ビンテージケーブルで入手しやすいものはBeldenとWestern Electricが圧倒的かと思いますが…
前述もしておりますが、この2社、使いやすい太さでは単線が多く…
私はBeldenの撚り線では比較的細い20AWGのこちらのケーブルを愛用しております。
Beldenでは以前、K&T高野さんの真似をしてベルデンの16AWGフックアップワイヤーでストラトのワイヤリングをしてみましたが…
これ、
音は物凄くごくよいです!
Beldenの太いフックアップワイヤーは倍音を余すとこ無く伝える感じで…
枯れ感、抜けもそのまま大きくなって存在感が増す感じです。
…ただ音が太過ぎて、歪み感がちょっとだけ物足りなくなったので…
5wayセレクターからVOLポットまでのホンの3センチくらいのケーブルにWestern Electricの歪みが綺麗な単線を噛ませて調節しました。
音は素晴らしいのですが…
ケーブル太過ぎてセレクターの端子が曲がりがち
(^◇^;)
緑のケーブルが極太Beldenフックアップケーブル16AWG…
ピックアップのケーブルはホルヨーク1950にしてます(=´∀`)
このストラトはこれで凄く気に入った音になっていますが…
やはりケーブルが太過ぎて…
配線後にも急に音が出なくなるなどのトラブルになりがちなので…
16AWGはギター配線材としてはあまり現実的では無いかと思っています(^◇^;)
…だので、今回のビンテージケーブル比較ではフックアップワイヤーは入れておりません。
18AWGでも、ちと太過ぎて…
やはり端子に付けるのはちと抵抗があり…アースで回すとかくらいなので…
今回チェックするBeldenは、前述の20AWGで使い易い愛用1950年代ケーブルと…
こちらが最近入手したプロ御用達のミルスペック高性能シールドワイヤー!
これは非常に高性能です!
音も良いですし、細いのにシールドワイヤーです!
今回はこの2種のみの音質チェックをしてみましたが…
1950年代のビンテージと現行のプロ仕様…
フロント、リア続けてです!
現行のミルスペックは上から下までバランスが良いですよねぇ〜
…故にビンテージっぽさはもちろん無いですが…
弾いていてレスポンスが良いので気持ち良いです。
(=´∀`)
こう比べてみるとビンテージケーブルは良い意味でもっさりして…
くぐもった中低域から、ピアノチックな木+金属的高音が顔を出す感じ…
…合ってるかしら…\(//∇//)\
ビンテージっぽい音、大好きですが…
私がプレイヤーだったらミルスペックの現行ケーブルを選んじゃうかな…(^◇^;)
さて、次はいよいよ今回のケーブル比較の主題であった…
Gibsonの網線シールドケーブルとホルヨークやベルデンなどのクロスワイヤー、などを比較しようと思ったのですが…
ところが…
ちょうどWestern Electricの話題を書いていた時…
ひょんな事から珍しいWestern Electricの1930-40年代の撚り線ケーブルを入手してしまった!
入手の経緯はさておき、こちらのケーブル…
「1930年代から1940年代の電話交換手のスイッチボードに配線されていた」
というΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
Western Electricには珍しく22AWGの撚り線ケーブルです。
試された方曰く「ハイからローまでバランスがよく、良質な倍音が溢れてくる!」そうです。
そしたら…
そんだったら…
Belden
Western Electric
alpha
Holyoke
…と言う比較的メジャーなビンテージクロスワイヤーの比較もしてみたくなってしまった…
ので、
次回追加で!!