7月中旬から怒涛の日々が続き
巷にあふれる「戦後80年」の文字が頭に充満していた
ヒロシマもナガサキも
今年の首相の式辞が印象に残り、
ここ数年には感じたことのない気分にもなった
石破さんの自ら原稿を起こしたのであろう内容が心に迫った
広島での歌人・正田篠江さんの歌
「太き骨は先生ならむ
そのそばに 小さき頭の骨 あつまれり」
長崎での医師であり詩人でもある永井隆博士の言葉
「ねがわくば この浦上をして世界最後の原子野たらしめたまえ」
こういう歌や言葉に触れている機会があるだけでも、
今までの首相とは異なる
過去の首相は、毎度コピペの式辞でうんざりしたものだ
あげくに、かの誰かは、言葉に詰まった原因を
式辞の用紙がノリで張り付いていて・・・と
何とも恥ずかしい答弁も記憶にある
平和宣言をすべてを暗記して声にできる子どもたちを目の前に
国の代表のこの人たちには出来ないのかと思ったものだった
そんなこんなで、見そびれていたTV報道などを
NHK+で見続ける
~戦後80年~と選択されているものをひたすらに見続ける
今日はたまたま「日本のいちばん長い日」という昔々の映画を
オンタイムで見ていたが、あまりに胸糞悪くなって、
途中でやめてしまった
日本人であることを辞めたくなる
今なお戦争は継続しているのは、
どういうわけなのだ
ゲームのコマのように動かそうとするリーダーたちがいる
戦争を起こす人間たちは、何も変わらない
我々の先達も同じことをやってきたのだから
ロシアがウクライナを攻撃して始まった戦争
このおりに紹介したのがこの絵本だった

へいわのワタシ せんそうのワタシ
へいわの・・・・ せんそうの・・・・
チチ ハハ かぞく どうぐ ぎょうれつ
き うみ まち よる くも
みかたのかお てきのかお
みかたのあさ てきのあさ
みかたのあかちゃん てきのあかちゃん
2022・2・24 歴史に刻まれる日となって、3か月がたっています。私自身が生きている間に起こるとは思ってもみなかった「戦争」過去の言葉としての記憶でしかなかった「戦争」
今、この文字を見ない日はありません。こんな悲惨な日々が続くとは、考えもしなかった私たちの日常に大きな影を落としています。かつての時代とは違って、このニュースは否が応でも大人たちの手のひらの中に、子どもたちの頭の上にも、毎日のように常に降り注いでいます。怖いけれど、辛いけれど、悲しいけれど、子どもたちの未来を守ためにも伝えねばなりません。「戦争」は人間が起こすものだということを知らねばなりません。
「へいわとせんそう」この絵本については多くの言葉はいらないと思っています。谷川俊太郎さんの文とNoritakeさんの絵は、シンプルに、簡潔に、的確に届けてくれています。 手に取ってください。静かに向き合ってみましょう。きっと、いのちの意味を問うきっかけになってくれると思います。
3歳の幼児にも伝わることがある
この絵本が記憶に残る子どもたちがいる
私たちにできることは、未来を創る人の命を伝えること
辺りには、実りがあること
空を見上げれば
夕焼けが来るという事
それは、平和だということ



