さて、ご友人のNavigator レスポール NLP-プロトタイプのブラッシュアップ!



ジャパンビンテージならではの波瀾万丈な冒険が恐らく潜んでいることでしょう…

:(;゙゚'ω゚'):



まずは分解分解〜〜♪

ピックアップは70年代のエクスプローラーから移植されたGibsonスーパーハムバッカーが付いてました。
ゴールドのカバー!

70年代にSGやエクスプローラーなど単板ソリッドギターと、レスポールのサウンドカラーを分けるために開発されたと言われる、裏が電導タールでベタ付けされ、修理も改造も出来ない特殊なピックアップです。


ピックアップカバー取れないのだもの(^◇^;)


7.8kΩ前後と比較的低めの抵抗値ながら、太い中低域を持ちノイズが極端に少ない、なかなか漢らしいピックアップです。


こちらのサウンドカラーに合わせたセッティングも提案しましたが、オーナーはレスポールらしいP.A.F.っぽい音を求めてるようでしたので、私のギターを試奏してオーナーもいたく気に入ったPURE-BUCKERに交換予定!


ブリッジ周り
テイルピーススタッドも見たことない形


重さはGibson純正と1gしか変わらず。
右がGibson。


このスタッド不思議で、ネジ部はミリ規格なのですが、対応するテイルピースはインチ規格でミリ規格のテイルピースが入らないの…


おかげで所有してた良いアルミテイルピースが使えるけど…


いったい何のどんな狙いなのだろう…


開け直したスタッド穴にもその辺の秘密が隠されているのか?


わかんない…(^◇^;)



あと困ったのがトグルスイッチプレートが…
糊付けされてた…(^◇^;)


手作業で薬品使わずキレイキレイしました。



ズルズルっと引き出したレスポールのハラワタ
ケーブルは新しいPURE-BUCKERに合わせてケーブルを選んで交換予定!

ポットはメンテナンスして使います。


オリジナルは3本のシールドケーブルで成ってましたが…
網線の中がビニールコーティングという、これもあまり見ない仕様…


トグルスイッチノブも接着されてて取れません。
取りません。


その他取り外されたパーツたち
エスカッションも変えたらカッコ良いけど、規格が合わなくて難しそうなので…今回はパス


トップハットノブも渋いからそのまま


問題はブリッジ!
まず、Navigatorを弾いてみたところ、3.4弦の弦高が高く感じて弾きにくかったので、ラジアスを測ってみたところ、ブリッジはGibson通常の12R、指板はちょい特殊な14Rほどでした。


ブリッジと指板のラジアスが合ってないの。


現行のGotohには12Rと15Rのタイプがあるので、15Rをつけてみたかったのですが…


Navigatorに搭載のブリッジはもう生産されてないGotohのSG用のモノのようで、スタッドポール間が73ミリ。


現行のレスポール用のブリッジはポール間74ミリ…


またこのようなサイズ違いの悩みが…(T . T)


オーナーと話し合って殴り合った結果、ブリッジ溝を少し深く切ってラジアスを合わせて見ようということになりました。


やはりジャパンビンテージ…奥が深くてこんがらがっている…


無事分解出来たので、フレットメンテナンスとかしまーす!