時間はどんどんと過ぎていく
正直、当日の事を振り返っても
あの時どうしたっけ??って思い出せない瞬間もある
そして、まさに式の事が要所要所でしか
思い出せない
そして、その時もなんだかドラマを見ているような気持だった
勝手にことが進んでいく
心ここにあらずの様な
がっつりあるような
訳が分からない
式は進み、出棺の準備が始まった
皆でお花などを入れるあれ
その時、蓋が開けられた状態に
チャーーーーーーンス
チャンスが到来しました
ときちゃんの身体に触れるチャンス←
すぐに、ときちゃんに近づいた
そしておでこにキスした
その瞬間、ぶぁぁぁあっとすごい勢いで
撥ね退けられるような感じになった
一瞬、何が起こったのか分からなかった
え?なに?はねのけられた???え???
これはもしかして霊的な何かなのか。。。
うん
冷静に考えたらドライアイスのせい
二酸化炭素ですな
私が、何も考えずに吸い込んだんですわな
皆さんもお顔近づける際は気を付けてくださいね
吹き飛ばされますさかいに
私がちょっと近づいただけでもあんな風になったのに
ときちゃん、二酸化炭素中毒なってまうやないか
あれよあれよとときちゃんがお花に囲まれていく
(あー思い出してきた)
隙をみて顔や、身体、足を撫でた
終盤になり一人二人と少しづつ後ろへ下がっていった
お花を入れ終わり、ここで蓋を閉めたらもう開けることはできないという
火葬場についても顔も見ることができないと
本当に最後の最後の触れるチャンス
なかなか離れることができなかった
そして最後にもう一度キスのリベンジ
今度は息を止めてそっと
ときちゃんにキスをした
ほんとは戌年らしく(←関係ない)
クンクンとにおいを嗅ぎたかった
戌年らしく(←関係ない)
ときちゃんに抱き着いて纏わりつきたかった
だから、最後の最後に手に触れた
キスで終わらんのかい
ええ加減、しつこいよな
でも、あの時間はもう二度と戻ってこないんですよね
だからこそ、その瞬間に後悔しないように・・・