自主映画上映IN神戸~7月と9月 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは

絵本作家ふじもとのりこです。

 

自主映画上映IN神戸~

      7月と9月 2回目

映画「おいしいご飯」誕生秘話のつづきです。

心を満たすごはんの条件

これは、とある大学受験塾で実際にあったお話です。


実はこの塾は、
映画の主演である料理人ちこの人生が変わり、
御食事ゆにわをはじめる原点となった場所なのですが、

ここで、
まるで奇跡としか言えないようなドラマが
連日のように起きるようになりました。

しかもそれは、「たった一つの塩おむすび」が発端だったのです。

 

その大学受験塾の先生は、
ことあるごとに「どうすれば、合格できますか?」
と聞かれていたそうなのですが、

その時にいつも決まって、こう答えていました。

「ちゃんと、ごはんを食べなさい」と。


でもその「ちゃんと」って、
一体どういう意味なのでしょうか?


その塾長は、入塾してきた塾生たち一人一人と話しながら、
どんなに勉強しても成績が伸びない原因をよくよく調べてみたところ、
ある共通点があることが分かったのです。

彼らが毎日食べていたものは、
出来合いのごはんや、
冷凍食品、
さらにはファストフードばかりで、

ちゃんとお母さんが手間暇かけて作った
愛情たっぷりのごはんを食べていなかったり、

 

両親が共働きで忙しく、
無条件の安心感を感じられるような、
笑顔が溢れる温かな食卓が日常にないことが多かったそうです。




塾をはじめた当初も、
入塾してくる生徒は、
そもそも「勉強をする」以前の状態でした。

やる気も、根気も、積極性も、集中力もない。

 

そう、まるで真冬の雪の下に埋もれてしまったかのように、
命の輝きが弱ってしまっていたのです。


そんなところからのスタートでしたが、
塾長は、「勉強しなさい!」とは一言も言いませんでした。

その代わり、
毎日、毎日、
愛情をこめて握った塩おむすびを、
塾生たちがおなかいっぱいになるまで振る舞ったそうです。



塾生たちは、
まるで一つの大家族のように、
塾のリビングでおむすび争奪戦を繰り広げる毎日。


すると、1、2ヶ月後、とても不思議なことが起きました。


落ち着きがまったくなかった生徒たちが、
2時間、3時間、次第に10時間と、
自ら机に向かい、夜遅くまで勉強をするようになったのです。
 

そして、多くの生徒たちがそれぞれ志望の大学へ合格し、
進学していきました。
 

一つのおむすびに込められた思い

このように、

塾長先生が握ってくれた愛情たっぷりの塩おむすびを通じて、

「自分を見守ってくれている人がいるんだ」
「あぁ、なんて美味しいおむすびなんだろう」
「毎日毎日作ってくれて、本当にありがたいなぁ」
「自分は一人じゃないんだ」

そうやって、先生や周りの生徒たちとの「つながり」や「きずな」を
胸の奥深くで実感し、心のコップが満たされていったのでした。


御食事ゆにわ店長のちこも、
この愛情たっぷりのおむすびを食べて元気になった一人でした。



入塾当時、彼女は不幸のどん底にいました。

人間関係、勉強、部活、アルバイト
すべてうまくいかず、
心もカラダもボロボロになっていました。

実はそのとき、この世で一番嫌いだったのが「白いごはん」でした。


しかし、ある日、塾長が握ってくれた、
愛情いっぱいの「ひかり輝く塩おむすび」を食べて、
全身の細胞が打ち震えるくらい感動し、涙し
不幸のどん底から、人生が180度転換したのです。

 

このように、ただ「ちゃんと」ごはんを食べるだけで、
人は本来の命の輝きを取り戻し、元気になっていくのです。
 

ここから、映画製作に話は移って行きます。

続きは、あした。

 

神戸での上映は2回

(私と友人が主催しています)

↓↓↓

1回目

2018年7月16日(月・祝) 15:00-19:00

はっぱや神戸野菜ごはん

〒651-1101 兵庫県神戸市北区山田町小部大脇山17−1

申し込みは上記青文字をクリックしてください。

 

2回目

2018年9月24日(月・祝)11:30~15:00

場所はJR六甲道 南隣 六甲道勤労市民センター大会議室

*まだ申込みを受け付けていません

その他、全国で映画上映が企画されています。あなたのお近くでも!!

↓↓↓

上映日程 映画「美味しいご飯」

 

世界中、まずは日本⑩の食卓がこんな風になったら・・・

そうなることを願って、今日も一歩。