鬼籍に入りました | Lupin 孤高のブログ (Stand Alone)

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日に3度のめしが食えて 手足をゆっくり伸ばして寝られるベッドがある
昨日と変わらぬ今日が来て 今日と変わらぬ明日が来る
一杯のカップラ-メンで満たされる時 ・・  幸せ

昨日 5月3日

女房の母が亡くなりました

 

5月4日が満91歳の誕生日だったので

90年と365日の人生でした

 

 

 

2015年の1月に義父と共に

羽村の老人ホームに入居して約10年

経っていました

 

 

 

途中から認知症が始まりましたが

同じ事を何度も何度も繰り返し聞くくらいで

認知症としては 他に全く問題行動は無く

 

「私はこんな所で暮らして何の心配も無いの」

と  本人も至って上機嫌

 

 

掛け替えのない人の死など

辛い事もありましたが

直ぐに忘れてしまい 

いつも朗らかで楽しそうな日々でした

 

 

こういう認知症ならそれもかえっていいかなぁ 

とも思えました

 

 

 

ただ一つ困ったことは

答えづらい事でも繰り返し何度も聞く事と

奔放な発言で周りがハラハラする事はありました

 

 

 

 

 

昨年脳梗塞を起こしてから

寝ている事が多くなり

今年に入ってからは食事もあまり取れなくなり

ほとんどしゃべれなくなりました

 


2月に行った時 施設にバンド演奏の訪問

ありそれを見に車いすでロビ-に連れて行き

なんとも嬉しそうな笑顔になりました

俺が見た最後の笑顔でした

 

 

2週間ほど前高熱が出て 

恐らく誤嚥性肺炎じゃないかと思いますが

 

それ以降 飲まず喰わず

一度とろみの紅茶を飲ませてもらいましたが

また熱が出たので 止めました

 

 

結局ほぼ2週間 絶食になりました

点滴、人工呼吸等一切の延命処置はせず

体力の尽きるまで 

蝋燭の炎が消えるように息を引き取りました

 

 

5年前に亡くなった義父は最後点滴などで

水分補給などされていたそうだが

そのせいなのか 

死の直前は相当苦しそうだったらしいのです

 

 

 

 

義母の場合は 女房も臨終だと気づかず

何事も無いかのように静かに息を引き取った

との事でした

 

医療では1日でも長く生きながらえさす事が

第一で 家族もそれ望むと考えますが

どっちみち"死"は免れません

 

延命治療無しは 正解だったようです

 

 

 

 

90年と365日の永い時  

ご苦労様でした

 

鬼籍に入籍いたしました

 

 

 

 

 

 

喜び悲しみ繰り返し

生まれ変わってめぐり合うよ