前の記事で、基本的な配線の説明が欠落してたかと思ったので、補足します!



基本的な配線の考え方として



通常、ストラトの3つのピックアップのマイナスの線は全てアースに繋がっています。


これがポジション①



センターピックアップのマイナスの線をスイッチできりかえて…


アースではなくピックアップセレクターのリアにつなげ…

(リアピックアップのプラスと同じ端子に繋げます。)


セレクターをセンターにすると


センターピックアップからリアピックアップに直列でつながるのでハムバッカーな配線になります。



結構太くもっさりした音。


セレクターをフロント+センターのハーフトーンポジションにすると、フロントとSRH(センターリアハムバッキング)とのハーフトーンになります。



PU3つとも鳴ってる状態。


これ、結構使える音になります!


これがポジション②




同じように、センターピックアップのマイナスをピックアップセレクターのフロント端子にフロントのプラスと一緒に繋げると…


センターピックアップからフロントピックアップに直列でつながるハムバッカーな配線になります。



SRHより、さらにもっさり甘い音。


これで、セレクターをセンター+リアのハーフトーンポジションにすると、リアとSFH(センターフロントハムバッキング)のハーフトーンになります。



これは逆にハイが増して、さらにテレキャス感があるジャキっとしたハーフトーンでこれまた良いです。


これがポジション③




フロント+リアピックアップが同時に鳴る配線を実現するため…


フロントピックアップが常に鳴るように…


スイッチでフロントピックアップのプラスをボリュームポットのインプットに直接繋ぎます。


これで、ピックアップセレクターをリアにすると

フロント+リア




センター+リアのハーフトーンの位置にすると

フロント+センター+リア

の3ピックアップが同時に鳴るセッティングになります。




これがポジション④



これはスイッチポットやミニスイッチなどでも配線出来ますが…



全て一辺に実現するのにロータリースイッチを選んで見ました。



今回は3回路4端子で行いましたが…


2回路4端子でも大丈夫です!



実際の配線は前の記事にも書きましたが…


A→センターPUコールド(マイナス)

①→アース

②→リアホット

③→フロントホット

④→アース


B→使わない(T ^ T)


C→フロントPUホット

①〜③未接続

④→Vポット





これで、


1.フロント

2.フロントハーフトーン

3.センター

4.リアハーフトーン

5.リア

6.SFH(フロント+センターハム)

7.SRH(リア+センターハム)

8.フロント+センター+リア

9.フロント+リア

10.フロント+SRH

11.リア+SFH


の11種配列が実現できます。


ストラトの外見は変わりませんが、マスタートーンになっちゃいますね。

あ!あとRWRPかどうかで音色も変わると思われます!

そこまで実験出来ませなんだが
(^◇^;)

RWRP=センターPU逆巻き・逆磁極(Reverse wind, Reverse polarity、略してRwRp



ロータリースイッチ、Amazonで売ってますわね。

↓3回路4端子

レコーディングで使いましたが、結構使い手ありますぜ!


何か不明点あればご質問ください!