たった数日前、遂に憧れのヴァイオリンレッスンをルピが開始しました。

憧れって、私の憧れだったのですけれどね。。


私はずっとピアノを専門にやっていたのですが、子供の頃から実は弦楽器にずっと憧れがありました。

だから自分の子には是非ヴァイオリンをやらせたいと心の隅で願っていました。

そしてとうとう、本当に娘がヴァイオリンレッスンを受ける事になって、私、すっごく今嬉しいです♡


でもここまで来るのに、色んな努力や下積みや根回しというか洗脳というか苦労が色々ありました…


ヴァイオリンを見た事もない子をいきなりレッスンに連れていくわけにはいかないし、無理強いはしたくなかったし、興味を持たせる為に、家でクラシック音楽を聞いたり、楽器カードを使ったり、演奏をYou Tubeなどでみせたり、出来る事はしてきました。

特にルピと同じくらいの歳の子の演奏を映像でみせる事が一番印象深かったようです。


普段からクラシック音楽は我が家ではよく聞いていたこともあり、幸運にもルピは楽器に興味もつのがものすごく早く、家にあるアップライトピアノやおもちゃの楽器も喜んで触っていましたし、家でも外出先でも音楽が流れれば「これはチェロだね」「トランペットだ!」「フルートなのにピッコロみたいだね」などと、聞き分けられるようにもなっていました。

普段から音楽に合わせて歌ったり踊ったりも大好きな子でした。


なので、ルピが音楽に興味を持っているうちに、是非とも何か本格的に楽器を始めたいと真剣に考えるようになりました。パパは楽器は何もできない人ですが、そんなルピの反応にはとても感心してくれていました。

ルピ自身はピアノ好き、ヴァイオリン好きと言ってましたが、先生に習うという事に関しては理解してるのかしてないのか微妙で、「上手に弾けるようになりたい」と言うこともあれば、別の日には「ルピちゃんもうヴァイオリン弾けるからいい(それはおもちゃのヴァイオリンだろうが)」「ピアノももう弾けるから(それは自作のでたらめ曲だろ)」「ママに教えてもらうから」と言って先生に教えてもらうという事を理解してないのか拒否してるのか、微妙な事もありましたが…



でも、どこで、どうやって、誰に教えてもらえるのか…

最初は情報が無さ過ぎでした。日本だったらとりあえず、まずは大手のヤマハとかスズキメソードとか、昔の音楽仲間とか、漠然と聞く宛はあったのですが、イギリスでは一体どうしたら…というところからのスタートでした。。。


最初はやはりネットで探したのですが、「詳しくは直接電話して下さい」と書いてあると、大抵英語の壁で私は消極的になるし…

日本に里帰りした際、私が音楽全般で昔すごくお世話になった恩師にお会いする機会があり、ルピの事も少し話しました。そしたら、とにかく一刻も早く何か始めれるといいね、という事だったので、やっぱり積極的に先生を見つけるしかないと思い、イギリスに戻ってきてから、新年を目処に始められそうな所を探し始めました。


ピアノかヴァイオリンか…

まずだいたいどこも、5歳以上しか受け付けてもらえないし…
日本だと2歳3歳でも早いところはあるのに…

パパはピアノの方がとりあえず音もヴァイオリンよりは出しやすいし、やる気にさせれるしいいんじゃない?と。。。ヴァイオリンは音を聞いて嫌になっちゃわないかと心配していました。。

音楽の仕事をしている妹に相談しても、ヴァイオリンは本当にものすごい大変だよ…音を出す事も、楽器を買い替える事も、何から何迄…と散々聞かされて、一瞬ヴァイオリンは諦めそうにもなりました。。。



でも、やっぱりせっかくだからヴァイオリンをやらせたいと諦めきれなくって。。。

私の目的はルピをプロにさせたいとかではなく、まずは何か楽器ができるようになって欲しい、楽器を弾く事によって養われる、集中力だとか、脳の発達、耳の発達など、そちらにすごく興味がありました。

って、私も小さい頃からピアノやってきて、その結果どうなのか?って突っ込まれたら焦りますが…(汗) 私は音楽で自分が成功できなかった理由、他の発達も大した事なかった理由もわかってるので、ルピは二の舞にならないようにしてあげたいとは思っています。


とにかくルピが興味持ってるうちに始めさせたくて、なんならずっと好きでいてもらえるようにはしたいと思っています。なので無理な押しつけは絶対いけないと思っています。


将来的にルピがどういう方向に進みたくなるかは、まだ全く検討つかないし、正直、ヴァイオリンのプロの道に進みたいと言い出したら、我が家の家計では厳し過ぎると思うので、その時はどうなるかわかりませんが… かといって、ずっとお遊びで適当にレッスンをやらせるのも困るし。。。バランスが難しいのですが。。


そういう意味ではヴァイオリンを始めてどうなるのかという心配もあるのですが、考え出したら何も始まらないし、幸運にもイギリスは日本ほどヴァイオリンは敷居が高くなさそうな所が救いでした。



長くなったので続きはまた書きます。