☆開き直り | 気づいたときにはステージⅣ‐肺癌‐

気づいたときにはステージⅣ‐肺癌‐

2020年末に急な肺癌宣告

小細胞癌
ステージ4
リンパ・肝臓に転移あり

お母さんの癌記録

朝になり、親族たちが戻ってきたので私と娘は帰宅してシャワーをし

また式場に向かう準備をした

 

 

なんとも不思議な感覚だった

 

 

バタバタとそして淡々と流れていく時間

 

 

喪服を着る自分の姿はなんとも非現実的だった

 

 

むしろその非現実さが、よかったのかもしれない

 

 

非現実=なんだか他人事みたいな??

 

 

目に見える、肌に触れれるそんな時間が

どんどんと過ぎていく

 

 

少しでも目に焼き付けるために

少しでも長い時間、一緒に過ごせるように

 

 

出来るだけ早く式場に戻った

 

 

式場に向かう途中に目に映る、何気ない日常の光景

 

 

そんな光景が何とも言えない気持ちだった

 

 

漠然と感情はないのに頭に浮かぶ

 

 

いや感情があるから思うのか

 

 

「なんで、ときちゃんやねん・・・」

(これはいまだに思う)

 

人間に必要じゃない人なんていないのかもしれない

 

 

だけど感情が沸き上がる

 

(気分を悪くされる方が居たらすいません。)

 

 

「もっと他におるやろ・・・」

 

 

最低最悪とはわかっていても

あの時は思ってしまっていた

 

 

思ったところで何も変わらない

 

 

それならこんな最低なことは思いたくないのに

 

 

決して無差別に思っていたわけではない

 

 

だけど無差別に思っていたこともある

 

 

それは当たり前の日常と笑っている人を見たとき

 

 

 

 

なに笑ろてんねん

ときちゃんが眠ったというのに

何が笑えることあんねん

 

 

知らんぷり知らんぷり知らんぷり

 

 

ちゃいますておいで

分かってますっておいで

 

 

他人さんには何にも関係ないし

何も変わらない日常

 

 

ええんですおいで

ええんですっておいで

 

 

爆笑しようが

涙流して笑おうがいいんです

 

 

ただ、私が思っちゃってたんです

 

 

思うというか頭によぎるというか

 

 

でも、しゃーないやんか

 

 

だって、私の中で私は間違いなく人生で一番の悲劇のヒロインやってんもん

 

 

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