↑この続きになります。今回はいよいよ3幕についてです
〈3幕〉
幕開きは尾張の国造(錦之助さん)とその妻(笑也さん)の会話から。
国造が「みやずを昔のお前みたいに綺麗にしてやれ」っていうセリフを喋ってて、
私からしてみれば
「笑也さんイジりキタあああああああ」
みたいな状態になるわけでして、
客席にもそのネタが分かる御姉様方が多かったようで、笑いが起こってましたw
てか美し過ぎません?この夫婦。
そして、後ろの幕が上がってタケル・タケヒコ・ヘタルべの姿が。
タケルの衣装が美し過ぎて会場がざわついてましたよ。
最初、みやずはタケルへの嫁入りを「物みたいに扱われるのは嫌」と
拒否するのですが、その時の国造のあたふたっぷりが癒し。はい。
結果タケルとみやずは婚礼を挙げることになります。
その時、国造の元にやってきた帝の使いから、
帰りがけに伊吹山の鬼達を退治するように言われてしまいます。
タケルは自分の愛の証として、草薙剣をみやずに預けます。
~ここでちょっと2幕の回想~
倭姫「何があってもこの刀を身から離してはいけない」
…おっとここでまさかのはめふら!?
みやず達のやりとりを後ろから伊吹山の鬼達が見ているのが、
コントラストの表現になってて鳥肌立ちました。
犬神の使者が、草薙剣に関する会話を山神(猿弥さん)・姥神(門之助さん)に伝え、
鬼達も雄叫びを上げます。
タケル達は伊吹山に辿り着きますが、そこで白い獅子(実は山神)に遭遇。
獅子を追いかけていくと、そこには姥神が待ち構えていて、
雹を降らせる術でタケルに怪我を負わせ、消えていきます。
そして雹でダメージを負ったタケルと山神の一騎打ちになり、
タケルは崩れ落ち、山神も崖から落ちていきます。
タケルは満身創痍になりながら大和国へ帰ろうとしますが、脚が動かなくなり、
近くの民家で休ませて貰うことになります。
タケルが何度も口にする「大和に帰りたい…」という言葉が切実過ぎて。
ついに息を引き取り、大和に帰る事・ワカタケルに会うことが叶わなかったタケル。
ボロボロの状態でも美しい。
そして大和国で、皇子だった大碓と同じように盛大に執り行われたタケルの葬式。
皆の白装束がやはり美しい。
ワカタケルが日継ぎの皇子になることが決まり、
タケヒコ・ヘタルべも傍に居ることを許されます。
やっとタケルの思いが報われたけど、タケルが生きている間に叶って欲しかった…
静かになったタケルの陵。
上の部分が吹っ飛んで、美しい白鳥の姿となったタケルが現れます。
「さようなら…」と皆に別れを告げる時の声が、全ての運命が狂い始める前の
優しいタケルの声で、もう涙腺崩壊案件です
そして、大きな翼を広げて飛んでいきます。
2回ぐらい戻って盛大なファンサ()をして天翔けてゆきました、タケル様。
カーテンコールではタケルの前に帝が出て来ていて、
皆が跪く中、帝は立ってタケルを迎え、
タケルが帝の前に跪いて手を取っていました……。
も、もう、好き。(IQ3)
3月に團子さんver.を観に行く予定なので、2人がどんなアプローチをしたのか
比べて観てみたいと思います!