最近びっくりしたことがありました。
去年の娘のクラス(Year7=中学1年生)にYくんという天才児がいました。
Yくんはうちの娘よりも1歳下で、いわゆる飛び級生です。
小学校の時からズバ抜けていたそうで、どの時点かは知らないけれど1学年飛び級していて、そのまま中学校も入ってきたらしい。
そもそもイギリスって飛び級制度が基本ありません。
アメリカなどはよく聞きますよね。
でも飛び級制度ないこの国の小・中学校で、それが認められてたって余程凄かったんだろうな。小学校も私立に行ってたそうなので、公立小よりは融通がきいたのかな。
小学校高学年の歳で、大学受験の数学問題をスラスラ解いていたらしいし、中学の化学の授業では先生に大学生レベルの突っ込んだ質問をしていたらしい。
理系がズバ抜けているみたいだけれど、記憶力もすごいらしいのできっと文系も強いんだろうな。
中学校はアカデミックスカラシップと更に音楽スカラシップ、両方を獲得し入学してきたらしいです。
勉強できて音楽も得意って!!!
ひぇーー すごっ!!!!
グラマースクールの試験も、試験の為に特に勉強しなかったのに満点だったとか。。
私立中学受験でオファーをもらったのは、この、娘と同じ中学と、もう1つ地元で有名な名門パブリックスクール(男子校)らしい。
ちなみに、お父様インド人、お母様中国人。
最強頭脳レベルも納得です。
幼少期、どんな風に育てられたかとかまで残念ながら知らないのですが、気になります。でもここまで揃っている子は、訓練された子ではなく、生まれながらの才能の持ち主なのかなと思います。
で、何がびっくりしたかに話を戻します。
数日前に娘から聞きました。
「Yくん、学校辞めてD中学に編入したんだよ」
えっ????
衝撃的!!!
一応言いますが、Yくんが通ってた娘と同じ中学、この辺りでは一番難関だと言われてます。
だから授業は普通の人にとってレベル低いわけじゃないと思うんだけれどな。。。
先生の質も高いし。。
編入したD中学も難関校の1つです。
でもこれは私立中ではなくグラマー中学といって公立の受験して入る中学校。
もちろん、D中学に入れることも簡単ではないのですが、お金に余裕があって更に優秀な子は、この私立中を受験していて合格したら大抵の子はグラマースクールよりもこの私立中の方を選ぶので、金銭的理由とかじゃない限り、この私立中を途中で辞めてD中学に編入するってのが色々と不思議でした。
(因みにうちの娘の場合お金の余裕など全然なかったですが、音楽スカラシップが獲得でき、色々サポートも頂ける事になったので生活ギリギリで通ってる状態です、、、、)
きっとYくんなりに悩みがあったのでしょう。
去年まで通っていたこの私立中で、授業がつまらなかったのでしょう。
娘曰く、数学の授業は先生がYくんだけ難問を与えたりとか先生なりに対応してたらしいですが、他の子の面倒も見なきゃいけない先生はYくんのレベルばかりに合わせてられなかったのでしょう。。。
去年Year7の時は数学の授業はレベル分けされてなかったのだけれど、この9月からYear8になれば、セット1、セット2などと、レベルで数学の授業は分けられるのでYear7の時とは違うのにな、、、、
って思ったけれど、きっとそれでもYくんにとってはまだ授業のレベル、低かったんだろうね。。。
噂によると、家庭教師を雇ってたらしい。
家庭教師って普通、苦手分野を補ったり受験の為につけるもののイメージでしたが、学校がつまらなくて更にハイレベルな事を学ぶ為につけてたらしい。。すごっ!
それよりも驚いたのは、今まで通っていた私立中は、優秀な子が求めるサポートはしてくれなかったのかな。。
きっと親御さんも学校には相談してたのではと思いますが、学校としては飛び級を認めてくれなかったという事なのかしら。。。
で、そのYくんの事を知ってる日本人友達にこの話をしたら、編入したこと知らず驚いてたんだけれど、その友達の友達情報によると、
Yくんなんと
D中学のYear9に編入したらしい。
(うちの娘が今年Year8です)
飛び級制度が一般的にないこの国で、正規の学年より2学年飛び級でびっくり。
更に公立中であるD中学が飛び級を認めたっていうこと? それがびっくり。
そして、私立中である去年通っていた中学校が融通効かなかったってことに更に驚き。
天才児のYくんですが、さすがに体格は11歳児。
そして実際スポーツなどはあまり得意ではないそうなので、学校はその辺のことを考えて飛び級は認めなかったのだろうか。
それとも何か他の事情があり他校へ移ってしまったのだろうか。
謎です。