【ツヨシは今、認知症の診断を受けて要介護2。

生存率10%と言われた重度の急性膵炎から持ち直し

落ちた機能を復活すべく老健に入所中です】

 

【登場人物】

 

ツヨシ…カベ子の父親。老健に入所中。認知症要介護2。

カベ子…ブログを書いている人。

アキくん…カベ子の旦那さん。

カベ男…カベ子の弟。電柱みたいに何にもしてくれない。

幸子さん…カベ男のお嫁さん。

凜ちゃん…カベ男と幸子さんの赤さん歩くラブラブ

1号、2号、3号…8歳ニコニコラブラブ、6歳ニコ音譜、4歳照れラブラブになるカベ子の子どもたち

 

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こちらは未来ブログなので

ツヨシの脳梗塞の進捗はまだわかっていません。

このブログがアップされる頃には

なんらかの進展があると思うのですが

今回も少し別のお話をさせてください。

 

老健に入っていたツヨシが脳梗塞になり。

緊急対応の違いや認知症の薬を知らぬ間に休薬していたことを知り。

知らなかったとはいえ、

その瞬間は納得がいかずモヤッとしていました。

 

ある知り合いの看護師さんに

久しぶりにあったので

この出来事をお話したら。

 

老健はお金を使わないようにする傾向にある

 

ということを教えてくれました。

ツヨシの脳梗塞が落ち着いて

薬が処方されて退院してきても

老健のドクター判断で減らされるかもしれないと言われました。

 

決められた予算の中から薬は出されるから

赤字になってまで薬は処方しないのもわかるので。

老健に戻るなら

薬の処方だって任せるしかありません。

 

希望を言ってOKでれば実費で薬が処方できる老健もあるようですが。

ツヨシの老健は実費で薬を処方するのはNGな施設だと思います。

薬管理はドクターがしますってしつこいくらい言っていたので。

 

色々思うところはあり

知り合いの看護師さんに話してみたら

 

自分の親の看取りの時の話をしてくれました。

ツヨシと割と似たような状況だったのですが

 

若い年齢の割に不摂生がたたり臓器はボロボロだったそうで

治療してちょっと長生きしても意味がないと兄弟で判断し

生かす治療は一切しないと決めて

親にも治療は一切しない、延命もしない

とハッキリと伝えたそうです。

 

その代わり、家族との時間を

過ごせるだけ一緒に過ごし

親の看取りをしたそうです。

 

イチイチ入院して過ごせる時間が取れないよりも

人生が短くても

沢山思い出を作るということを

大切にしたのかなと思います。

 

知り合い看護師さん

「老健に入ったんなら口出しせずに

老健にすべて任せたほうがいいですよ~」

 

そう言われました。

 

 

 

 

この時のアキくんの意見もあるんだけど。

もう、なるべくしてこうなったんだし。

 

看取り経験者のお話を聞きながら。

 

私もまた

色々考えるところがあります。

 

理想を追い求めたらキリがなくて。

脳梗塞のことだって。

機能を落とさないように頑張ることが

大事だって思っていたけれど。

 

施設に入所するだけで

もう在宅の時より楽しいことはない世界で

中途半端に機能の低下を防いだところで

楽しくない現世を長生きさせることが

正しかったのかは疑問に思い始め。

 

もしかしたら

老健のドクターの指示を聞いて

様子見をして

今以上に機能が低下して

結果死期が早まるなら

不便に長生きするより

そっちの方が良かったのかな・・・

 

そんな風に思うことがあるんです。

 

ツヨシにお金があって

グループホームに行けて

もう少し自由で便利な生活を

させてあげることができるなら

また違うんだろうけど。

 

ツヨシが望んだケセラセラの末に

辿り着いているこの世界で

ツヨシは長生きしたいと思うかな?

そんなことを考えています。

 

アキくんは

「もう、俺も幸子さんも、おそらく、カベ男くんも

お父ちゃんの死への覚悟はできてる。

でも、かべ子ちゃんが後悔しない為に

お父ちゃんにしてやりたい気持ちを

誰も否定はしないし

今後も同じようなことが起こって

医師の様子見だという判断を

押し切って通院させたいっていうんなら

それを、かべ子ちゃんが望むならみんなで叶えたいと

みんな思ってると思う。

 

でも、

お父ちゃんを本人が望んできた

ケセラセラの希望通り看取ろうと

かべ子ちゃんが決心することも

みんな待っていると思う」

 

言い方は違うけど

そんなことをアキくんに言われました。

 

ツヨシの望む自分の人生ってなんだろう

本人は80歳まで生きないとは

いつも言っていたし

延命治療もしなくていいと言ってました。

 

幅広く考えるなら

今回の脳梗塞だって

延命治療しなくていいっていう

意思に入るんじゃないかなと。

 

だってツヨシの脳梗塞は治せないし。

悪化した機能はリハビリで

復活する範囲でしか戻らないので。

 

抗わずに人生を終えたいツヨシの

希望を組んだ行動だったのか

ちょっと考えています。

 

延命をしないって意味を

看取りに入ったか

死にそうになるその瞬間だけのことと

思っていました。

今は、看取りになるまでの過程で起きることも

入るんだなぁと考えてます。

その人らしく生きていくって

どういうことなんでしょうね。

これからも模索しながらいくと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。