9月4日。
いよいよフェズです。
いよいよフェズです。
ドキュメンタリー番組で何度も見ています。
世界一の迷宮都市、フェズ。
古いイスラム中世都市の町並み、さらに通路の上に階層ができて、
一度迷ったら、もうオシマイ?
観光客はガイド無しでは歩けない・・・
世界一の迷宮都市、フェズ。
古いイスラム中世都市の町並み、さらに通路の上に階層ができて、
一度迷ったら、もうオシマイ?
観光客はガイド無しでは歩けない・・・
ということで、興味津々。
イタリアのベニス以上の迷路なのかな?
イタリアのベニス以上の迷路なのかな?
でも。ツアーですからね。
自由に歩かないと、迷路は味わえない(泣)。
自由に歩かないと、迷路は味わえない(泣)。
ところが、添乗員さん。
LUN夫妻は、自由行動の方がいいですよね?
と聞いてくるのです。
LUN夫妻は、自由行動の方がいいですよね?
と聞いてくるのです。
フェズ2泊、おまけに今日はフェズ市内観光だけなので、余裕があるらしい。
ひととおりの市内観光後、希望があれば現地解散にしますとのこと。
ラッキー♪
ひととおりの市内観光後、希望があれば現地解散にしますとのこと。
ラッキー♪
それでは、さっさとツアーは済ませてください(笑)
この町は、
旧市街
新市街
新新市街に分かれます。
旧市街
新市街
新新市街に分かれます。
迷路は、当然旧市街ですね。
まずは、新市街の王宮を見学。
今でもなんとか王様が時々滞在するんだって。
どうでもいいです。
今でもなんとか王様が時々滞在するんだって。
どうでもいいです。
ミニバスで高い丘に連れて行かれます。
フェズ旧市街が一望できます。
こういう場所にカンタンに来られるのはツアーのいいところ、かな?
ガイドブック(地球の歩き方)で研究した、
フェズの中心らしいカラウィン・モスクが見えます。
早く、あそこを目指して迷いたいよぅ(笑)
お決まりのみやげ物屋。タイル工場。
作る行程、職人の姿を見せて、
こんなに手間がかかっているんですよ。
たいへんですね。さぁ買いましょう、というお決まりのシステム。
作る行程、職人の姿を見せて、
こんなに手間がかかっているんですよ。
たいへんですね。さぁ買いましょう、というお決まりのシステム。
タイルなんか、何処の国に行ってもあるのですが、
タイルを焼くための燃料がオリーブの殻を使う、というのがモロッコらしいかな?
黒煙が上がりますが、環境に良い?(笑)
タイルを焼くための燃料がオリーブの殻を使う、というのがモロッコらしいかな?
黒煙が上がりますが、環境に良い?(笑)
意外と、タイルを削るのを見ているのは楽しいかも。
お土産なんて全く見ないで、
この職人さんをじっと見つめていました。
きっと、この職人さんも困ったでしょうね(笑)
この後は、いきなりこれ!
皮を染色する作業場。
これはTVで何度も見ているけど、
本物はスゴイです。
そこそこ暑い日、本格的な猛暑の日のことを考えると気が遠くなります。
本物はスゴイです。
そこそこ暑い日、本格的な猛暑の日のことを考えると気が遠くなります。
ここは通称タンネリと呼ばれています。
タンネリを囲んで、革製品のみやげ物屋が並びます。
そこの屋上から、こうして覗くことが出来るのです。
タンネリを囲んで、革製品のみやげ物屋が並びます。
そこの屋上から、こうして覗くことが出来るのです。
狭い通路をロバに積まれた「皮」が届きます。
右奥の白い桶で加工された後、
様々な色の桶に入れられて、
人間の体を目一杯使って、染色ですね。タイヘンだぁ。
(でも、何にも買わないよ、笑)
サフランで染色された高級品のヤギさん。
革製品になるのでしょうけど、美味しそう。
見学場所に来ると、ミントを渡されます。
臭いがすごいから、これでゴマカセ、ということらしい。
そんなにヒドイ臭いではないのですけどね。
臭いがすごいから、これでゴマカセ、ということらしい。
そんなにヒドイ臭いではないのですけどね。
それより、この作業場を囲む民家の屋上に並ぶパラボラアンテナの群れ。
臭いなんか消し飛ぶ、
なんか世界の縮図を見ているような気分?
なんか世界の縮図を見ているような気分?
狭い路地を、ツアーガイドの後ろに従い歩きます。
7人だからいいけど、途中で見かけた34人のツアーはいったいどうするんだろう?
7人だからいいけど、途中で見かけた34人のツアーはいったいどうするんだろう?
なんとか神学校。
「木」が使われていて、タイルと映えます。
モスクは入れないのですが、こういう場所は入れるのですね。
もっとも、イスラムの神学校というのは、最近評判が悪いですけど。
この国は一応安定した国ということになっています。
だから安心?
だから安心?
ランチを食べて、

お決まりの一般家庭の訪問。またもミントティーの儀式。
屋上まで上がれて、そこから下の「家」を見られるのはちょっと面白いけど。
今度は金属製品のみやげ物屋・・・
ツアー客のなかに女性2人連れがいて、
そのうちの一人(通称Fちゃん)が私に話しかけてきます。
そのうちの一人(通称Fちゃん)が私に話しかけてきます。
いったい何時になったら自由にしてくれるんですかねぇ?(イライラ)
あれ。あなたも自由が欲しいのですか。
Fちゃんが添乗員に直訴して、ようやく解放してもらいました。
(私が言うより効果あるでしょう)
ホテルへの帰路は、自己責任で。はいはい。
(私が言うより効果あるでしょう)
ホテルへの帰路は、自己責任で。はいはい。
街に残ったのは、私たちとFちゃんだけ。根性ないね~。
現地ガイドは、
こんなにフェズの市街を歩いてみせてやったのに、何が不満なんだ、
という顔をしていましたけど。
ガイドが付くことが不満なんです(笑)
こんなにフェズの市街を歩いてみせてやったのに、何が不満なんだ、
という顔をしていましたけど。
ガイドが付くことが不満なんです(笑)
3人だけで、さっさと
フェズ旧市街の入り口ブージュールド門へ。
Fちゃんとも、ここでお別れ。なかなか出来た旅人ですね。
フェズ旧市街の入り口ブージュールド門へ。
Fちゃんとも、ここでお別れ。なかなか出来た旅人ですね。
この門の先は自動車は入れないんだ、ザマアミロ。
人と荷車とロバ・馬だけのステキな世界のはじまりはじまり~
さぁ、ここからが本当のフェズですよ!
ガイドブックの街の地図のコピーを手に歩きます。
この門から、フェズの中心であるカラウイン・モスクまで行ってみましょう。
この門から、フェズの中心であるカラウイン・モスクまで行ってみましょう。
二つの通りがあるらしいのです。
門の先ですぐに分かれます。右の道へ。
門の先ですぐに分かれます。右の道へ。
世界一の迷路です。
さぞかし迷うだろうなぁ、と期待しましたが、
意外と迷いません。
さぞかし迷うだろうなぁ、と期待しましたが、
意外と迷いません。
時々、さきほどガイド同行で歩いた路地を歩きます。気が付く余裕があります。
自分達の足だけで自由に歩けば、こんなステキな発見も。
水飲み場ですね。
ロバさんの編隊。
狭い路はロバ優先?
かなり早足で歩くので、イキナリ現れて去っていきます。
目的のモスクのあたりに着いたはずなのですが、
見つかりません。
ついに迷ったのかな?
見つかりません。
ついに迷ったのかな?
いいえ。
工事中で、すっかり囲われていて分からないだけでした。
広場がないみたいです。だから余計分からない。
もっとも、モスクの中には入れないのですけどね。
工事中で、すっかり囲われていて分からないだけでした。
広場がないみたいです。だから余計分からない。
もっとも、モスクの中には入れないのですけどね。
モスク(の仮囲い)を一周して、
今度は別の道をもどりましょう。
今度は別の道をもどりましょう。
ちっとも迷いませんね。
羊の皮から「毛」をはいでいる作業所発見。
ここで剥いで、さきほどのタンネリにもっていくのですね。
お散歩は、次から次へと発見があります。
ここで剥いで、さきほどのタンネリにもっていくのですね。
お散歩は、次から次へと発見があります。
ちょっと、さらに狭い路地に入ってみましょう。
サンダルだけを扱っている市場があって、そこは人ごみがすごかったけど。
迷うかな?
迷うかな?
少し見当をつけて歩くと、さきほどのカラウィン・モスクさんに出ました。
やっぱり迷いませんねぇ(笑)
やっぱり迷いませんねぇ(笑)
だらだらと狭い坂道をあがります。
もうすぐ入り口の門にもどります。な~んだ。
と、思ったら。
全く別の門に出ました。
アレ?
ついに迷っちゃったの!?どうしよー(笑)
全く別の門に出ました。
アレ?
ついに迷っちゃったの!?どうしよー(笑)
でも、
ちょっと地図を見て見当つけてもどったら、目的の門に出てしまいました。
なーんだ。短い迷子でした。
ちょっと地図を見て見当つけてもどったら、目的の門に出てしまいました。
なーんだ。短い迷子でした。
迷宮都市なんていうけど。
実はちゃんとした地図がないだけなのです。
街の中に標識というものがない。
あっても読めない(笑)
特定の店まで行きたい、という必要でもない限り、
ガイドなんか絶対に不要でしょう。
実はちゃんとした地図がないだけなのです。
街の中に標識というものがない。
あっても読めない(笑)
特定の店まで行きたい、という必要でもない限り、
ガイドなんか絶対に不要でしょう。
ベニスのサンマルコ広場みたいに、どこからでもわかるランドマークがないから、
余計漠然としているみたいに見えるだけ。
余計漠然としているみたいに見えるだけ。
世界一の迷宮都市の正体は、
わざと地図を作らないことにあるのでしょうね、観光用に(笑)
わざと地図を作らないことにあるのでしょうね、観光用に(笑)
それでも十分にフェズの街は堪能できました。
さて、もどりましょう。
さて、もどりましょう。
門の外に、赤いプチタクシーはたくさん走っています。
簡単につかまりました。
ちゃんとメーター制だから大丈夫でしょう。
簡単につかまりました。
ちゃんとメーター制だから大丈夫でしょう。
実は、ここからがタイヘン。
本物のフェズの迷路?が待っていました。
本物のフェズの迷路?が待っていました。
プチタクシーの運転手、全く別のホテルに連れて行くのです。
ちゃんと、ホテルの住所がかかれたカードを見せているのですよ。
こいつ、ワザとかな。
ちゃんと、ホテルの住所がかかれたカードを見せているのですよ。
こいつ、ワザとかな。
ところが、次に連れて行かれたホテルも違うのです。
何だぁ?
何だぁ?
日本人ツアーが使う大きなホテルなのです。
それも知らないなら、乗せるなよ!
それも知らないなら、乗せるなよ!
頭にきて、タクシーを降ります。
もちろん、金なんか払いませんよ!
警察に行くか?と脅かしておきました(通じたのかな?、笑)
もちろん、金なんか払いませんよ!
警察に行くか?と脅かしておきました(通じたのかな?、笑)
それからが大変。
ここはいったいどこなの?
本当に迷ったの?(笑)
ここはいったいどこなの?
本当に迷ったの?(笑)
実は泊まっているホテル。
場所を示す地図がないのです。
名前と番地だけが頼り。
この国は、本当に地図を作る、ということを知らないのです。
だから、どこにいるんだか、どこに行くんだか、本当に迷路。
場所を示す地図がないのです。
名前と番地だけが頼り。
この国は、本当に地図を作る、ということを知らないのです。
だから、どこにいるんだか、どこに行くんだか、本当に迷路。
昨日見た街の噴水のそばなので、そんなに遠くは無いはずです。
タクシーはいるのですが。
べらぼうな値段を吹っかけてきます。
よく分からんけど、メーター制でないのはイヤだな。
べらぼうな値段を吹っかけてきます。
よく分からんけど、メーター制でないのはイヤだな。
3台目で、ようやくメーター制のタクシーに出会えました。
ノープロブレム!、ありがとう。
ノープロブレム!、ありがとう。
それでも、ホテルまで結構ありました。
決して旧市街にはもどっていません。
決して旧市街にはもどっていません。
無事にホテルまでもどってこれました。
11DH(ディラハム)です。
先ほどは50DHとか吹っかけてきました(怒)
それでも、途中までタダ乗りできたから安いのかな(笑)
この運転手に、チップを含めて15DHも払っちゃいました。
大盤振る舞いですね~
もっとも、1DHは15円くらいですけど。
大盤振る舞いですね~
もっとも、1DHは15円くらいですけど。
おまけ。
その後、プールで泳いじゃいました。
ちょっと寒かったけど、熱砂の国のプールは最高のゼイタク?
さらに、再度、昨日のスーパーに行きました。
疲れ知らずですね(笑)
次回は、なんと本物の巡礼編です!