フランス旅行2日目の午後、Bayeuxという街に移動しました。

 

ここは、バイユーのタペストリーと言われる有名なタペストリーが保管されています。

 

 

実際はタペストリーではなくて、麻布に刺繍が施されているんですが歴史上一度呼び名が間違えられてそのままなんだそう。

 

 

大聖堂の近くのこの博物館に保管されています。

 

 

博物館内のタペストリーは貴重なものなので写真撮影はできませんでしたが、ネットから画像拝借させていただきます。

 

 

 

 

このタペストリーは、1066年10月14日、ノルマンディー公 ギヨーム2世(のちのイングランド王ウィリアム1世)とイングランド王ハロルド2世(ハロルド・ゴドウィンソン)とが戦ったヘイスティングスの戦いの様子を描いた、長さ68.58メートル、幅45.7センチメートルから53.6センチメートルのリネン生地に刺繍された刺繍絵です。

 

作成は戦いの直後からだそうで、完成は10年後なのだそう。

 

作成者はノルマンディー公妃(イングランド王妃)マチルドとその側女と言われています。(諸説あり)

 

 

 

9枚の布地を継ぎ合わせて作られ、10色の毛糸で刺繍され、625の人と190の馬、35の犬、想像上のものも含めた506の生物、37の船、33の建築物と37の木あるいは林が描かれています。(こちらも諸説あり数は資料によって異なっている、、)

 

 

 

 

 

場面ごとにラテン語の銘文が縫い付けられ、後世、その銘文にあわせて1~58まで番号が振られた布が縫い付けられたようです。

 

すごーーーーい細かい作業!!!

動物の動きも闘う人々の動きも生き生きと表現されていて、感動します。

 

全長70メートル近くもある絵巻物のようで、ストーリーになっています。

 

博物館ではオーディオが借りれて、解説してくれます。

私は日本語で聴きました。とてもわかりやすい解説でした。

 

 

私自身、実はこのタペストリーの存在とか全然知らなかったんだけれど、子供たちは学校で習ったようで、よく知っていました。

なので夫が子供たちを一度ここに連れて行きたかったみたいです。

 

きっとイギリス人の小学生ならみんな知ってるものなんだろうな。。。

 

 

このタペストリーに関して、詳しく記事を書いてくださってる方がたくさんいるので、タペストリーの歴史や内容に関してはこちらを参考にしてください。

 

 

 

 

近くにあった水車小屋。