悲しいお別れをしたこともありました。
周りは色々言うけど
子供については 自然に任せて
体力が心配になってきたり
一般的にリスクが高いと言われる年齢になれば
治療も視野に入れて考えれば良いよね。
と、結婚同様、自分たちのペースでとお互いにゆっくりのつもりでした。
なのでわかった時は嬉しさも二倍‼︎
その分、以前の悲しい経験から手放しで喜べない不安な日々を過ごしました。
双子妊娠に安定期はないと思って欲しい。
最初に先生に言われた言葉です。
単胎妊娠に比べ、多胎妊娠はリスクが大きいといわれています。
本来は1人を育てるためのお腹の中で二人を
育てるので内蔵にかかる負担も大きいし,貧血にもなりやすい。
妊娠中毒症にもかかりやすいそう。
2人入ってるお腹は重くて子宮口に負担がかかるため早産になりやすく
病院によっては早産防止のため双子ママ全員に子宮口をしばる手術(シロッカー)をしているところもあります。
こういった理由で,双子の妊婦検診の回数を増やしている病院が多いようです。
一卵性と二卵性は皆さんご存知かと思いますが、一卵性の場合、本来一人の赤ちゃんになるはずの受精卵が2つにわかれたものなのでDNAが同じ。
従って性別も血液型も同じ、つむじやあざの位置、指紋なども酷似しています。
双子と言えば皆さんがイメージする、そっくりな双子です。
二卵性の場合は、同時に2つの卵にそれぞれ精子が受精したものなのでたまたま同じ時期にお腹にいただけの「きょうだい」のようなものです。
なのでDNAも違うし、性別や血液型が異なる場合もあります。
つまり「一卵性の男の子と女の子の双子」は存在しません。
一卵性双生児の場合は偶然できるのですが(だいたい1000組に4組の割合だそう)
二卵性の場合はホルモンに関係するそうなので、体質が遺伝したり、年令があがるごとに
ホルモン量が増加するので経産婦に多いんだそうです。不妊治療も影響します。
近年、二卵性双生児の数が増えてきているのもそういう理由からだそう。
双子を妊娠して初めて知ったのが毛膜性の違い。
・二絨毛膜二羊膜双胎…胎盤が2つ、赤ちゃんのお部屋が2つ
・一絨毛膜二羊膜双胎…胎盤が1つ、赤ちゃんのお部屋が2つ
・一絨毛膜一羊膜双胎…胎盤が1つ、赤ちゃんのお部屋が1つ
もし、胎盤が1つだと、栄養や血液を1つのルートで分け合わないといけない。
そして双体間輸血症候群といって、血液供給のバランスが崩れ、片方の赤ちゃんに血がいきわたりすぎ、もう片方の赤ちゃんには血がいきわたらない…そんなことも発生するらしい。
また、片方の赤ちゃんが残念な結果になってしまった場合、もう一方の赤ちゃんも影響を受けてしまう。
さらにお部屋が1つだと、お互いのへその緒が絡まって危険ということも。
私の場合は二卵性なので一番リスクの低い、それぞれがそれぞれの部屋で胎盤も共有はしていないパターン。
私が一番心配していたのはバニシングツイン。
妊娠の早い時期に,双子のうちの一人が
自然にいなくなってしまう現象のこと。普通なら「流産」ということになるのですが、
双子の場合は子宮に自然に吸収されてしまい、もう一人の子は元気に育つのだそうです。
それから管理入院。
管理入院とは、特に悪いところがないけど双子だし心配だからとりあえず入院しといてね~、
という制度です。病院によって方針が異なり、8ヶ月に入ったら全員強制的に
入院させられちゃうところもあるし、必要ないと判断されるところもあります。
出産はNICUのある病院に限定されます。
個人のクリニックなどではほとんどない設備。私が住む地域のNICU事情もとても深刻なものですが、私はたまたま友人が2人、しかも産科とNICUで働く大学病院への紹介状を書いていただけたので、そちらへ行くことに。
実家から車で20分くらいです。環境もとても大事。
もし皆さんの身近に双子ママがいらっしゃったら、「一度で済んでいいね!」「年子より楽で良いよ‼︎」みたいなことは言わないであげてください。
ただでさえ妊娠生活が大変な上、この先新生児が二人も一度にやってくるというわけで,自分の体力はもつのか、将来は経済的に大丈夫なのか、平等に世話ができるのかなど。。。
確かにhappyですが、それだけでは済まないのが現実です。
神様に祈ってやっと双子!って場合は別として大抵は「寝耳に水」ですから。
それから、とても親しい場合は別として「薬使ったの?」「不妊治療してたの?」っていうのもあまり気分の良いものではないですね。
どちらにしたって授かりものです。大事な命です。
ごくフツーに祝福していただければ嬉しいです。
長々と双子妊娠について書きましたが、不安とともに喜びももちろん沢山あります。
少なくないリスクや知識も含めてマタニティlifeを楽しめるように自分なりに努力して行きたいと思います。