dipとEXTRUDERSと仙石彬人(その1) | 諸々の昼休み

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日々の諸々

dip に関しては予感があった。

彼等は既に、
新たなるフェイズに
突入しているのではないかと。

4月末のARABAKI ROCK FES、
そして今回のステージを観た事で、
その予感は確信へと変わりました。

dipは、予想を遥かに越える
「先」へと到達していたのです。

そこはまさしく前人未踏の境地。

「驚異」と呼べるものでした。

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dip&EXTRUDERS 01

2015年6月25日、新代田FEVERにて
開催された、EXTRUDERSとdipの
ツーマン・ライヴ。
そしてイヴェント全体を通して、
映像クリエイター・仙石彬人氏が
参加。

そんな中で、
先に登場したのは dip でした。

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1曲目は、ここ最近の定番ともいえる
「krauteater」

このナンバー、
新曲ながらも安定感があります。

この時のドラムス・ナカニシ氏、
スタンディングで演奏されますが、
それが様になっていて凄く格好良い!

こちらの曲は
ドイツはベルリンのバンド、
「CAMERA」へのシンパシーを
素直に表出した楽曲ですが、
その屈託のなさは、観ている側さえも
高揚させてくれます。

何と言っても「新鮮」なんだよね、
このナンバーは。

そしてサウンド的には
クラウトロック的でサイケデリック。

ライヴの始まりを告げる、
素晴らしき小品なのです。

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そして、
ほぼシームレスに続く2曲目は
「9 souls」

ナカニシ氏は座りの姿勢になり、
前曲よりも肉感的なビートを
叩き出す。

この序盤の1,2曲の流れは
もう鉄板ですね。

ある種、合わせ鏡の様な2曲。

似て非なる双子です。

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そして3曲目は
「neurotic mole」

ここまでのモードからは
一転した、妖艶なナンバー。

そして、
こちらはなかなかの
難曲であったりします。

今回はどういった形で
披露されるのだろう?
そんな期待と不安が
入り混じる。

しかし、
それは杞憂であったと
すぐに気付かされました。

いつもより若干テンポを落とし、
腰の据わったリズムを奏でる
ドラムス&ベース。
そして、リズムは決して走らず、
もつれず。

ヤマジ氏のヴォーカルは
低くうねり、妖艶なるギターは
鮮烈な色合いを奏でる。

私の不安や予想など
嘲笑うかのように、
三人は遥かなる高みを
見せつけました。

痺れましたね、
これには。

そして恐れ慄きましたよ。

この時点でもう、今夜のdipは
尋常ではないということに
気付かされました。

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続く曲は、
「ode」と「Hasty」でした。
アップテンポでノリの良い2曲です。

そういえば、
ここ位からだったでしょうか?
段々と客席がざわつき始めたのは。

やっぱりね、
観客全員が気付いたんですよ。

この日のdipが、
常を超えたクオリティだという事に。

「ode」の演奏も
勿論凄かったのですが、
「Hasty」に至っては
更なる熱狂が渦を巻いて、
ギターのワンフレーズごとに
客席から嬌声が上がる始末。
(これ、冗談ではなく
 本当の事なんですw)

ライヴ会場は熱に浮かされ、
歓喜と狂騒の模様を
呈して来たのです。

しかし、まだこの時点で
ライヴは前半を終えたに過ぎません。

なのに、この盛り上がり!!

この後、一体どうなるの???

それはですね、
更なる熱狂が待っていたのですよ。

凄かったんです、
この後も。


(続く)

Link→
dipとEXTRUDERSと仙石彬人(その2)