ジーンの人工内耳の手術前日。
この日から入院するため、会社に介護休暇をもらって(会社にはいろいろな思いがあるけど、これにはひたすら感謝)付き添い。
完全看護の病院だけど、こどもたちばかりの病棟だし、赤ちゃんも多いためか、夜通し付き添っている父母、祖父母の姿が目立つ。
私としては、手術前日と当日くらいは泊まり込みかな、
そのあとは通いで朝から寝かしつけまでいればいいだろう、
と考えていたが、甘かった。
一瞬でも離れると大騒ぎ、
そしてめちゃくちゃ暴れん坊で柵によじ登りかねないジーン
(しかもまだ傷が完全に塞がっていない)を一人にしておくわけにといかず、
退院までの一週間まるまる泊まり込むはめに。
大部屋のベッド脇に置かれた長椅子で眠るので不眠で背中も肩もガチガチ。
唯一の救いは、W杯がロシアであったため、時差で夜中から明け方の試合が多かったこと。
不眠のお供に、そっとミュートで中継を見る。
ときには変な時間に目が覚めたジーンも一緒に観戦。
神プレーをたくさん拝めました。
夫は時短で働きながらおねいの送り迎え、
食事に寝かしつけなどワンオペで回してもらっており
ほとんど見舞いには来られず。
病棟内への飲食物持ち込み禁止のため、私の食事中は昼に見舞いにくる私の母や父にジーンをみてもらう。
朝と夜はほぼ絶食。
ほんの少しだけダイエットに成功。
(すぐリバウンド)
そんな入院生活でした。
手術当日は午後14時の手術開始予定時刻に合わせ
朝食は小さなおせんべいのみ。
回りの子たちのような朝御飯じゃないためか、
こんなのいらん、とほぼ食べない。
水も11時には飲めなくなり、そこから麻酔のための安静剤を飲むまでの三時間弱の機嫌の悪さときたら。
病棟にただよう昼御飯の匂いに泣きわめいたり、
まだ何も理解できないジーンには辛い時間。
大好きなトトロのノートを握りしめ
私の父にずっと病棟内の廊下をバギーで押してもらったりしてなんとかやり過ごす。
長いぐずりのせいもあって、安静剤を飲んでからコロンと眠ってしまい、
1420ころ、手術室へ寝たまま入る。
私は手術室脇の待ち合い室から出ないようにと言われ、
することもなく、長椅子で仮眠。
次に呼ばれたのは手術が終わった1800前。
執刀してくれた主治医と担当のSTの先生から説明を受ける。
「成功しました。ただ、頭蓋骨の骨が薄すぎて削れず、頭蓋骨の上に受信コイル部分をおいてます」
とゆうような話。
え?大丈夫なの?とも思ったが、筋肉などの皮下組織がコイルと癒着するので大丈夫だとか。
この日は19時ころにやっと麻酔から覚めたジーンとベッドごと病棟に戻る。
手術跡をさわらないよう、腕をベッドに拘束され、
全身麻酔の副作用で枯らした声で手負いの獣のような泣き方をするジーン。
さすがにこちらの心も痛む。
ジーンのためを思って選択した手術だけど、
こんな小さな体にしなくてもいい、辛い思いをさせてしまったのではないか。
麻酔の影響で吐き戻したりするジーンを抱いたりさすったりして、夜は更け。
これも麻酔の影響からか、落ち着いたジーンは一日絶食しているのに、
夕飯も食べずこんこんとよく眠りました。