今日の献上画「鐘馗(しょうき)」
昨日のお手本を作り直しました。
一見よく分からないと思いますが・・・。パステルを重層的に使って、線描をパステルで出す技法を入れ込んでいます。
(これは私が工夫した技法です。通常の方法だと鮮明に色が出ないんです)
コロナがまた増えていると連日報道されています。
「鐘馗」は病魔を退散させる神とされていますから、
今月は「鐘馗」を吉祥画の題材にしました。
コロナなんかに負けないぞ!おー!
鐘馗には、こんな物語があります。
鐘馗は、玄宗皇帝の時代に科挙という超難しい役人登用試験を一位の状元(じょうげん)で突破したのに、ごつい風貌に恐れをなした皇帝に合格を取り消されたのです。
落第に絶望した鐘馗は自害してしまいます。
が、死後も国のことを思い、マラリアにかかった玄宗皇帝の病魔を追い払い完治させたので、皇帝は鐘馗に感謝して神として祀りました。
鐘馗~しょうきが「勝機」に通じるので、日本の武将にも愛され、京都では厄除けに瓦として屋根の上に置く風習があるそうです。
子どもたちもコロナでおうちに閉じこもってないで、
お外で遊ぼうね~~!