絵本展02☆開催のきっかけと想い | グアテマラ・マニア日記

絵本展02☆開催のきっかけと想い

なかなか更新できないまま、二度目の在廊日を迎えてしまいました。
たくさんの出会いと再会があって楽しかったです!
ご来場いただきありがとうございました!!
その報告は次回!
今回は、絵本展開催のきっかけと、私たちの想いを書かせていただきます。
長いですよ~。

一緒に「グアテマラ手作り絵本展」をさせていただいてるかんまきさんとの出会いは
1本のパンタロネス(ズボン)がきっかけでした。
グアテマラのパンタロネスを飾る店に、
私は今年3月の個展のDMを置かせてもらい、
その翌日にパンタロネスに引き寄せられて店に入ったかんまきさんが、
DMを見て個展に来てくださったことから交流が始まりました。

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今年3月に開催した「グアテマラ旅絵日記展」のDM。

フランシスコさんと出会ったのは、2年前のフィエスタ・メヒカナ。
こちらは1枚のTシャツがきっかけでした。
私は主人にグアテマラのビールGalloのTシャツを着てもらい(強制ではありません!本当です!)
家族でフィエスタを楽しんでる時、
Tシャツに気づいたフランシスコさんが声をかけてきてくださいました。
話してる内に、“もしかして前に白石さんのHPに載ってた人かも?”と思い出し、
一緒に写真を撮らせてもらい、名前を聞いてお別れしました。
あとで白石さんに確認して、やはりお知り合いと知ったのですが、
連絡先も聞いていなかったので、そのまま月日は流れていました。

$グアテマラ・マニア日記-gallo

グアテマラでは有名なGalloビールのTシャツ


去年、白石さんから、フランシスコさんの生徒さん達がグアテマラへ行くことを聞き、
その後白石さんのブログで、かんまきさん達がソロラの小学校で
はっぴ姿で授業をする姿を見て、すごいなぁと感心して見入ってました。
かんまきさんも私のホームページを見てくださっていたとのこと。
だから個展のノートに、かんまきさんからのメッセージを見つけた時は、嬉しかったし、
あのパンタロネスから!と正直驚きました。

というのも、去年秋に京都のCasa de Bananoさんでさせていただいた
イベント「グアテマラに咲く花」で、かんまきさんの旅の相棒のTさんと知り合い、
YogiYogiさんのショップカードも頂き、二人に個展のDMを送っていたから。
そのルートでなく、パンタロネスというところが、おもしろいですねぇ。

やっぱりグアテマラ・アイテムに気づく人は気づくんですねぇ。
街でたまにグアテマラ製の物を身につけている人を見ると、
声をかけたくなります。
怪しまれるかもしれないのでガマンしてますけど…。

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2008年11月に開催した「グアテマラに咲く花」のDM

そんなこんなで、かんまきさんとメールでやりとりするようになり、
6月のみんぱくのフランシスコさんのライブで、かんまきさんと初対面。
私は遅刻したにもかかわらず、一目で気づいてもらえました。
サン・ペドロ・ネクタのウィピルに、
ナワラのコルテをアレンジした巻きスカート姿でしたから(笑)

その少し前にかんまきさんの知り合いのYogiYogiさんから、
「絵本村・3」参加の打診を頂いていて、
前に作った本で参加しようと思っていたものの、
だんだん自分もグアテマラの友人に宛てた絵本を作ってみたくなってきました。

それは自分自身が絵本に惹かれ始めていたから。
最初は息子を寝かしつけるために、近所の図書館に通って絵本を借りていたのに、
だんだん自分の方が絵本の魅力に引き込まれていることに気づきました。

図書館で見つけた島田ゆかさんの絵本が気に入って、ネットでシリーズ全作大人買いしたり、
「100万回生きたねこ」を読んでる途中から号泣して、息子に慰められたり…。

そしてかんまきさんがグアテマラの小学生との交流をまとめた新作絵本
「ちょっとグアテマラにいってきました」を見て、目からウロコが!
スゴい! ソロラの子ども達、絶対に喜ぶ!
私の旅絵日記でもみんな喜んでくれるのに、
自分たちが載ってる絵本って、最高やん!
これはゼヒとも本人たちに渡してほしい!
あわよくば、その場面に私も立ち会いたい!(立ち会ってきましたよ~!)
そして私もスニルのカロリーナとの11年をまとめて、
ママになる彼女に宛てた絵本を作って、渡しに行こう!
と思ってしまったのです。

最初は、今までの旅絵日記の絵を流用して、構成しようと安易に思っていたけど、
かなり無理があるし、新たに絵を描かなければ繋がらない!
大変やん!
どないしょう…、仕事も家事も育児も忙しいのに、ヤバいなぁ!
と思いながらも、カロリーナに渡す時のことを想像して、少しづつ描き進めました。

出会った頃は無邪気な6歳の少女だったのに、
彼女をとりまく環境はどんどん変わってゆく。
アメリカへ出稼ぎに出たもののお金を送らない父親、
4人兄弟の長女であるカロリーナは学校を辞めて、
家の仕事を手伝って…。
グアテマラではよくある話。
15歳で結婚し、17歳でママになる彼女へ宛てた絵本。

$グアテマラ・マニア日記-zunil

製本にも悪戦苦闘しながらも、なんとか形にできました。
そしてカロリーナに手渡すスペイン語版制作にもかなり苦労しましたが、
更に長くなるので割愛させていただきます。
星野先生、ありがとうございました!

そして今年8月の5年振り7度目のグアテマラ旅行で、
11年来の友人カロリーナに絵本を手渡し、
かんまきさんの絵本をソロラの小学校に届けてきた様子は、
ゼヒとも会場にある写真ファイルでご確認くださいね!

当初は「絵本村・3」への参加と、関連イベント「中米グアテマラの日」の予定だけでしたが、
YogiYogiさんが、かんまきさんと私とで「グアテマラ手作り絵本展」
しないかと声をかけてくださいました。

かんまきさんは絵本作りも勉強されてて、
おおしま国際手づくり絵本コンクールに入選経験もあるベテランさん。
共にグアテマラの子どもたちや、文化、風土に思いをよせるという共通点でつながっていますが、
初めて絵本に挑戦した私(しかも超個人的な内容)がご一緒にさせてもらっていいのかしら?
迷いましたが、グアテマラへの思いは人一倍強いので、
今までの作品も展示させてもらって、釣り合うようにさせていただきました。

先住民マヤの人々に惹かれ、通いつづけた13年。
マヤの人々の、苦境にも前向きに生きる明るさや、
伝統を守り続ける強さに惹かれ、美しいと感じ、
出会った人たちの姿を写真に、彼らとの交流を旅絵日記に残してきた私。

彼らの暮らしにふれるたび、
日頃忘れてしまっていることに気付かされます。
マヤの人々と繋がっていることで、
自分自身が癒されていると感じるのです。

グアテマラを自分なりに表現することが好きで、
自作のマニアックガイドブック「グアテマラ色彩紀行」や、
「MAYA COLORS 01 Zunil」など手作り本も作ってきました。

会場には手作り絵本以外にも、写真ファイルや、旅絵日記、「グアテマラ色彩紀行」など、
私のグアテマラへの思いを込めた作品集を置かせていただいてます。

絵本だけでなく、写真ファイルや「グアテマラ色彩紀行」などもじっくり手にとって、
グアテマラのことを少しでも知っていただけると嬉しいです。
そして、私たちと同じようにグアテマラの子どもたちへの思いをふくらませてくれたなら、
こんなに素晴らしいことはありません。

$グアテマラ・マニア日記-ehonten1004_03

写真ファイルなども、ゼヒ見てくださいね!