こちら、かなり前から書いていた記事ですが、何度か書き直したりしてアップできていませんでした。内容が古いですが、悶々として誰かに聞いてもらいたかったので(苦笑)一応アップすることにします。
ルピは今度の9月からイギリスで言う小学校に通い始めます。
でも日本だとまだ現在ルピは年中の歳なんです。イギリスで小学校に通い始めるのは4歳になった9月、日本で言うと年中の9月からです。
公立の場合ですが、実際、学校に入った最初の年はReceptionと呼ばれます。
簡単に言うと小学校準備期間の1年とでも言うのかな。内容は幼稚園以上、小学校未満みたいなようです。その次の9月からYear1が始まり、 いわゆる「1年生」になります。そしてYear6(6年生)まで通います。Receptionは基本Year1以上と同じ敷地内に併設されてるし、大きな行事はYear1以上と一緒に行ったり、制服もYear1以上の子達と同じものを着るので、小学生扱いになります。学校にもよるかと思いますが登下校時間も最初の慣らしを除いて、殆ど上の子達と一緒になります。ただ、カリキュラムがまだお遊び中心だったりもするので幼稚園っぽいでしょうね。でも数字だとかアルファベットとか教え始められたりはするので、ずっとお遊びばかりではないようです。
で、ずっと過去の記事にも書きましたが、イギリスは下手したら、公立小学校に入る方が私立より難しいかもと言われるくらいなのです。ちょっと大袈裟かもしれないですが。
「良い」公立小学校に入るには本当に大変なのです。地域によっても全然変わって来るのでしょうが、ロンドンやロンドン近辺は特にものすごい競争率激しいようです。
逆に私立は稀にお受験があって入るところもあるにはあるそうですが、殆どの私立の小学校は学費さえ払えて定員が大丈夫なら入れるので、お金さえあれば入れちゃうという。。。でもその金額がものすごい大金なので一般家庭ではかなり狭き門なんですけれどね。。。
その「良い」公立小学校がなぜそんなに入学が難しいかと言うと、、、、
学区があってないようなものなんです。
まずどの公立小学校も定員が決まってます。定員はその年によって多少変わるものの、日本のようにこの地域に住んでたら絶対ここの小学校に入れると保証されてません。
じゃあその定員に入るにはどうやって決められるかというと、各学校によって優先順位は変わるのですが
- 学校(正門)からの距離
- 現在通っている兄姉がいるか
- 障害だとか特別な事情があるか など
あと、イギリスの公立小学校はイギリス国教(キリスト教/プロテスタント)の小学校もすごく沢山あるので、その小学校の場合はその信者優先 だったり、学校と併設される教会に通っている人が優先です。優先があるというだけでイギリス国教の小学校は他の宗教であったとしても問題なく入れるようです。
あとは同じキリスト教でもカソリックの小学校も多くあって、そちらの方がプロテスタントよりも入りにくかったりします。プロテスタントの方は信者じゃなくても入れる(学校に殆ど宗教色無し)事が多いですが、カソリックの方は信者の証明(洗礼を受けてるか)が必要だったりします。
それで「良い」公立小学校というのはやはり凄い人気があるので、関心のある親はその学校に子供を入学させたいが為に、その学校の近くに競って引っ越してきます。
(ここでは詳しくは省きますが、イギリスの家事情、日本と大きい違いは、気軽に自分の家を壊して新築に建て直す事ができないので、中古の家かもしくはたまに出る分譲住宅の新築を買うのが主です。新築は稀で殆どの人は中古です。しかも家の価格は基本(例外があるにしても)物価と共に上昇するので、たいていは買った時よりも高く売れます。その結果、同じ家に一生住む人は少なく、どんどんレベルアップしたりして引っ越しして行く人が多いです)
競って引っ越しする人が増えると、その人気ある学校の周りの家の価格はどんどん値上がっていくのです。買わなくても賃貸で一時的に住むのでもいいのですが、とにかく半端なく値上がって行くのです。そうすると、結局お金ある人が有利になってしまいます。
逆に、人気のない小学校もあります。どういう所にあるかというと、大抵は生活保護を受けてる人が多い地域にあります。そういう人達が住む専用の、市や街が管理しているマンションや住宅街があるので、そういう人が溜まっている地域が出来上がってしまいます。
結局生活保護を受けてる家庭は親が仕事してない人=怠けている人がとても多いという事です。仕事したくなくて保護が受けられちゃうこの国のゆりかごから墓場までの法律もいけないと思うのですけれどね。。。勿論中には本当に事故などで障がい者になってしまいやむおえずという方もいらっしゃるのでしょうが、多くは十代で妊娠して出産してる家庭、更に父親無しだとか、まともに仕事しない親の家庭だったり、問題がある家庭が集まってたりするのです。ドラッグをやってる、、、なんて親もたまにどこかの地域にはいるようで。。。
そうするとだいたいそこのお子さんも問題児が多い場合が多く、そういう子ばかりがどうしても集まってしまう小学校って、、、まともに働いて普通に生活してる家庭の親はあまりそういう所に自分の子供を入れたくないから。。。。
こういうのが現状なので、イギリスの公立小学校はすごい偏りが激しいです。特に都市ほどこういう差が激しいみたいです。
例えば私が住む街のC小学校は、この辺ではとにかくものすごい人気が高く、正門から200mくらいの所に住んでないと、入学が難しいと言われているくらい。ここの学校の為にわざわざロンドンや他の地域から引っ越してきてる人も沢山います。その学校は距離よりも兄弟が優先でもあるの で、お金ある人はとりあえず入学申請と選抜の期間にその地域に家を買ったり借りて住みます。そして一旦一番上の子が入学許可をもらうと、違うところに引っ越していったり元の家に戻ったりする人も現に多いです。とりあえず上の子が入れれば、下の子は違う地域に住んでいても、入学優先権があるので。兄弟優先の小学校は、殆どが兄弟で埋まってしまうので、通ってる兄弟がいない人はとにかく校門の少しでも近くに住まないと、漏れてしまう可能性が高いのです。
そして入学申請~許可が下りるまでの間は、その家には必ず住んでないといけなくて、勿論住んでいるという証明書なども出します。稀にアパートを間借りだけして、家具など置かず違う所に住んでる人もいるようで、でもバレたらそこで入学失格になります。
とにかくこのC小学校の人気ぶりは凄く、いかにもお金持ちの白人が多いです。そこまでしてその公立小学校に入れるのなら、私立の学費も払えるんじゃないの?って思うのですが、、、そのC小学校は本当ブランド品のように人気高いです。C小学校に入学許可をもらったお母さん達はとても鼻が高そう。
我が家はというと、、、、、
できれば、私個人的にはそのC小学校に入れたかったのですがね。人気ある理由は、やはり生徒の学力も高く、先生も良いという評判なんです。実際、学校のオープンデーに参加してそれは感じました。
でも、まずその小学校近辺に家を買うのが厳しかったのと、そして万が一買えたとしても、多分私やパパがその学校の親御さん達についていけないだろうねと思ったりもして。。。特に私が白人じゃないから、多分色んな意味でついていけないだろう、、、と思いました。残念だけれど。。。。 ルピも純白人じゃないし。。。 パパは人種は拘ってないけれど、パパ的にもCは堅苦しそうと言ってました。
それで、我が家は2年半ほど前に家を探す時、私達が住む街で、C小学校の次くらいに人気のあるJ小学校を選びました。親御さんによってはC小学校よりも断然J小学校の方がいいという人もいるのですけれどね。パパはJ派でした。
噂としてはCとJは全然雰囲気が違うようです。Cはセレブな親が多い感じに対して、Jはもっと庶民的で人種ももっと混ざっているみたいで す。そしてJ小学校の近くの方が我が家でも手に入る範囲内で家が買えたのが決めてでした。
もう今はJ小学校の学区に住んでいるので、J小学校は多分確実に入れそうです。Cの方は確実に遠くて入れないだろうし通っている兄弟いないし。。Jは距離優先なのでうちみたいに兄弟が通っていなくても学校からの距離で決まるので。
日本人で教育熱心な友人もJ小学校にいずれ息子さん(ルピより1歳下)を入れるためにうちの近所に引っ越してきたし、近所のママさん達もJ小学校に自分の子を通わせられてすごく良かったっていってるので、評判的にもこのエリアを選んで間違いなかったと思います。Cに子供を通わせている人でもJはいいらしいね~って言う人もいるくらいで…(だったらなんで簡単には住めないCの学区に住んでるのって思うんだけど)
ただ、今更本当にもうどうしようもないのですが、私はCもやっぱり本当は未練があります。
Cが良いという人の話を聞いたりすると、学力レベルが高いとか、先生にも働く場として人気がある小学校、という話を多く聞くのに対して、Jが良いという話を聞くと理由は、学力レベルとかよりも、「そこまで厳しくないから」とか「勉強勉強ばかりじゃないから」「森に行ったり課外授業を取り入れてる」「親御さんが接しやすい」みたいなのが理由。
ここだけの話、というか私のブログのテーマで読んで下さってる方ならなんとなくわかって下さると思いますが、やっぱり私的には学力レベル高いのは惹かれます。多少厳しくされても、小さいうちにある程度厳しくされるのは寧ろ良いかと。だって、厳しいっていってもイギリスの小学校の厳しさなんて知れてますから。。。あ、誰にもCは「厳しい」なんて一言も言われてないっけ、ただ多分Jよりも「勉強」という雰囲気はあるのかな あと印象があるのでした。
それと、イギリスの公立小学校は学力だとか学校の評価がデータとなってネット上で誰にでも閲覧できるようになっています。なので、それを見ると学校の評価はC小学校もJ小学校もすごく高いです。これはOfstedという機関が調査をしにきて詳しく評価を書いてネット上で見る事ができます。
学力は統一テストみたいなのがあり、その結果が書いてあります。英語、数学、科学の結果です。
それを見ると、C小学校はやっぱりJ小学校よりも結果がよいのです。Jも決して悪くないのですけれどね。幼児教育とかやってきてると、やっぱりどうしても少しでもレベルが高い、勉強熱心なイメージのある学校に憧れてしまいます。
でもテストの結果は結局一人一人違うのだから、平均値を見てあまり参考にすべきじゃないとパパは言いますが。パパが調べた所によると、見方によっては(個人の伸び率など)いいのはJの方らしいよとも聞きましたが。
あと去年の夏に学校に見学に行ける機会があったので、C小学校とJ小学校に行きました(他にも私立も含めて3校見ていますが)。
見学会は学校によってやり方も違うし、私が都合つく日や時間帯によっても見れるものも違ってきたので、あまりそれだけで比べられないのですが、、、、
Cは夕方全校生徒が帰った後で、見学の為に6年生の生徒が数人残っていて案内してくれました。私はパパと子連れで行ったのですが、私達を案内してくれた女の子はとても優秀そうな子だったし学校ライフもとても充実していたようでした。中学は地元で一番の所に進学予定(中学について色々書きたいこともあるのでまた後日)。
それにたまたまちょっと会話する機会があった先生がいらしたのですが、比較的若い男の先生でしたが、教育熱心で、でも楽しく上手に教えてくれるような雰囲気があり、しかも生徒や親御さんからとても慕われている感じの方でした。(ちょうどそこにいたある保護者の方もこの先生を絶賛していた) その先生を見て、直感というか私視点ですが、こんな先生に教えられる生徒は幸せだろうな~と感じました。 私はルピがちょうどタイミング悪くトイレに行きたいと言い出し、すぐにその場を離れる事になってしまったのですが、パパがその先生と会話をその後も少ししたみたいで、パパも気に入っていたようでした。
Jの方も同時期に見学会がありました。Jの方は予約式の見学会で少人数で校長先生(女性)が案内してくれました。昼間みんなが授業中の時間帯で、パパにもどうしても見てもらいたくって予約をしたのに、予約の時に言われた時間と実際の時間が間違えられていて、結局パパはその日は出張でどうしても変更不可能で、私1人で(ルピはナーサリーで、レノンは抱っこ紐で)見学会に参加しました。
校長先生はとてもよい印象で、学校の雰囲気も設備も充分な感じでした。特に何も欠点は見当たりませんでした。授業中の生徒を直接見る事はできなくて、授業内容とか雰囲気はわかりませんでした。総合的に見れた部分、質問できた部分だけでいうと、本当可もなく不可もなくというのかな。とりあえずパパに見てもらえなかったのが残念。。
なんか、こうやって書いてるとC小学校に未練ありありな感じなんですが、もう住んでる場所からして無理です。
しかも、小学校の願書受付は去年11月から始まり、1月中で締め切られました。結果は4月初めです。
申し込みの時、やはりCには未練あったけれど、住んでいる場所からしてかなり無理なので、無理な所を第一希望に書いて第二と第三にも入れなかったら怖いので、無難にもうJと書くしかなかったです。
第3希望まで書く欄はあるのですが、いずれにしても、どこを書いても結果は目に見えるというか。
もう1点だけ、ルピをCに行かせてあげれなくて、残念だったのは、どうやらルピがナーサリーで仲良くしている女の子、特によく名前を聞く4人の女の子が見事みんなC小学校第一希望なのです。その4人はかなりC小学校近くに住んでいたり、お兄ちゃんが既に通っている子もいるし、ほぼ確実にCに入学するでしょう。
J小学校に入れそうな可能性の子は私が聞いている範囲ではルピのナーサリーでは今年は2人のみ、しかも男の子2人。。。
もともとお友達をそう簡単に作れない人見知りが激しいルピなのに、そっかあ、、、お友達みんな違う小学校ってかわいそう。。。。しかもみ んなCって凄い。みんなセレブだよ…あの地域に家持ってるなんて。。 しかも1つ上の学年で去年ナーサリーで仲良くしてくれてた女の子、私が知ってるだけで3人もC小学校だし…よりによってみんなCだ。。。他にも知ってる子何人かCに通ってるではないか!どうして、Cの知り合いが多いのにJの知り合いが近所の割には少ないのだろう…
もしルピに同じ小学校に入る予定のお友達を作っておいて欲しかったのなら、もっと近所のナーサリーに行かせればよかったんですがね。この近所(徒歩10分程)のナーサリーは確かにJ小学校の学区の子がとても多く通ってるはずです。でもこのナーサリーに行かせなかった理由、 (見学くらいはしておけばよかったですが)お遊びが基本のナーサリーと聞いていたので、私はモンテッソーリに入れたかったので、入れなかったのですけれどね。。。(その他、預ける時間が短かったり曜日の制限があったり)
わざわざ高いお金出してまでモンテッソーリに入れる必要もなかったのかな、、、人見知りのルピの為に、地元のナーサリーのが良かったのか な、、、と思った事もあったのだけれど、近所のママさんと以前集まった際、近所なのにこのナーサリーに子供を通わせた事ある人がその中にいなかったので、なんでかなって思って聞いたら、見学の問い合わせをしたら対応悪かったとか、あまりいいことを聞かなかったという事ので、(まあ運だとか合う合わないも人によってあるんだろうけれど)それを聞いたら、安心しました。うちだけじゃなかったって。必ずしもルピはそこに入れてなくてもよかったって思ったのでした。
それにしてもCにちょっと通わせてみたかったな、、、というのが本音。。。今更もうどうしようもないけれど。
さて結果は……
ルピは今度の9月からイギリスで言う小学校に通い始めます。
でも日本だとまだ現在ルピは年中の歳なんです。イギリスで小学校に通い始めるのは4歳になった9月、日本で言うと年中の9月からです。
公立の場合ですが、実際、学校に入った最初の年はReceptionと呼ばれます。
簡単に言うと小学校準備期間の1年とでも言うのかな。内容は幼稚園以上、小学校未満みたいなようです。その次の9月からYear1が始まり、 いわゆる「1年生」になります。そしてYear6(6年生)まで通います。Receptionは基本Year1以上と同じ敷地内に併設されてるし、大きな行事はYear1以上と一緒に行ったり、制服もYear1以上の子達と同じものを着るので、小学生扱いになります。学校にもよるかと思いますが登下校時間も最初の慣らしを除いて、殆ど上の子達と一緒になります。ただ、カリキュラムがまだお遊び中心だったりもするので幼稚園っぽいでしょうね。でも数字だとかアルファベットとか教え始められたりはするので、ずっとお遊びばかりではないようです。
で、ずっと過去の記事にも書きましたが、イギリスは下手したら、公立小学校に入る方が私立より難しいかもと言われるくらいなのです。ちょっと大袈裟かもしれないですが。
「良い」公立小学校に入るには本当に大変なのです。地域によっても全然変わって来るのでしょうが、ロンドンやロンドン近辺は特にものすごい競争率激しいようです。
逆に私立は稀にお受験があって入るところもあるにはあるそうですが、殆どの私立の小学校は学費さえ払えて定員が大丈夫なら入れるので、お金さえあれば入れちゃうという。。。でもその金額がものすごい大金なので一般家庭ではかなり狭き門なんですけれどね。。。
その「良い」公立小学校がなぜそんなに入学が難しいかと言うと、、、、
学区があってないようなものなんです。
まずどの公立小学校も定員が決まってます。定員はその年によって多少変わるものの、日本のようにこの地域に住んでたら絶対ここの小学校に入れると保証されてません。
じゃあその定員に入るにはどうやって決められるかというと、各学校によって優先順位は変わるのですが
- 学校(正門)からの距離
- 現在通っている兄姉がいるか
- 障害だとか特別な事情があるか など
あと、イギリスの公立小学校はイギリス国教(キリスト教/プロテスタント)の小学校もすごく沢山あるので、その小学校の場合はその信者優先 だったり、学校と併設される教会に通っている人が優先です。優先があるというだけでイギリス国教の小学校は他の宗教であったとしても問題なく入れるようです。
あとは同じキリスト教でもカソリックの小学校も多くあって、そちらの方がプロテスタントよりも入りにくかったりします。プロテスタントの方は信者じゃなくても入れる(学校に殆ど宗教色無し)事が多いですが、カソリックの方は信者の証明(洗礼を受けてるか)が必要だったりします。
それで「良い」公立小学校というのはやはり凄い人気があるので、関心のある親はその学校に子供を入学させたいが為に、その学校の近くに競って引っ越してきます。
(ここでは詳しくは省きますが、イギリスの家事情、日本と大きい違いは、気軽に自分の家を壊して新築に建て直す事ができないので、中古の家かもしくはたまに出る分譲住宅の新築を買うのが主です。新築は稀で殆どの人は中古です。しかも家の価格は基本(例外があるにしても)物価と共に上昇するので、たいていは買った時よりも高く売れます。その結果、同じ家に一生住む人は少なく、どんどんレベルアップしたりして引っ越しして行く人が多いです)
競って引っ越しする人が増えると、その人気ある学校の周りの家の価格はどんどん値上がっていくのです。買わなくても賃貸で一時的に住むのでもいいのですが、とにかく半端なく値上がって行くのです。そうすると、結局お金ある人が有利になってしまいます。
逆に、人気のない小学校もあります。どういう所にあるかというと、大抵は生活保護を受けてる人が多い地域にあります。そういう人達が住む専用の、市や街が管理しているマンションや住宅街があるので、そういう人が溜まっている地域が出来上がってしまいます。
結局生活保護を受けてる家庭は親が仕事してない人=怠けている人がとても多いという事です。仕事したくなくて保護が受けられちゃうこの国のゆりかごから墓場までの法律もいけないと思うのですけれどね。。。勿論中には本当に事故などで障がい者になってしまいやむおえずという方もいらっしゃるのでしょうが、多くは十代で妊娠して出産してる家庭、更に父親無しだとか、まともに仕事しない親の家庭だったり、問題がある家庭が集まってたりするのです。ドラッグをやってる、、、なんて親もたまにどこかの地域にはいるようで。。。
そうするとだいたいそこのお子さんも問題児が多い場合が多く、そういう子ばかりがどうしても集まってしまう小学校って、、、まともに働いて普通に生活してる家庭の親はあまりそういう所に自分の子供を入れたくないから。。。。
こういうのが現状なので、イギリスの公立小学校はすごい偏りが激しいです。特に都市ほどこういう差が激しいみたいです。
例えば私が住む街のC小学校は、この辺ではとにかくものすごい人気が高く、正門から200mくらいの所に住んでないと、入学が難しいと言われているくらい。ここの学校の為にわざわざロンドンや他の地域から引っ越してきてる人も沢山います。その学校は距離よりも兄弟が優先でもあるの で、お金ある人はとりあえず入学申請と選抜の期間にその地域に家を買ったり借りて住みます。そして一旦一番上の子が入学許可をもらうと、違うところに引っ越していったり元の家に戻ったりする人も現に多いです。とりあえず上の子が入れれば、下の子は違う地域に住んでいても、入学優先権があるので。兄弟優先の小学校は、殆どが兄弟で埋まってしまうので、通ってる兄弟がいない人はとにかく校門の少しでも近くに住まないと、漏れてしまう可能性が高いのです。
そして入学申請~許可が下りるまでの間は、その家には必ず住んでないといけなくて、勿論住んでいるという証明書なども出します。稀にアパートを間借りだけして、家具など置かず違う所に住んでる人もいるようで、でもバレたらそこで入学失格になります。
とにかくこのC小学校の人気ぶりは凄く、いかにもお金持ちの白人が多いです。そこまでしてその公立小学校に入れるのなら、私立の学費も払えるんじゃないの?って思うのですが、、、そのC小学校は本当ブランド品のように人気高いです。C小学校に入学許可をもらったお母さん達はとても鼻が高そう。
我が家はというと、、、、、
できれば、私個人的にはそのC小学校に入れたかったのですがね。人気ある理由は、やはり生徒の学力も高く、先生も良いという評判なんです。実際、学校のオープンデーに参加してそれは感じました。
でも、まずその小学校近辺に家を買うのが厳しかったのと、そして万が一買えたとしても、多分私やパパがその学校の親御さん達についていけないだろうねと思ったりもして。。。特に私が白人じゃないから、多分色んな意味でついていけないだろう、、、と思いました。残念だけれど。。。。 ルピも純白人じゃないし。。。 パパは人種は拘ってないけれど、パパ的にもCは堅苦しそうと言ってました。
それで、我が家は2年半ほど前に家を探す時、私達が住む街で、C小学校の次くらいに人気のあるJ小学校を選びました。親御さんによってはC小学校よりも断然J小学校の方がいいという人もいるのですけれどね。パパはJ派でした。
噂としてはCとJは全然雰囲気が違うようです。Cはセレブな親が多い感じに対して、Jはもっと庶民的で人種ももっと混ざっているみたいで す。そしてJ小学校の近くの方が我が家でも手に入る範囲内で家が買えたのが決めてでした。
もう今はJ小学校の学区に住んでいるので、J小学校は多分確実に入れそうです。Cの方は確実に遠くて入れないだろうし通っている兄弟いないし。。Jは距離優先なのでうちみたいに兄弟が通っていなくても学校からの距離で決まるので。
日本人で教育熱心な友人もJ小学校にいずれ息子さん(ルピより1歳下)を入れるためにうちの近所に引っ越してきたし、近所のママさん達もJ小学校に自分の子を通わせられてすごく良かったっていってるので、評判的にもこのエリアを選んで間違いなかったと思います。Cに子供を通わせている人でもJはいいらしいね~って言う人もいるくらいで…(だったらなんで簡単には住めないCの学区に住んでるのって思うんだけど)
ただ、今更本当にもうどうしようもないのですが、私はCもやっぱり本当は未練があります。
Cが良いという人の話を聞いたりすると、学力レベルが高いとか、先生にも働く場として人気がある小学校、という話を多く聞くのに対して、Jが良いという話を聞くと理由は、学力レベルとかよりも、「そこまで厳しくないから」とか「勉強勉強ばかりじゃないから」「森に行ったり課外授業を取り入れてる」「親御さんが接しやすい」みたいなのが理由。
ここだけの話、というか私のブログのテーマで読んで下さってる方ならなんとなくわかって下さると思いますが、やっぱり私的には学力レベル高いのは惹かれます。多少厳しくされても、小さいうちにある程度厳しくされるのは寧ろ良いかと。だって、厳しいっていってもイギリスの小学校の厳しさなんて知れてますから。。。あ、誰にもCは「厳しい」なんて一言も言われてないっけ、ただ多分Jよりも「勉強」という雰囲気はあるのかな あと印象があるのでした。
それと、イギリスの公立小学校は学力だとか学校の評価がデータとなってネット上で誰にでも閲覧できるようになっています。なので、それを見ると学校の評価はC小学校もJ小学校もすごく高いです。これはOfstedという機関が調査をしにきて詳しく評価を書いてネット上で見る事ができます。
学力は統一テストみたいなのがあり、その結果が書いてあります。英語、数学、科学の結果です。
それを見ると、C小学校はやっぱりJ小学校よりも結果がよいのです。Jも決して悪くないのですけれどね。幼児教育とかやってきてると、やっぱりどうしても少しでもレベルが高い、勉強熱心なイメージのある学校に憧れてしまいます。
でもテストの結果は結局一人一人違うのだから、平均値を見てあまり参考にすべきじゃないとパパは言いますが。パパが調べた所によると、見方によっては(個人の伸び率など)いいのはJの方らしいよとも聞きましたが。
あと去年の夏に学校に見学に行ける機会があったので、C小学校とJ小学校に行きました(他にも私立も含めて3校見ていますが)。
見学会は学校によってやり方も違うし、私が都合つく日や時間帯によっても見れるものも違ってきたので、あまりそれだけで比べられないのですが、、、、
Cは夕方全校生徒が帰った後で、見学の為に6年生の生徒が数人残っていて案内してくれました。私はパパと子連れで行ったのですが、私達を案内してくれた女の子はとても優秀そうな子だったし学校ライフもとても充実していたようでした。中学は地元で一番の所に進学予定(中学について色々書きたいこともあるのでまた後日)。
それにたまたまちょっと会話する機会があった先生がいらしたのですが、比較的若い男の先生でしたが、教育熱心で、でも楽しく上手に教えてくれるような雰囲気があり、しかも生徒や親御さんからとても慕われている感じの方でした。(ちょうどそこにいたある保護者の方もこの先生を絶賛していた) その先生を見て、直感というか私視点ですが、こんな先生に教えられる生徒は幸せだろうな~と感じました。 私はルピがちょうどタイミング悪くトイレに行きたいと言い出し、すぐにその場を離れる事になってしまったのですが、パパがその先生と会話をその後も少ししたみたいで、パパも気に入っていたようでした。
Jの方も同時期に見学会がありました。Jの方は予約式の見学会で少人数で校長先生(女性)が案内してくれました。昼間みんなが授業中の時間帯で、パパにもどうしても見てもらいたくって予約をしたのに、予約の時に言われた時間と実際の時間が間違えられていて、結局パパはその日は出張でどうしても変更不可能で、私1人で(ルピはナーサリーで、レノンは抱っこ紐で)見学会に参加しました。
校長先生はとてもよい印象で、学校の雰囲気も設備も充分な感じでした。特に何も欠点は見当たりませんでした。授業中の生徒を直接見る事はできなくて、授業内容とか雰囲気はわかりませんでした。総合的に見れた部分、質問できた部分だけでいうと、本当可もなく不可もなくというのかな。とりあえずパパに見てもらえなかったのが残念。。
なんか、こうやって書いてるとC小学校に未練ありありな感じなんですが、もう住んでる場所からして無理です。
しかも、小学校の願書受付は去年11月から始まり、1月中で締め切られました。結果は4月初めです。
申し込みの時、やはりCには未練あったけれど、住んでいる場所からしてかなり無理なので、無理な所を第一希望に書いて第二と第三にも入れなかったら怖いので、無難にもうJと書くしかなかったです。
第3希望まで書く欄はあるのですが、いずれにしても、どこを書いても結果は目に見えるというか。
もう1点だけ、ルピをCに行かせてあげれなくて、残念だったのは、どうやらルピがナーサリーで仲良くしている女の子、特によく名前を聞く4人の女の子が見事みんなC小学校第一希望なのです。その4人はかなりC小学校近くに住んでいたり、お兄ちゃんが既に通っている子もいるし、ほぼ確実にCに入学するでしょう。
J小学校に入れそうな可能性の子は私が聞いている範囲ではルピのナーサリーでは今年は2人のみ、しかも男の子2人。。。
もともとお友達をそう簡単に作れない人見知りが激しいルピなのに、そっかあ、、、お友達みんな違う小学校ってかわいそう。。。。しかもみ んなCって凄い。みんなセレブだよ…あの地域に家持ってるなんて。。 しかも1つ上の学年で去年ナーサリーで仲良くしてくれてた女の子、私が知ってるだけで3人もC小学校だし…よりによってみんなCだ。。。他にも知ってる子何人かCに通ってるではないか!どうして、Cの知り合いが多いのにJの知り合いが近所の割には少ないのだろう…
もしルピに同じ小学校に入る予定のお友達を作っておいて欲しかったのなら、もっと近所のナーサリーに行かせればよかったんですがね。この近所(徒歩10分程)のナーサリーは確かにJ小学校の学区の子がとても多く通ってるはずです。でもこのナーサリーに行かせなかった理由、 (見学くらいはしておけばよかったですが)お遊びが基本のナーサリーと聞いていたので、私はモンテッソーリに入れたかったので、入れなかったのですけれどね。。。(その他、預ける時間が短かったり曜日の制限があったり)
わざわざ高いお金出してまでモンテッソーリに入れる必要もなかったのかな、、、人見知りのルピの為に、地元のナーサリーのが良かったのか な、、、と思った事もあったのだけれど、近所のママさんと以前集まった際、近所なのにこのナーサリーに子供を通わせた事ある人がその中にいなかったので、なんでかなって思って聞いたら、見学の問い合わせをしたら対応悪かったとか、あまりいいことを聞かなかったという事ので、(まあ運だとか合う合わないも人によってあるんだろうけれど)それを聞いたら、安心しました。うちだけじゃなかったって。必ずしもルピはそこに入れてなくてもよかったって思ったのでした。
それにしてもCにちょっと通わせてみたかったな、、、というのが本音。。。今更もうどうしようもないけれど。
さて結果は……