絵本を作るプロ集団その1 編集者って何をする人?③ | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは。
新米絵本作家 ふじもとのりこです。

編集者のお仕事 3回目です。


原画が全部仕上がった後。

編集者のお仕事は ここからが本番だった!



編集者のお仕事は、オーケストラでいったら コンダクター、指揮者!

指揮者が違うと 音楽が変わるように 同じ原稿を 違う人が編集したら、

きっと まったく違う絵本になるな~。 ( 見てみたい気がする ♡)

編集者の感性で 絵本って変わる。

絵本のイメージは まず編集者の頭の中で生まれ

そのイメージに合わせ、 編集者は、デザイナーや印刷会社を決め、 

作者を含め 全員の意見をまとめ 絵本を生み出します。

その集中的に 仕事をする期間は とてもハード。

実に細かい点まで 詰めていきます。

色。字体。絵と文字の配置やサイズ。イラストの配置。 帯や背表紙。

あたりまえやん、そんなこと。  と、言われそうですが。



それが、ミリ単位での 変化だったりするんですよー?

色だって、ピンクでも 赤み、青み、白っぽいなど いろんな色を検討。

ほんの少しちがっても、 印象が 違う。


絵本って 私が 作っているんじゃないなー。

と、思いました。

その道のプロの感性って すごいです。

絵本は、プロ集団が作る 総合芸術 なんですね・・・。


お読みくださって ありがとうございます。

世界中の子どもたちが おいしい朝ごはんを 食べていますように。