨てないで!

I書類はちゃんと毎回片付けて

YOU 書類はちゃんと毎回の片付けておいてくれると私は安心だな。これは気持ちを言っているだけなので否定できない。意見の違いがあれば私はこう思いますと伝えるだけ。

なんでそんなことするの?よりもよほど相手の考えを聞くことができるはず。

それをするのはよくないと思うよ



おわりに

NGな言葉たくさん。言わないようにしようと思ってもまた言ってしまうだろう。よくなかったと思ったら素直に謝るのが一番。さっきはこんなこと言ってごめんね、傷つけたよね。とか、ダメダメ言っちゃって悪かった、次はもっとやりたいようにやっていいよ。

失敗したと思ったら、リカバーすればいい。

たとえ謝れなかったとしても、必要以上にとらわれないこと。またやってしまった、自分はなんてダメなんだと思えばそれが自分への呪いになってしまう。

現代の子育ての大変さは核家族化に要員がある。もし本当に疲れたら第三者に入ってもらう。

親子関係を良好に保つには絵本を読んであげるとか、子どもが単純にかわいくて大事でしかたない、寝顔を見ているだけで幸せ、という頃を思い出すようなじかんを意図的につくる。高校生でも。一緒にシャボンを飛ばすとか、昆虫採集に行くとかもいい。お互いに愛情を感じることができるし癒しの時間になる。

AI化、グローバル化で、1人の人間としてどう生きるかが重要であり、親の思う当たり前を子どもに身に付けさせたところで世界では通用しない。

教えなければでは自分自身をがんじがらめにし、その今後否定してしまう。子どもと一緒に冒険しよう。信頼できる仲間になるために、自分は子どもにどうやって接してきたかなと振り返り、今後はどうやっていこうかと考える。