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風の時代の絵本ナビゲーター lupinusです
絵本「ルピナスさん」(原題:Miss Rhumphius)から
魂のミッションを受け取り、
潜在意識との対話から得た気づき、人の素晴らしさと世界の美しさをお伝えしています。
「ルピナスさん」については → こちら
9月、長月になりました。
「長月」の語源は、
「よながづき(夜長月)」
説が有力だとかで、他には
「ながめづき(長雨月)」「いねかりづき(稲刈り月)」「
などの説があるそうです。
どの説を採用するにせよ、季節の移ろい、「行き会い」を「なが」
暦を大切にしてきた人たちの感性に、いつも驚かされます。
ちなみに、今晩のぼる月は、明日9/7明け方に下弦の月となります。
満月から新月への「行き会い」の時です。
*参考文献
「暦の風景」青菁社
「歳時記カレンダー」 シーガル
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連載3回目です。
ちょっと間が空いてしまいました💦
移りゆく季節の表現に、
「行き会いの季節」
という言葉があることを知りました。
この言葉を教えてくれたナチュラリスト高柳芳恵さんの講演からの気づき、想いを綴っています。
その①では
絵本「ゆうぐれのさんぽ」をご紹介しました。
今この時期にしか出会えない風景を描いた作品です。
その②では
「行き会い」の豊かさについて、月とともに考えました。
「暦の風景」を読んでいたら、こちらにも「ゆきあひ」
どうやら「行き合う」とも書くようです。
もしかしたら、
夏の風と秋の涼風が同居する立秋の頃の風
はるばる訪れた秋の雲と夏の雲が何やら語り合うような空
を「行き合いの空」と表現した とあります。
「行き合い」は出会いをあらわし、
「行き会い」「行き合い」
どちらの字も素敵です。
この記事では、最初に出会ったほうの「行き会い」のまますすめます。
移りゆく季節は、寂しさをともなうとばかり思っていましたが、夏と秋は語らい、移ろいを楽しんでいるとは。
夏と秋が出会う季節。
自分がその一面を受け取っていなかっただけで、実は豊かさや喜びに満ちている時期だったのだと、ひとりで感心してしまいました。
ある一点、ある時点だけでなく、継続して観察し、
高柳さんが、ひとつの問いを投げかけられました。
「夜咲く花は、なぜこの時期多いのか?」
高柳さんは、自分の足で、目で、実際に確かめてほしいと、
この時期の夜は、ちいさな命が懸命に、
それが、ヒントになりそうです。
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ですから、リアルだけ、目に見えるものだけがよいとも、それだけがすべてとも、思いません。
けれど、私は、自分の五感を研ぎ澄ませ、感じる「体験」だけは、常に忘れずにいたいと思うのです。
それは、自分とつながり、本当の自分でいることそのもの。
本当の自分は、ありのまま、素のままで、この地球上だからこそできる「体験」がしたくて生まれてきているはずだと、信じているからです。