日テレのドラマ「明日ママがいない」が色々騒がれています。
どうしても子供が悲惨な姿を描くドラマは、難しい評価になりやすいですね。
私自身は見ていないんですが、ニュースを見ていたり、宣伝を見ているだけでも、
相当凄い内容だなということは何となく感じられます。
でも、何の意図もなくただ悲惨な様子を描くだけということは考えづらいですし、
確かにあまりいい評判にはみえなくとも、それを最後まで放送して、
きちんと作った側の意図を伝えるということは、一つ大事なことだとは思います。
とはいっても、あまりひどい内容は見たくないという人もいるでしょうし、
まして今回は施設が取り上げられていたりもしますから、社会的に色々難しい面もあるでしょう。
一生懸命演じている子役の子たちの気持ちは酌んであげたいんですけどね。
今回スポンサーのCMを全て放送しないということになったそうで、
そうなると、本来CMの入る枠だったところはどうなるのかなとか、
スポンサーの出資はどうなるんだろうかとか、色々余計なことも気になってきます…。
でも一つだけいいと思えることもあって、それはCMによってドラマのトーンが壊れないこと。
最近は少なくなりましたけど、ドラマですごく深刻な内容を描いているのに、
CMになったら急に物凄くファンキーな内容になってしまって、なんだか幻滅するということも、
以前は相当ありましたからね…。だから映画にドラマの感動は負けてしまうところも…。
それが、CMを放送しないということは、勿論何らかの形で宣伝入れるのかもしれませんが、
あまりドラマのトーンを壊さないのではないかという気はします。
特にメッセージ性の強い、問題作の場合は、この自体が若干でもプラスに働いたら、
少しは子役たちも報われるかなと思います。
こういう作品って見るのがちょっとつらいので、個人的にはあまり見ないんですけど、
これだけ話題になったので、次回は少しだけでも見てみようかと思います。