10年ほど前に私達は今の家に引っ越したのですが、当時すぐ隣に住んでたおばさまでKさんという方がいらっしゃいました
彼女はイギリス人でもなくアジア人でもありませんが、うちとけやすく、うちの娘が当時まだ小さかったせいか引っ越してきたばかりの私たちのことを、とてもよく気にかけてくれてました。
Kさんは、私たちが引っ越す数年前に離婚され、シングルマザーとしてその家にお子さん3人と引っ越してきていたようでしたが、お子さん達は私と出会った当時はもう高校生、大学生、社会人だったこともあってか、上2人のお子さんはもう一緒に住んでいなかったし、うちの娘をとても可愛がってくれていました
友達としてはだいぶ年上なのですが、私の親の年代よりも少し若い方で、大先輩という感じ。
私もすぐにうちとけて色んな話もできましたし、Kさんも教育熱心なことが分かってから、我が家が当時行っていた早期教育のことなども気軽に話していました。
その頃私は早期教育とか興味なさそうな友達が我が家に来る場合はそういうおもちゃ類は隠してたので(苦笑)逆にKさんがうちに来る時は堂々と娘の為に出したり、教育に関係ある話をしていました。
息子が生まれる時、私は夫に病院に連れて行ってもらって、その間義母が来て娘を面倒みると計画はありましたが、義母が間に合わない時は、Kさんに娘の面倒みてもらうことにもなっていまいした。(結局義母が間に合ったのでKさんには頼まなかったのですが)
息子出産後も暫く夫婦水いらずの時間を過ごしていなかった私たちを見兼ねて、
「私が子供達の面倒を見るからあなた達は食事にでも出かけてらっしゃい!」
とうちの子達のベビーシッターを自らして下さったこともありました。
ある日、うちの夫がKさんの大学生の息子さんと初めて会って会話した後、夫がびっくりしたように私に言ってきました。
「Kさんの息子、上品な英語を喋ってたわ!! お子さん達みんな私立の教育受けてたのかな?」って。多分見た目は普通に遊んでる大学生っぽかったから、余計に、だったかな、笑
私にはあまり区別つかないのですが(あまりにも下品なのはわかるけれど)、やはり英語の言葉遣いでも育ちの良さ悪さがわかるのですよね。
お子さん達は私立には通っていなかったみたいだけれど、みんな中学からグラマースクールに通っていたと聞いたので、賢いのは間違いありません
そういえば東日本大震災の日、私の家にお花を持ってわざわざ訪ねてきてくれました。
「ご両親は大丈夫なの?」
ってすごく不安そうな顔だったのが今でも忘れられません。
実際、私の両親が住む地域はあまり被害に遭っていなかったし実際いろんな酷さとか真実がわかって来たのはその後だったので、Kさんが訪ねて来た時びっくりしましたが、そのKさんの優しさがとても嬉しかったです。
そんなとても親切なKさんはその後、子供達が自立したし、今よりも小さい家に住むからと引っ越してしまいました。
長くなりそうなので続きはまた明日書きます。