「いっこでもにくまん」絵本裏話1表紙 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

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絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

「いっこでもにくまん」絵本裏話1表紙

バタバタしてて、恒例の絵本裏話をしそびれていました~。

まずは表紙ね。

これは、描きなおしになったものなのです。

最初のボツ絵を載せておきましょう。

私的にはこちらの方が、絶対リアルでいいなと思っていたのですが。

まさかのボツ!なんで~~。

 

それは、表紙をデザインするときに、上から割れている方が使いやすいからです。

でもね、やってみたらわかりますが、普通こんな風に割れないんですよ。

こんな風に描いてほしいと言われたので、底を押し上げて、さらに肉あんを他のにくまんから取って、上乗せしています。

関東の人は「551の豚まん」って知ってますか?

「551の豚まんが、ある時~~~ない時~~~」という明暗を分けるCMで有名なのです。

 

もうひとつは、神戸元町の一貫楼(いっかんろう)の豚まん。

少し甘めの皮で、玉ねぎがたっぷり入った豚まん。

 

ここは、作っているところがガラス越しに見えるのです。

 

小さいころからこれを見るのが好きで、でも大きい豚まんなので、1個食べきれないくらいだったのね。

今なら2個くらい食べちゃいますね