菩薩先生のガイディング付き、楽しい路上教習の途中です。
大石田という地域を抜けて、今度は尾花沢に抜けます。
ところで最上川沿いのルートをはずれてからは左右に開けたたんぼや畑が広がり、
秋だったので緑たわわではありませんが、非常に良い景色が広がります。
鼻歌でもでそうなくらい楽しいドライブをしていると
菩薩先生「広がる畑では何を育てているかわかりますか?
尾花沢市はスイカ生産量日本一なんですよ。
今黒いビニールシートが畑にかぶさっていますね。
なんだかわかりますか?」
私「え?なんだろう・・・?雪よけ?ですか?」
菩薩先生「雪が解けた時の地温の上昇と雑草の阻止が狙いなんです。
尾花沢は豪雪地帯だから秋のうちにこのビニールを張る作業をしています。
ところで尾花沢はなぜスイカの生産地で有名なのかわかりますか?」
私「うっ。わ、分からないです・・・。」
菩薩先生「ここは冬は雪深く、
1年のうち4か月ほどの期間は雪で閉ざされる豪雪地帯なんです。
ただ夏は暑い。
その夏も朝晩は涼しい盆地特有の気候です。
寒い時にスイカが寒さにぎゅーっと耐える。
そうするとその寒暖差がスイカに甘みをためるんです。」
私「へ~!そうなんですね!」
菩薩先生「尾花沢のスイカはとにかく糖度が高い!美味しいですよ~!」
こんな具合で、菩薩先生。簡単に答えを教えてくれない。
生徒側に考えさせる質問をバンバンとぶつけてきます。
そして、それが土地に根付いた情報で本当に面白い・・・!
そうこうしているうちに、先日おひつじ先生🐏と訪れた徳良湖に。
菩薩先生「花笠音頭って知ってますか?」
私「はい!それだけ知ってます~。
実は先日おひつじ先生🐏に花笠音頭は尾花沢市で生まれたって教えてもらいました!」
菩薩先生「では花笠音頭ができた由来を知ってますか?」
私「え?知らないです。」
菩薩先生「それはこの徳良湖が理由なんです。実はこの徳良湖、人口湖なんですよ。」
私「え?そうなんですか・・・?こんなに大きいのに?」
菩薩先生「かんがい用水確保のため徳良湖を作ったんですよ。
でも工事の時に重たい丸太を運ぶ仕事は本当に重労働で大変ですよね。
その時に少しでも気分を盛り上げようと作られたのがこの花笠音頭なのです。」
私「へ~!そうなんですね!なんだか急に花笠音頭と徳良湖に愛着がわいてきます…!」
こんなに広い湖を人口で作ったなんて。
さした機械がない時代にさぞかし大変だったろうなぁとついつい思いを馳せてしまいます。
今まで単語でしか知らなかった言葉がその土地の風景と共に一気に楽しい情報としてインプットされます。
※徳良湖の大きさがわかる動画があったのでご興味ある方はどうぞ
徳良湖を抜けると、丘を蛇行しながら少しずつ下る下り道に差し掛かりました。
重たいバスのスピードが出すぎないようにと、
下り坂で小刻みにブレーキを踏んでいると
菩薩先生
「排気ブレーキってわかりますか?
こういう下り坂は排気ブレーキを使うといいですよ」
私「え?排気ブレーキ?・・・?」
菩薩先生「これです。ここ、ここ。」
菩薩先生「排気ブレーキは、アクセルペダルを離したときに働く
エンジンブレーキの減速エネルギーを強化する役割を担っています。
この運転席の左側の排気ブレーキスイッチをONにすると、
アクセルを離した時にバルブが閉じて排気の流れが止まります。
そうすると減速できるんですよ。」
私「へ~!初めてその存在を知りました!勉強になります。」
私が乗っていたバスには一般の乗用車のワイパーをオンにするように、
左側のレバーをカチッと前に倒すと排気ブレーキなるものが作動して、
バスに抵抗がかかり、減速されるという仕組みでした。
菩薩先生「昔はこの排気ブレーキを使ってもブレーキランプの点灯がなく、
スピードが落ちたことに後続車が気づかず事故になることも多かったんです。
だから今は排気ブレーキを使うとブレーキランプも作動するようになってるんですよ。」
私「へ~!そうなんですね。」
その下り坂で何回か排気ブレーキを使う練習をさせてもらい、
しっかりと使い方を覚えました。
※排気ブレーキの場所や使い方について教えてくれる動画があったのでご興味ある方はどうぞ。
それにしても菩薩先生、教え方が上手・・・
プロの方に上手というのもなんですが、
観光情報もしかり、運転技術ひとつとっても、
その利用方法、その背景歴史、等様々な情報を提供してくれます。
菩薩先生ってすごく博学・・・・!
路上教習だけですら楽しいのに
菩薩先生のトークの魅力にどんどんと吸い込まれていきます・・・!
>続く


