謎のP.A.F.クローンのピックアップ

Dino Go 4 it


結論から先に申し上げておきますが、このピックアップ…


凄いです!

P.A.F.クローンとして…ですが。



フリマアプリで見つけるまで名前も知らなかったですし、今ググっても、ほとんど出て来ませぬが…




本物のレスポールburstオーナーが集うページに

「#PAFと同等」と書かれていたのに惹かれて…



ついぞ買ってしまったピックアップでした。


抵抗値は7.8kΩほど




レスポールスタンダードのフロントに付けてみました


アンプで鳴らしてみたところ…


びっくり


(*´Д`*)
昔弾いた1960ES-335の記憶が蘇りました。


コードを鳴らした時もブーミーさの全く無い、涼やかな分離感は久しぶりに感じました
(T . T)ナツカシイ


出力はちょっと小さいのだと思います。


抵抗値は7.8kΩとJimmyWallaceのフロント(7.2kΩ)なんかより全然高いのですが…

JimmyWallaceピックアップのついたレスポールに持ち替えてみるとボリュームツマミをひとメモリ上げたくらいの印象の違いが…

まぁ、PAFも出力低いって言うし…


そう考えると、JimmyWallaceピックアップやPURE-BUCKERは現代にも使いやすい出力を維持しながら気持ちの良いP.A.F.サウンドを実現してるのですから、それは凄いことですよね。

オリジナルな良い響きとともに現代にあるべきP.A.F.を実現してるという…。

非常に音楽的な気がします。




でも、一人で爪弾くのに、このピックアップは本当に気持ちが良いです(*´∇`*)


アタックのスピードと太さ、高域低域の倍音もバランス良く…


中低域に変にブーミーな音圧が全然無いつつ…


低音は輪郭も響きもしっかりしてます。


中高域の空気感、高域のカリンとした響きもあって…


バイト感も申し分無いです。


動画で本物のP.A.F.の音と聴き比べましたが、やはり本物のP.A.F.の絶妙なコモり具合は届きませんが大枠非常に近い音色だと思います。


音が似てるという意味ではこれ、凄いPAFクローンだと思います!



これは凄い…


素晴らしい…


と!気に入ってしまったので、もう一本フリマに残っていた
Dino Go 4 it
もポチって買ってしまいました。
最後の一個はオープンにカバー付き!


あ!今気づいた!
Dino Go 4 itって名前に4が入ってるのはアルニコ4だからか?


どんなに気づいたところで確かめようもないっ!


ホントに全く情報ないのです…






P.A.F.と同じようにスクエアウインドウからコイルが見えますぜ。
色を見ると皮膜はエナメルでは無いようですね…
JimmyWallaceよりキチンと巻かれてる感じ


↓こちらがJimmyWallace

エナメル皮膜の色で、複雑に巻かれてるのが見て取れます。



さて、ここで問題発生…



附属のピックアップカバーが…

合ってない…(^◇^;)



購入したフリマのショップに問い合わせたところ、専用カバーではなく、他は無いと…



カバー分返金してくれたので、まぁ良いかと…




ん?まさか?

あ、前に買ったカバードの方も微妙に合ってない!



何といういい加減な…(^◇^;)



良い音ってわかってなかったら付けなかったかもだわ!




仕方ないので合うものを入手しようと弦間ピッチを調べます!



附属のカバーは持っていた9.8㎜ピッチと同じで小さかったので…手元にあった10㎜ピッチの国産用をハメてみると…?

…逆にちょい大きいか…




販売サイトで見てみると…


<代表的なメーカーとピッチ>

●Gibson:'57Classic / Classic Plus / Burst Buckerフロント、リアー共9.8mm

('50~'60のPAF、ナンバードPAFは9.91mm)
●Duncan:ほとんどの機種のフロント、リアー共に9.8mmピッチです。
(トレムバッカーのピッチは違いますのでご注意下さい。)
●Dimarzio:PUのほとんどが9.6mmピッチですが9.5mmピッチでも(全体では0.5mm狭くなりますが)使用は可能です。
(Fスペースの機種やPAF Classic(10.2mm)はピッチが違いますのでご注意下さい。)

Gibson, Duncan等間ピッチ9.84mm

●WOLFETONE:9.91mm/●TOM HOLMES:9.91mm
●Lindy Fralin:9.91mm/●Vanzandt:9.91mm



9.8㎜で小さく、10㎜で大きいのだから、9.84㎜か9.91㎜か…



なぜにそんなに細かくわかれている…(-_-;)




測定してみようか…



弦間は1弦と6弦のポールピース間を測定して5で割れば良いので…

ポールピースのセンターで測ると

49.2㎜→49.2÷5=9.84㎜



ポールピースの左側合わせで測ると…

49.5㎜→49.5÷5=9.9㎜


9.84と9.91どっちだ?



0.07㎜の差なんてわからん!



どうしようもないので、タマ数が多く、値段の安かった9.84㎜ピッチをセットで購入しましたが…


微妙〜に合っちょらん_| ̄|○



9.91㎜だったかぁ〜〜



もうヤケで連発買い!



9.91㎜のカバーはほとんど売ってなくて…vintage clone partsのアンプレーテッドしか売ってない…


オリジナルP.A.F.のサイズなのね…


購入!



どうだ?…ってかもうこれしか選択肢ない

(T . T)


おお!

やっとピッタリ(T ^ T)



ビンテージサイズだったのかぁ…

昔は多かったのでしょうね…




…ところで、このアンプレーテッド(メッキ無し)って、何なんでしょ?


ビンテージにはない仕様ですよね?


「時間かからずレリックされるから良いわよ!」って事なんでしょうか?


まぁ、、良いや。




今回4個もピックアップカバーが余りました…



なんか家中使わないピックアップカバーだらけになった気分(T . T)



…で、ようやく整った

Les Paul standard with 

DinoGo 4 it !

アンプレーテッドがあまりに雑な仕上げだったので、表面一度磨きました。

ここから錆びてゆくがいい。


これでリア・フロントともにDino Go 4 itになりました!



倍音成分がしっかりしてるので、センターポジションも甘めのテレキャスター感があり良い感じですが…



弱点的には出力の弱さから、ボリュームやトーンの変化で、コモり過ぎたり、アタックがヘニョったり…



JimmyWallaceやPURE-BUCKERではあり得ない使い辛さがありますね!



本当にP.A.F.に近い音を出す事に全力で、ギタリストのプレイアビリティは多少無視してる気がします(^◇^;)



だので、ギタリストでない音フェチのおぢさんのところに来て本当に良かったね( ^ω^ )



これは是非音をお聴かせしたいので、試奏動画企画考えております♪