モーツァルトの誕生日だし(しつこい…)、今日は更新せねば!ということで、
フィガロ、第2幕、いきます。
1幕で細かくし過ぎて懲りたので、かいつまんであらすじを超大雑把に先にまとめようと思います。
…できるか不安ですが・・・。
まず、1幕でケルビーノが伯爵のお怒りに触れて、軍隊に行け!という話になっちゃんたんですけど、
ケルビーノは行きたくないわけです、とっても。
で、実は伯爵以外の女性陣もケルビーノを行かせたくないというのがあり…
伯爵夫人も巻き込んで、なんとかケルビーノを行かせないで済むようにし、
しかも伯爵を懲らしめられるような策はないかと、色々相談するんですね。
そこで思いついたのが、ケルビーノ女装作戦。(笑)
ケルビーノを女装させて、スザンナの服を着せて、伯爵が夜こっそりとスザンナと密会しようとしたとき、
女装したケルビーノを差し向けようというもの。
ところが、伯爵夫人の部屋で女装させて作戦を立てているところに、ふいに伯爵がやってきて、
ケルビーノは窓から脱走することになり、大騒ぎ!
逆に色々伯爵に疑われるようなことになってしまいます。
おまけに、窓から脱走するときに庭の草木をいくつか踏みにじってしまい、
庭師のアントニオまで誰かが庭を荒らした!窓から飛び降りてきた!と伯爵に訴える始末。
そこはフィガロが自分が飛び降りた、と機転を利かせたんですが、
落ち着いたかと思ったところへ、今度はマルチェリーナが借金の証文とバルトロを引き連れてきて、
借金を返さなければ、フィガロは私と結婚する約束をしたのだ!と主張しだします。
スザンナに気がある伯爵は内心大喜びで、マルチェリーナ側の肩をもちます。
も~、フィガロとスザンナの結婚はどうなっちゃうんだ!?
・・・ってところまでが、2幕のお話になります。
多分、この時点でお昼くらいです。。
ま~本当にドッタバタ! 特にこの2幕は、入れ代わり立ち代わり人がやってくるので、
フィナーレはどんどんわけがわからなくなってきます…。(苦笑)
でも、いい歌や代表的な歌があるのもこの2幕なんですね。
まず、2幕の最初は伯爵夫人のアリアで始まります。
伯爵夫人が歌うアリアは大きく2曲あって、どちらもすっごくいい歌です。
夫人が歌うアリアは、基本伯爵の心が離れてしまったことに対する虚しさ、嘆きを歌っています。
私は3幕で歌われる「Dove sono」の方が好きなんですが、2幕のアリアもしっとりして素敵です。
そして、忘れちゃいけない、ケルビーノの一番有名な「Voi che sapete(恋とはどんなものかしら)」も、
この2幕で歌われます。
夫人に対して、お別れに歌をプレゼントします、という場面で歌うんですね。
これは有名な旋律なので、一度は聞いたことがあるんではないかという歌です。
よく、声楽を習い始めの子や大学生も歌ったりしています。
一応スザンナがギターで伴奏をするという設定になっているので、
実際におけではヴァイオリンのピチカートをうまく取り入れてあります。
他にも、デュエットや掛け合いで面白いところがあるんですが、
長くなってきたので、一旦ここら辺できって、次の記事でもう少し2幕の見どころを書きますね。