私自身、小さい頃から音楽に携わる環境で育ちピアノのレッスンはけっこうスパルタな所で習ってきました。作曲を習ったり合唱団にも入っていたりブラスバン ドでクラリネットをやったりなどなど。。まあ色々あって私は音楽の道には進まなかった(進めなかった)のですが。。。

和音になると以前よりも随分レベルは下がったけれど絶対音感も一応持っています。

それで自分の子供達に絶対音感をつけたいかというと、できる物なら持ってて欲しい才能です。持っていてくれたら確かに嬉しいです。でも自分も持ってるか らってそんなにすごい得したかといったらどうなんだろうとは思います。。。音楽の仕事をしていたら役に立っただろうけれど、そうでないと困る事もありませ ん。まあ、子供に童謡などピアノでさらっと弾いてあげて喜んでもらえるのは今のところ役だっているかなってくらい。。

でも、毎日努力して絶対音感のレッスンを家でやってあげられる自信はありません。

私自身が絶対音感の為に特別なレッスンを受けたり毎日練習したわけではなく、ピアノやリズムやソルフェージュのレッスンをしていく間に、自然に身に付いて 行った事で、どうやって教えていいかわからなくって(汗)  日本で有名な本を購入して旗を使ってやる方法も考えた時期もあり、そのメソッドでされてる方 のブログにもお邪魔して、自分なりにリサーチしてましたが、そんなに毎日コツコツと私がやっていけるわけがなく(汗)


とりあえず、絶対音感に拘らず、音楽全般に親しくなってもらう方がまず大事かなという方向で、できる範囲内でやっていくことにしました。


私の場合、憧れがあって、自分の子にはバイオリン習わせたいなあって。。。

ピアノよりもずっと音を出すのが難しいし、現実的にお金もかかるわけだし、そう気軽にできるものじゃないのですけれどね。でも憧れは憧れ。やれるところまでやってみてもいいんじゃない?って思って。バイオリンは日本でレッスンに行く程敷居が高くない印象もあるので。


でも、ピアノもバイオリンも、3歳前から習えるような場所が私の知ってる限りイギリスではありません。もしかしたら、ロンドンまで行けば日本人の先生など でいらっしゃるかもしれないですけれど。私自身は弦楽器に憧れはずっとあった物の、習った事はないので、知識があまりありません。どうやって導入していっ てよいかわからず、気持ちだけが焦ってきていた時、あるブロガーさんが親身になって相談にのって下さいました。

(すみません。きっと読んで下さってると思うのですが事前にお名前出してよいかお尋ねできずご許可戴いていなかったので一応お名前は控えさせ ていただきますね)


目からうろこなお話を色々お聞きしましたので、私ができる範囲内でぼちぼち取り入れています。


まず、バイオリンをやらせたかったら、ルピにバイオリンに興味をもたせる事が大切ですよね。いきなり「明日からレッスンいくよー」って言っても何それ?って感じですし。


そこで、そのブロガーさんのアドバイスや、自分の経験などから考えて、以前から我が家で取り入れている事を書いておこうと思います。



○日頃からクラシック音楽を家で聴く
これはルピが生まれた時から(もっと言えばその前から)我が家ではよくクラシック音楽が流れています。もともと私もパパも好きなので、車の中や食事中や普通に家事やってる時なんかもよく流しています。


○できれば本物の楽器を触らせる
うちにはアップライトピアノと、タンバリン、マラカス、トライアングル、カスタネット、木琴、グロッケン、、、くらいですが小さい頃から触る機会がないの とあるのではやはり違うと思います。でもピアノは私が弾く所を見せたいのですが、私が弾くと殆どいつも邪魔されるので、まともに演奏を聴かせられていませ ん…  何かを教えようとするとほぼ抵抗されえ終わるので、先は長いです。ただ、ピアノでも音の高低があるという事は早いうちから教えていました。「高い音=お星 様みたいだねえ。奇麗だね~」「低い音=ごろごろ、わーーかみなりだーー/サメが来たー」って感じで。そろそろ、フォルテ、ピアノ、クレッシェンド、デク レッシェンドくらいは教えていこうと思います。


○楽器の絵カードを活用
公文から出ている楽器の絵カード、我が家では大活躍です。最初はフラッシュカードとして使っていた時期もあったのですが、その後は食事中などクラシックが 流れている時に「これはバイオリンの音だよ」などと言って、このカードを見せたりしていました。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの違いはルピも すごく興味を持って、大きさや音の高低の違いも説明し、最近はルピも音の区別ができるようになりました。本物のコントラバスを見た事もあるので、立って演 奏する事も理解できているようです。
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○公文の絵カードの附属のCDを聴く
上記の公文の楽器の絵カードに一緒に入っていたCD、3歳過ぎたくらいからよく家で聴くようになり、車でも最近はよくルピのリクエストでかけています。ル ピのお気に入りです。これのお陰で随分ルピが楽器の音の区別が出来てきているようです。普段、家で色んなクラシックを聴いていますが、私でも区別がしにく い楽器もあるので、ルピだとまだまだですが、初めて聞くオーケストラの曲でもルピが「これバイオリン!」「ピアノだよ!」って音あてっこやるようになりま した。お店等で流れてくる音にもいつの間にか耳を傾けているようで、よくお聴いてるなあと感心することも。


○おもちゃのバイオリンを触らせる
ルピがまだ赤ちゃんの頃に、たまたま戴いたおもちゃのバイオリンが我が家にありました(日本のもの)。いつお披露目しようかとずっと新品のまましまって あったのですが、ちょうど楽器に興味を持ってきていたので3歳のお誕生日の一つとしてプレゼントしました。音は偽物ですが、大きさはほぼ実物大だと思いま す。自動演奏バージョンは自分で弾いているつもりになるだけですが、一応弓でこすると一音ずつ音がでるバージョ ンに切り替えられるので、こする部分は一緒で全くバイオリンの知識無しでも、弾いてるつもりになれます。おもちゃの楽器は音が中途半端だし、、、とあまり好きではなかったのですが、せっかく戴いたので、、、とキープしておいてよかったです。本当ただのおもちゃでどうしようもないものですが、3歳児にはウケがよ かったです。前以上にバイオリンに興味を持ってくれたのは確かです。



とにかく、無理矢理じゃなく、楽しませて自然に興味をもたせる事がまず親の仕事だとしみじみ思いました。

まだまだあるのですが、長くなるので今日はここまで。。。。