昨年は悲惨な鉄道事故が相次ぎました。
「鉄道事故で人が死ぬ」ことはあってはならないこと、と勝手に思い込んでいます。
たぶん、多くの人はそう信じているのではないでしょうか。
そのため、鉄道をはじめとする公共交通に対しては、非常に厳しい、必要以上の足枷をはめこんでいると思います。それが当然と思われています。
でもその一方で、非公共交通に対しては、全くルーズです。
昨年、自動車交通事故死者数が7千人を割ったそうです。
これが、良いこと(減ったということで)なのだそうです。
福知山線事故のとき、鉄道は1か月以上営業を自粛させられました。
羽越線事故も、線路は復旧しても、営業は自粛したままです。
何故こんなに扱いが違うのでしょうか?
鉄道利用者は相当困っているはずです。
事故の根本原因が解決されなくても、徐行運転はできるのではないでしょうか?
一方で、7千人も殺す交通手段に対して殺人事故が起きてもなんら有効な対策をせず、そのまま平然と殺人鬼が日本の道路を走り廻る。
鉄道事故殺人に対してはあれほど敏感な一般大衆は、自動車殺人に対しては、全く何とも思わない、必要悪で片付けられてしまうのです。
残念ですけど、これが今の日本、いや人間社会全体の仕組みのようです。
ちょっと古い話ですが、OO7/ゴールドフィンガーという映画の中に、こんなシーンがありました。
悪者(ゴールドフィンガー)は、自らの野望のために、毒ガスを空中散布して、何千人を虐殺しようと図ります。
それを阻止しようとする正義の味方(007)は、「おまえは何千人も殺して何とも思わないのか!」と迫ります。
悪者は、こう吐き捨てました。
「この国(アメリカ)では交通事故で年間5万人以上死んでいる。それを考えればなんでもない数字だ」
正義の味方は、抗弁できませんでした・・・
昨年の鉄道事故で不運にも亡くなった方には、本当に哀悼の意をささげます。
でも、鉄道会社にはがんばって欲しいのです。
殺人交通手段なんかに負けるな!
・・・悲しいけど、無理でしょうね。
私はこんな世の中に、自分の子孫を残したいとは思いません。
私はキチガイにひき殺されないように上手に生きていきますけど、自分の子孫をそんな目にあわせたくはありません。