自主映画上映IN神戸~7月と9月 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは

絵本作家ふじもとのりこです。

 

自主映画上映IN神戸~7月と9月

この映画のこと、いっぱい想いがあって、美味く表現できません。
映画の誕生秘話をそのままアップしますね。
 

日常の中にある奇跡

日も沈み、あたりも暗くなってきた頃のこと、

家中に広がる味噌汁の湯気と、
炊きたてのごはんの香り。

「ごはん、できたよ」


聞いただけでホッとするような、
優しい母の声が家の中でこだまする。

その声を聞いて、2階から大急ぎで降りてきて、
食卓に駆け寄り、

「お母さんすごーい!ごはんがキラキラ光ってる!」

満面の笑みではしゃぐ女の子を見て、
顔を見合わせて嬉しそうにうなずくお父さんとお母さん。


3人でテーブルを囲い、
手を合わせて、

「いただきます」と声をそろえる。


そして、一口一口、ごはんを味わいながら食べる。

 

「今日はこんなことがあったよ」
「この煮物、美味しいね」
「お母さん、私も美味しいごはんが作れるようになりたい!」

そんな楽しい会話を交わしながら、
あたたかくてふっくらと炊けたおいしいごはんを口に運び、
味わうたびに、お米に宿る「光」が全身に染み渡って
胸のあたりがじわーっと温かくなり、
また明日を明るく楽しく生きる元気が湧いてくる。

そうやってみんなで美味しくごはんを食べる時間が、
まるでキセキに思える瞬間。


でも実はこの家族の食卓は、
つい1ヶ月前まで、

曇り空のようにどよーんと暗く、
ぬくもりを感じない冷たいごはんが並んでいました。
そしてそこには命の輝きも、温かい笑顔もありませんでした。

 

砂の味がするごはん

イライラしながら心ここにあらずで料理を作るお母さん。
食卓に並ぶ料理も、どこかさみしそう。
そして、上の空で、考えごとをしながら無言でごはんを食べるお父さん。

体と体は触れ合うくらいに近いはずなのに、
心と心のつながりはぷっつりと途切れてしまっている。

そんな食卓で女の子が口にするごはんは、
気が抜けていて、味もまるで乾いた砂のよう。


しかし、あることをきっかけに、

明るく光り輝く食卓に変わってから、

それまで、毎朝学校にいく時間になると、
「はぁ・・行きたくないな・・・」とふさぎこんでいた女の子も、

はじける声で「行ってきます!」と、
楽しそうに登校していくようになりました。

あんなに「定時で帰りたい・・・」と
イヤイヤ仕事をしていたお父さんは、
職場で周りの人からどんどん頼られるようになり、
みんなを勇気付け、引っ張っていく存在になりました。

そして何より、
「今日も家族で美味しいごはんが食べられる」と思うと、
家に帰るのが何よりの楽しみになりました。

心の電池切れだったお母さんは、
まるで女神のような笑顔になりました。

あんなに辛いと思っていた子育てや家事も、
楽しく、なにものにも代えがたい愛と、
生きがいを感じるようになりました。


どんよりと暗く、寂しかった食卓が、
明るくほっこりする食卓に変わっただけで、
まるで長い冬を越えて、春の野に咲き乱れる花のように、
家族みんなの命が躍動し、輝き始めたのです。


一体この家族の食卓に何があったのでしょうか?

どうすれば、どんより暗く、冷たい食卓を、
光に満ち溢れた食卓に変えることができるのでしょうか?


実は、その秘密は意外なところにあったのでした。

 

 

長くなるので連載します。
全部早く見たい人はここから

↓↓↓

日常の中にある奇跡

 
神戸での上映は2回
(私と友人が主催しています)
↓↓↓
1回目

はっぱや神戸野菜ごはん

〒651-1101 兵庫県神戸市北区山田町小部大脇山17−1

申し込みは上記青文字をクリックしてください。

 
2回目
2018年9月24日(月・祝)11:30~15:00
場所はJR六甲道 南隣 六甲道勤労市民センター大会議室
*まだ申込みを受け付けていません

その他、全国で映画上映が企画されています。あなたのお近くでも!!
 
世界中、まずは日本⑩の食卓がこんな風になったら・・・
いや、そうなるように仕掛けていきます!