突如現れたGrecoのレスポール




弦もサビつき、ホコリを被って一見見窄らしい風貌だったそのギター…



お前はいったい誰なのか??



そのホコリを落としてゆくにつれ…



驚愕の正体を現してゆく…



のかな?



という事で、まずはバラして細かいスペックを見てみてみましょう。



まず目につくのはGrecoの最高傑作として名高い



DRYピックアップ




フロントに貼ってあるシールは「DRY」の表記…



これはオープンピックアップにのみ貼られるシールかと思われます。



裏面にもDRYのシール…



フロントキャビティにはチラリとディープジョイントも見られます(≧∇≦)



カラーはおそらくFBS…

ファイデッド・ブラウン・サンバースト!



カタログには…



オリジナルでは時々見かける深いレッドの褪色カラー…



ゴールドの説明が口が悪くてww

「どこかのブランドに塗られているドブネズミゴールドではない…」ww

口悪っww

時代ですなぁww



トップのフレイムは…




この時代に多かった細かい目のフレイムで…



ブックマッチになっております。



…安いモデルには表面だけフレイムの入ったメイプルを貼った「ラミネイトトップ」が存在しましたが…



キャビティを見てみればわかるる…



しっかりフレイムが入っておりますしぃー




ピックアップキャビティから見てもメイプルを重ね貼りしてる形跡はありませんしぃー…



…という事は、このレスポールは単板のフレイムグレインメイプル2Pという事になりますなぁ…




バックのマホガニーは…




センター2Pのようですな…



なかなか良い木目…^_^



さて!指板はというと…



お!ハカランダっぽい気もするけど…



わからにゃい…(^◇^;)



ヘッド&ペグは??



燦然と輝く「Super Real



mint collection最高峰シリーズですな…



ヘッド形状はほぼGIBSONスタイル…



トラスロッドカバーだけはGrecoオリジナルの形状です。



ペグはブッシュ式のビンテージスタイル…

これも重要な手がかりになります。



さて、ここまで容疑者であるレスポールの献身的な協力により、だいぶ手がかりが掴めて参りました…。



このレスポールはいったい誰なのか??



…詳しい方なら、読み始め1分18秒くらいでわかったかと思いますが…



こちらではゆっくり紐解いて行きたいと思います。



実に面白い d( ̄  ̄)