エピフォン・カジノがウチにやって来た訳でございますが…



趣味を仕事に少しでも活かす(言い訳になる(^^;;)ようにすべく…



時折、所属するギタリスト/プロデューサーに流行りのギターの音色を提案し、ギターをカスタマイズして提供したりしておりまして…



例えば、ボカロPブームでよく使われているのはテレキャスターのセンターの音色で、あの独特なキャリキャリした音が少しこもったワウを通したような音と混ざっているような…



それを、より明確に、痩せた音にならないように、まず自分のテレキャスターで実験を重ねて… 


フェンダーJapan 52TX


◆フロントとリアの出力差が多少広め

◆リアが単体でもワウっぽい響きを持っている

◆フロントの音が出力が高すぎずハイが抜ける

◆コンデンサーはセラミック


この辺の調整で、痩せた印象のない、豊かなセンターピックアップサウンドが得られる事がわかり…



試みで、フェンダー、セイモアダンカン、Gotoh、K&Tなど、ピックアップを取っ替え引っ換えセッティングし、最終的にベストセッティングだったのが…



フロント:K&T T52

リア:Gotoh TL Classic α(高出力タイプ)



のセッティングがバッチリ!


リア:5,000円

フロント60,000円


という…(^◇^;)


Gotohのテレキャスターピックアップは相当良いですよ。



さて、研究の成果をギタリストに提供する用に、元々そういうバランスのギターを選んだのがこちら…

G&Lのテレキャスタータイプ:Asat


フロントは珍しいオープンで抜けが良く、ポールピースも高さ調整出来るのと、かなりパワーのあるリアとのバランスが絶妙!



貼りメイプルの指板も一役買って中々良い鳴りしてました。



こちらの配線材を敢えてWestern electronicを中心に、セラミックコンデンサーを合わせてギュイギュイ鳴る系のセッティングをしました。



ボカロ流行初期からこの系の音は愛されてて、知り合いの超有名ボカロ系バンドのベーシストの子(20歳(^◇^;))も「ギター買ったんだ!!」と見せてくれたのは国産の良いテレキャスターでした。



レスポールのセンターでもセッティングによっては近しい音色がしますが…


あの音の多い打ち込みサウンドにはテレキャスターくらい潔くギュイギュイ言う音じゃないとなのでしょう。



おかげさまでボカロ系、Vチューバー系の仕事が増えたウチのギタリストですが…



最近、動画系の楽曲も本格的なアレンジのものや、バラードなんかも増えてきて…


哭きのギターなんかを求められる事もあり…

スーパーソリッドなテレキャスターサウンドだと浮いてしまう事もあって、ちと悩んでおりました。



そんな折、これまたスーパーメジャーなボカロ系バンドのライブを拝見する機会機会があり、そのメンバーのギタリストがエピフォン・カジノを使っているのを発見!



サウンドもセンターで、些少ワウっぽい音色の混ざりつつ、フルアコのモサっとした中低域がなかなかカッコよかったのです!



もー、神聖な若者文化をオヂサンが良いようにパクって遊んでおりましゅm(_ _;)m



んー!これをフロントとリアの出力差をつけて、ギュイギュイ言うペーパーモールドコンデンサーなんかで武装して、抜けを良くすれば相当面白いサウンドになるのではないだろうか???



…と、思いついたらムズムズしてしまって、ギターも無いのに先にP-100ピックアップを買ってしまっておりました(^◇^;)(^◇^;)(^◇^;)


Gibson P-100


P-90二段重ねのハムバッキングです。

ミルフィーユみたい(o^^o)


球数は少なく、中々見ないものですが、フリマアプリで安く出てたのでフラゲ(^◇^;)



…ただ、こちらはカジノへの搭載方法がドッグイヤータイプではないので…そこをどうするか、これから考えてDIYですな(^◇^;)



そして、遅れてやって来た本体

エピフォン・カジノくん



カジノを軽く弾いてみて、ピックアップの高さがポールピースの調節でしか変えられないので、リアのパワーが物足りない…


出力的にもP-100への換装は正解としても、少し高さをかせぐようにしなねばですね…



まずは、そっただピックアップ問題を解決してゆきます。