京都に行く、というとどちらかといえば金閣寺の方が有名なのかなと思いますが、個人的に銀閣寺の方が好きです。![]()
銀閣寺、慈照寺というのが正式名のようですが、銀閣寺と言いながら銀ではないのは有名な話。
一説によるとお金が無くて銀箔を貼る予定が貼れなかったとか…?
足利義政って言ったら応仁の乱のあった頃の人でから、そりゃ京都の財政は悲惨だったと思いますけど…。
でもここは銀箔を貼らなくて良かったんじゃないかと思います。
貼らないからこそ趣があって、お庭の雰囲気も凄く良くて、建物も景観も見事です!![]()
なんというか、日本らしい空間・日本美みたいなものが詰まっている感じがします。
正直なところ「侘び寂び」の世界はよくはわからないんですが、それでもこの銀閣寺を含めた景観が非常に計算されて作られた、とても優れた作品であるということは感じられます。![]()
私は歴史学者とかではないんで、ただの予測ですけど、これだけ計算されて美しいお庭・景観がつくられているってことは、最初から銀箔は貼るつもりはなかったんじゃないかなと…。
だってこれで建物がキラキラしてたら何だか台無しな感じがします。![]()
キラキラしていないから落ち着いた静かな景観が楽しめるんだと思うんですよね。
さらに正直に言うと、個人的にあんまり金閣寺は好きじゃないです…。
見る場所が限られてるってせいもあるとは思いますけど、なんだかつまらない…。
この銀閣寺は、寄ってみても面白いですし、ぐるっとお庭を巡っても、さらにちょっと上の方まで登れるんですけど、その上から見下ろした図もまたとても綺麗。
本当によくできているな~と思います。
こういう風景を見ると、気持ちが穏やかになって、日本もいいなあ…って思います。![]()
