灯されたヴェルヴェッツの火 ~らりは+α~ | 諸々の昼休み

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日々の諸々

2015年7月18日、
所は高円寺ペンギンハウス。

この日の対バンの
最後に登場した「らりは+α」。
α の正体は事前に告知された通り、
ヤマジカズヒデ氏でした。

初っ端から最後まで、
二人による演奏。

らりはさんはアコギによる
弾き語りを。
ヤマジ氏はそれに寄り添うように
ファズ・ギターを奏でました。

らりは+α 02
〈らりは+α〉

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ストーンズのカヴァーから始まった
この日の演奏ですが、
やはり白眉は
「The Velvet Underground」の
カヴァー群だったのでは?

ライヴの中盤に、3曲ほど
ヴェルヴェッツ関連のナンバーが
披露されたのですが、
そのどれもが鮮烈な印象でした。

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まず最初に登場したVUナンバーは、
「All Tomorrow's Parties」

詞は日本語に訳され、
「シンデレラ」の物語へと
翻案されていました。

柔らかな口調を思わせる、
らりは氏の歌唱。

そのソフトな唄の印象とは
裏腹に、彼の奏でる
アコースティックギターの音は、
ぶれのない強靭さを
纏っていました。

弾き語りに於いては
唄と演奏は相似するもの。

一見、
柔らかな印象の「唄」も、
その芯には硬質なものを
潜ませていました。

その証左は、
ヤマジカズヒデ氏のギター。

彼のファズの利いたギターに、
らりは氏の唄とギターは
埋もれはしなかった。

等しい熱量を抱えて、
両者は並立していたのです。

二人は共に、
同じ「鬼火」を宿す者。

それは
ヴェルヴェッツが灯した火。

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2曲目のVUナンバーは、
「Pale Blue Eyes」。
こちらは原詞のままで。

原曲のメロウな感覚は
さらに倍加されていた印象。

それは、らりはさんの
ヴォーカルがあったから
こそだろうね。

――――――――――――――――

そして3曲目はルー・リードの
「Walk On The Wild Side」。

こちらは日本語詞で。

もうこの時点で
私はメロメロでしたよ。

酔いによる勢いもあったけど、
一緒になってスキャットを
口ずさんでしまったりとw
(凄く小さな声でね...)

でも、
ここまで鉄板なVUナンバーを、
素晴らしい演奏で聴かされちゃあ
仕方がないよね。
そりゃあ、舞い上がるってモノさ!

この他にも、
VU以外の様々な楽曲が
披露されましたが、
らりは氏は終始にこやかな
笑顔の中に居ました。

そして、ヤマジ氏はそんな
らりは氏の弾き語りに対し
過不足ない、
クリティカルなギタープレイを
披露して行きました。

両者の「共鳴」は、
最後まで一貫していたな。

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1時間足らずのライヴでしたが、
十分に満足な内容でした。

ちょっと無理して足を運んだけれど、
その甲斐がありました。

やっぱりこういうセッション的な
ライヴは楽しいね。
観るまで何が出るか分からなくて。

又、こんな夜を楽しみたいものです。

高円寺ペンギンハウス02
〈当日の立て看板〉


〈追記1〉
この日のセットリストを
らりは氏が上げてくださっていた。
備忘録として転載。

2015年7月18日(土)
高円寺ペンギンハウス

らりは+α
1. no expectations
2. all tomorrow's parties
3. stompin'
4. pale blue eyes
5. walk on the wildside
6. note of my dreams



〈追記2〉
実はこの日のライヴ評を、
ペンギンハウスのジミー矢島氏も
書かれている。

含蓄のある言葉で綴られています。

是非とも読んで頂きたいビックリマーク

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