3回にわたって書いている春に受けたバイオリンのグレード試験の最終結果についてです。
コロナのせいでビデオ審査になったグレード試験。
5月に提出して最終結果が7月末に来ました。(遅っ)
合格は合格でしたが、、、、
評価のコメントも寧ろ褒められた言葉中心だったのにも関わらず、一番良いDistinctionではなくMeritだった為、バイオリンの先生にアピールしてみたらとアドバイスを受けました。先生も納得できない評価だったのです。。
appealとは、直訳したら「訴える」ということですが、ここは怒って苦情をいうのではなく、いつもの試験はスケール、初見、オーラルなどの審査もありずっとDistinctionをもらえて来た娘が、今回課題曲のみのビデオ撮影でこの結果というのはとても納得いかず残念でならない、ということ伝えてみるということです。
こういうの、さすがイギリスですよね。
こういうことができる機会があるっていうのは前から先生にも聞いてました。評価に満足いかない場合は苦情が言えるし実際先生の生徒さんでそれをやった人は何人もいると。
アピールはこのグレード試験のみではなく、公立小学校に申し込んだ際に近くの希望した学校に入れなかったとか、中学受験でも点数が悪くて不合格の場合も一応自分の意見を主張できる場を伝えられる場があるという事です。(当日体調悪くていつもの成果を果たせなかっただとか、、、、)
バイオリンの先生は、娘が過去のグレード試験は全部Distinctionで合格してるの伝える事、特に娘の場合いつも初見や他の種目で高得点を稼いでいる事を伝えてみるといい、とアドバイスしてくれました。グレード5の時に100点中、95点というかなり高得点を出していたこともあったので。
正直appealってとっても勇気のいること。
でももうこれは戦うしかないと思いました。
娘の為に。
これでも認めてもらえなかったらもうそれでいい。
でもやるだけやってみようって。
ま、こういう時連絡取らせるのは夫の仕事なんですけれどね。
(夫の方が英語上手いから)
早速夫が試験センターに連絡をとったところ、過去のグレード試験の評価の紙をスキャンして至急送って欲しいと言われました。
事務作業は私の仕事。
すぐに過去のグレード試験の評価の紙をスキャンしました。
試験ごとに試験官から評価のコメントが記載され、詳しい配点が書かれている書類があるのです。
なんならスキャンする前に鉛筆で名前の隣に娘の受験時の月齢をうっすら記入しちゃいました。全部のグレードを今まで最年少くらいで受けてきているので、そこに注目して欲しかったので。(実際見てもらえたのかわからないし、わざわざウザいって思われて悪影響になるかの覚悟は必要でしたが)
この評価の紙を見たら、今までどんなレベルでグレード試験をこなしてきたかは伝わるのです。演奏以外のスケールや初見やオーラルテストは、得意や不得意はあったのかどうか。音楽性はあるのかどうか。
毎回の試験でギリギリ合格して来たのか、高得点をとっていたのかどうか。
もう隅から隅まで見てくれ!!
と気持ちだけはいっぱい込めてスキャンしました。
その後、ずっと試験センターからは連絡がありませんでした。
まあこうやって連絡がないの、イギリスあるあるだし、とくにコロナのせいで、全ての機関がマヒしてたのは知ってるので、、、、、
でも正直、あまり期待もしていなかったので、なんかもう試験結果知るの怖い、終わったことだし、今更どうしようもできないし、なんならもうどうでもいいかも、、、くらい思いながらどんどん試験のことを忘れていきました。
というかもうトラウマになってたので、あまり思い出したくなかったかも。。。
9月になり、バイオリンの先生から聞かれました。
そういえば結果はどうなったのかしら?
いつもは先生がまとめて生徒分の試験申し込みをしてくれるので全て結果は先生にまず知らされるものなのですが、今回のグレード試験は全てオンラインで申し込み、提出、そして結果発表もオンラインなので、そのサイトにパスワードなど自分で入れないと分かりません。
久々に思い出し、パスワードを管理していた夫に確認してもらいました。
な ん と
最終結果がDistinctionになってた!
いや本当、びっくりしました。
もう諦めていたので。。
そして、娘が改めて評価しなおされたこと、本当に嬉しく思いましたし、今回の演奏のみではなく、今までの過去もちゃんと頑張って来たからこそ今回の結果に繋がったのだと思うと本当に娘が努力して来た甲斐があると改めて思ったし、私も何度も親としてめげそうになったけれどサポート頑張って来て良かったです