1つ前の記事の補習校に通わせたかった理由の続きです。

 

 

 

補習校(日本語学校)に通わせることによって、日本語が上達したり漢字を沢山覚えられたことはある程度誰もが想定できることでしたが、想定外だったこと。

 

 

それは、

宿題をやる習慣が身についたこと

テストを受ける習慣がついたこと

 

そして、私立小学校のスカラシップを頂き、公立小から編入できたこと。

 

 

まず宿題の習慣について

 

イギリスの現地の小学校は基本宿題がすごく少ない。ウチの子たちが低学年の時に一応、英語の本の音読の宿題やたまにスペルや筆記体練習はあったけれど。

日本の子供達に比べたら全然。。。。

 

でも補習校は1年生からしっかり宿題がありました。

 

イギリスの小学校、特に低学年って本当宿題少ないです。(もしかしたらロンドンなどの私立の進学校なんかはすごいのかもしれませんが、私が知ってる限り、ウチの子たちの私立小も公立でも、、、)夏休みや冬休みなどまず宿題絶対ないですし。。

 

 

それなのに、中学校になるとドッカーンと宿題が出てきます。もちろん中学校によるかもしれませんが。。

こんなこと言ったら苦情が来そうですが、ウチの地域のあんまりレベルが高くないと言われる中学校でさえも、宿題の量が大変と聞くので、小学校で殆ど机に向かわなかったような受験してない子たちが苦しんでるそうです。。

 

だから小学校からある程度宿題をやりこなす習慣をつけるのは大切だと思うんですよね。。。

 

 

 

 

 

また、テストを受ける習慣について

 

これ、本当に大切だと思いました。

イギリスの小学校、テストを受けることが日本に比べてずっと少ないんです。

 

日本だと、算数、国語、理科、社会、と低学年でも単元ごとに立派なテストありますよね。

 

1年生の時から、テストとはどういうものかを学校で学んでいきますよね。

テスト中はおしゃべりしてはいけないのは当たり前。

人に答えを聞いてはいけないし、見てはいけない、人に答えを教えてもいけないし。鉛筆など落ちたときはどうするか、テスト中は極力トイレに行かないように前もって行くとか、、、こんな当たり前の習慣。

 

イギリスは単語のテストはあるけれど、英語や算数もアセスメントはあるけれど、日本みたいに静かに黙って一斉にやるしっかり点数が出るようなテストは基本ありません。ウチの子たちの学校だけじゃないはず、、、

(一応SATsとかあるみたいですがYear2とYear6のみでしたっけ、私立小もたまにテストはありますが日本ほど頻度が多くないです、、、)

 

 

ということで、低学年のうちからテスト慣れをしておくってすごく重要だと思うんです。

 

中学受験をすることになった場合、テスト慣れしてない子が結構いるみたいで。。精神的にすごく大変なことになると思います。受験の本番テスト中に非常に緊張したり、泣き出す子とかいるみたいですし。。(泣く子はまた色んな事情があるかもしれませんが)

 

 

 

そして特にウチの子たちが恩恵を受けたこと。

 

Year2の3月(7歳になって間もない頃)、今の私立小学校へ編入するための受験をしています。この時、補習校の1年生の3学期でしたが、補習校に通っていて本当に良かったとつくづく思いました。それまで公立の小学校で、テストらしいテストを受けたことなかったからです。

 

テストとはどういうものかって、7歳児に受験の直前に教えて身につけれるものじゃないですしね。。静かにしなきゃダメとか、人の答えみちゃダメだよとか、トイレ途中でできる限り行かないようにとか、、、模擬テストが事前に受けれるような試験ではなかったので。。

 

だから2人とも編入試験に合格できたのは、今でも補習校でテストの習慣があった影響が大きかったからだと思っています。

 

これは本当に想定外で感謝しかありません。

 

もっと言えば、試験申し込みの時に自己紹介で特技を書く欄にしっかりと

日本語バイリンガル

と書けたこと。1年生の頃は平仮名のみでなく、漢字も1年生分は既に書けていたし、その頃はまだ日本によく連れて行けてたから、日本語は母国語並みとも言えました。(ま、受験で日本語を確かめられることはしないだろうって思ってたし、、)

補習校で書いた日記なども添付しました。(現地の学校で勉強している算数のノートなどのコピーは添付しなければならなかったので日本語も一緒に)

 

日本語が話せることや日本語学校に通っていたという証拠は他の生徒と差をつけるのにかなりお得感満載だったと思いました。