自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)に立候補する意向を固めた。

高市氏を支持する保守系のグループが21日夜、高市氏を交え、出馬を巡って協議した。会合後、記者団の取材に応じた山田宏参院議員らによると、高市氏は「力強い日本をつくっていくという目的に向かって、しっかり頑張っていく。ぜひ一緒に戦ってほしい」と出馬の決意を表明したという。山田氏は、出馬に必要な推薦人20人の確保のめどはついたとの認識を示し、「来週中には決意表明があるのではないか」と述べ

高市氏が出馬すれば、前回2021年の総裁選に続き2回目となる。前回選で、安倍晋三元首相の支援を得た高市氏は野田聖子元総務相と並び、女性候補として出馬。結果は4人中3位だったものの、国会議員票では岸田文雄首相に次ぐ票を獲得し、議員を中心に支持を集めた。

 高市氏は神戸大卒。松下政経塾生、民放キャスターを経て1993年に衆院初当選。沖縄・北方担当相、自民党政調会長、総務相などを歴任した。