引っ越し後の田舎暮らし初の夏
酷暑の中に、怒涛のお孫預の日々が終える日
お孫らを都会に送り届けた日
今年の「原爆の日」は車中となった
後部座席から、カーラジオの音に耳をそばだてる
助手席に座る小学5年は、
後ろを振り返りながら、祖母に気遣い
「そろそろはじまるよ」と
原爆記念式典が始まる
8:15
指示されることなく、手を合わせた
彼の母親であるわが娘には
生まれた時から、ずっとこの日が特別な日であることを
伝え続けてきた
確かに伝わっているのだと
その後ろ姿を見届けた
毎年のことだが、子どもたちの"平和への誓い”が
耳に鮮やかに残る
そして、その直後に流れてくる
内閣総理大臣のコトバ
ラジオの耳だけの音は、より空蝉のような
抜け殻のまま
確か、、、広島生まれではなかったのか、、、あなたは、、、
鬼籍に入りし人と何ら変わらないのは、
不思議なような、当然なような、、毎年同じ感想になるのは
読み手が変わっても、国の形は何ら変わらぬ、ということなのか
ヒロシマサミットで約束された武器たちが
今日も火をふく
逃げ惑う子らは、78年前とかわらぬではないか
力強く宣言した少年は
仮面ライダーから平和を学んだという
バッタ?!
コオロ?!!
そんな事しか知りえない身には、新しい発見だ
月日の流れは様々なことを教えてくれる
子どもたちは誓う
~自分の思いを伝える前に
相手の気持ちを考えること~
今日、わたしはできたろうか
今日、あなたはできましたか?