熱砂の国モロッコ巡礼8、ローマ遺跡&線路編(やっと線路巡礼が出来ました。しかも世界遺産です、笑) | FC2に移転しました(線路巡礼)

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ちょっと海外旅行で休みます、と言うと、
必ず返ってくる言葉が
「今度はどこの列車に乗ってくるんですか?」

う~む。
恥ずかしながら、今回は「どツアー」でして、
列車の移動は含まれていないし、乗る自由時間もないのです(泣)

そんな鬱憤を、ちょっとだけ晴らしてきました。

9月5日。
迷えない迷宮都市フェズの観光もオシマイ。
ホテルを出たミニバスは、一路カサブランカを目指します。

途中、フェズ郊外のローマ遺跡を訪れます。

モロッコは、あのローマ大帝国の広大な領土の西のはずれでした。
紀元0年前後の話かな。

そのローマ時代の遺跡として、モロッコ国内最大のものが
ヴォルビリス遺跡といわれるもの。一応、世界遺産です。

ちなみに国内に点在するイスラム関連の古都や遺跡なんかより、
はるかにはるかに古いもの。

我が家は、古代ローマ遺跡を見るのが好きなので、
イスラム遺跡を見ちゃうと、どうしても新しく思えちゃいます。
もちろん、古ければいいというわけではアリマセンけど。

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遺跡の中に入場~。
ちなみに、ここは暑いことで有名らしいです。
灼熱の遺跡観光?、屋根がありませんからねぇ。
でも、早朝のせいか、曇っているせいか、さほど暑くはなく快適。

近年。リスボン大地震というのがあったそうで、
そのときまで、かなりの部分が残っていたそうです。
それを、ちょっとだけ復元してみたらしいです。
ちょっとだけ、というのは好感触ですね(笑)

ここまでは、
よくあるローマ遺跡ですけど。

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モザイクがよく残っているのが見事。

イスラムの幾何学的モザイクもいいけど、
これもいいですねぇ。

本当は「立像」もたくさんあったらしいのですが、
すべて首都の博物館にもっていかれてしまったとか。
一体くらいは残しておいてもいいのに。

この遺跡は小高い丘にあって、
周囲はオリーブ畑。
もう、あまりモロッコらしくないのですけど、美しい光景です。
この遺跡にもコウノトリの大きな巣がありました。

遺跡の中をフラフラと歩いていると、

あっ!!

こ、これは!


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なんと♪ 線路です♪♪

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遺跡の中に、線路があります。

というか、線路が残っています。

いったい何時の時代のものなのでしょう?
ローマ時代はもう「鉄」があったから・・・?

トロッコも残っていれば、さらに調査が進むのですけど、
すでに歴史の彼方に消えてしまったらしい。
というか、線路の先は柵です。有料の遺跡ですからね。現実です。

時を越えて、線路だけがポツリと残っているのです。

熱砂の国に来て初めて、線路を巡礼させていただきました。
ちょっと感激です。

美しい。
あのモザイクたちと一緒に、ここで永久保存していただきたいです。
それが世界遺産ってものですよ(笑)

このローマ遺跡。
確かに規模は大きいかもしれませんが、
円形の劇場がありません。
ちょっと物足りないね。

やっぱり、あの線路がないと、あまり価値がでませんね(笑)

現地ガイドは線路の説明をしようとしないけど、
きっと歴史的価値を知らないんだな。
土産物屋やミントティなんかより、よっぽど美しいのにね。

ということで、
熱砂の国の線路巡礼、じゃなくてローマ遺跡見学はオシマイ。
だいぶ妄想も入りました(笑)

最終目的地カサブランカに向けて出発です。


おまけ。
初日のカサブランカからマラケシュに向かう途中。
複線電化線路に沿って少し走りました。

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こんなステキな鉄橋がありました。

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赤い大地を列車で走ったらステキでしょうねぇ。

再びカサブランカに向かう途中でも、電化複線と遭遇。
海側の主要都市間は、意外と線路網が整っているみたい。
でも。その割には列車の姿をほとんど見かけません。
利用し易いとは、言い難いみたいです。(私が見ることが出来なかっただけ?)