線路巡礼:東武熊谷線妻沼駅(大平原?の中の小さな駅、利根川横断鉄道の入り口でした・・・) | FC2に移転しました(線路巡礼)

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1983年、私は就職して、一応社会人になりました。
この会社、最初の1年間は現業研修がありまして、これが鉄道と大いに関係アリ。
他人には苦痛の研修が、私には大変楽しい一年間となりました。

そんな中、突然知ったのが、東武熊谷線が5月末で廃止になるという情報。
今と違ってインターネット情報なんかありませんから、これを偶然知ったのは5月中旬のことでした。
国鉄や中小私鉄の情報は常に気にしていたのですが、まさか身近な関東の大手私鉄で突然路線が出るとは思いませんでした。ビックリ。

さっそく、巡礼してきました。
これが社会人になって記念すべき最初の線路巡礼です。
現業研修中は平日休みでしたので、5月21日平日に行きました。
お恥ずかしながら、東武熊谷線の存在を、それまで良く知りませんでした。
大東武の中で、何故か同社の他線に接続しておらず、孤立無援、おまけに非電化です。
秩父鉄道の支線でもおかしくない場所にあります。

熊谷駅~妻沼駅間を、往復してきました。
予想以上に、小さく滑稽な?丸っこいデーゼルカーでした。
クリーム色が、なんとなく情けない(笑)

終着の妻沼駅は、ガランとした大平原?のなかにポツンとありました。
(当時は、そう感じていました。写真を見ると、ちゃんと人家がありますね(笑))
線路はホームからさらに100mくらい延びて、草むらに消えるように車止め。
そのずっと先に天下の大河、利根川が流れていたのでしょう。
スイッチバックで、小さな検車区につながります。
枕木を使った簡単な柵で周囲を囲われただけの、箱庭のような終着駅。
鉄道模型のレイアウトのようでした。

この検車区、ガラの悪そうな(笑)東武のおじさん達が、押しかける廃止前見物客を迷惑そうにあしらっていました。今も昔も、東武は変わりません。
私は平日なので、無事往復できましたが、土日は積み残しが出る大騒ぎだったようです。
それじゃ、当時も有名だった東武労働組合の皆様の機嫌も悪くなるでしょう(笑)

この路線は、利根川を越えて、東武の西小泉駅につながるはずでした。
西小泉駅から利根川川原まで貨物線もあり、あとは橋を架けるだけだったようです。
これも、恥ずかしながら後で知ったことでした。
当時知っていれば、妻沼駅から西小泉駅まで何とか抜けてみようと、果敢に挑戦したことでしょう(笑)。

巡礼から数日後、あっさり東武熊谷線は廃止されてしまいました。
あまり、反対運動もなかったのでしょうか?本当に残念です。
何時の日か、熊谷駅から妻沼を経由して西小泉駅まで、利根川未成線横断をするぞ!
熊谷~上熊谷の旧熊谷線のレールは、何故かいつまでも撤去されずに健気に残っています。
並行する秩父鉄道の車窓からこれを眺めながら、誓ってきました(笑)

03年11月、実に20年ぶりにその機会はやってきました。
熊谷~西小泉を直通する東武系の路線バスが1日3本だけあるのです(写真4)。

楽しい利根川未成線横断のバス旅。
残念ながら、バスの車窓からは旧熊谷線跡を見ることはできませんでした。

直通バスの終点、西小泉駅は、利根川河原までの貨物線跡が良く残っており、これまたイイ雰囲気です。
(写真5)

幻の利根川未成線横断鉄道。
他の未成線とは違い、完成すれば決して無駄にはならない路線になったと思うのですが。
鉄道好きの妄想かな?