昨年、三重県で、すばらしい志を持って、日本に大麻文化を復活させるべく
栽培免許を取られて、畑をし、繊維を取って神社などにも奉納された農家さんがいます。

お会いしたことはなく、ドキュメンタリーでみさせていただきました。
こちらの動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=BdpO44ZS_ls




監視カメラを付けて、カメラに映った人全員の名前と住所を報告しなければならない、という規制があるらしいのです。
さらに、繊維を取った後にオガラが残りますが
こちらは燃やして処分しないといけないのだとか。

ちなみに、「おがら」はお盆のお供えとして使われるものです。
白くて軽い、中が空洞でチューブ状の棒のようなもの。
実は、スーパーでもおがらは販売されているのですが、今見るものは輸入だと思います。
「まさか、大麻の一部を使っていたなんて知らなかった」
お話会でお伝えすると、そういう方がほとんどなのです!
その他、建築健在にも使えますし、お祭りにも、、様々な日本文化や生活のあちらこちらに
おがら、繊維、種、が使われていることに気づきます。
大切な役割のあるおがらを燃やして処分しないといけないというのは
どういうことなのでしょうね。。
しかも茎は取締法には入ってないのですから
特に問題を感じませんが、それだけ聞くと、
悪いのかなって思ってしまう人もいるかもしれません。


法律というのは
本質が見えにくくなりがちです。
処罰されることに意識を強く持っていかれやすく
悪いのか、良いのか、、という視点で
議論の渦に入ってしまうと飲み込まれる。
きちんと法律を抑えておかないと
捕まったり、刑罰にも値するわけですから
自分自身の軸をしっかり持ちながら
世の中の法について冷静に関わる、というスタンスがないと
わけがわからないことになりますね。

ここでは
できるだけニュートラルで
分けてお伝えしていけたらと思っています。



いろいろな麻があるとはいえ
日本で麻と言うと
戦前までは、主に大麻か苧麻のことを指しました。

さらに、たいまとは読んでいなく
「おおさ」、「お」や「そ」などと呼んでいたようです。


だから
大麻は昔からあった、と聞いても
戦前生まれの80歳以上の方でも実はピンと来ないので
「大麻は違法」と言われたとき、目の前に麻があったのにも関わらず
まったく別のものだと思ったようです。



そして、
麻はリネンと思っていることがほとんど、ということについて触れましたが
品質表示タグに『麻 100%』と書いてあり、
亜麻(リネン)か苧麻(ラミー)のみ『麻』と書けることが決まっているのです。

では大麻はどうか?というと
指定外繊維(ヘンプ)
と書きます。

これって麻?
それどころか、、何?

意味わかりませんよね。。苦笑


世界にくらべて、日本はいろいろな面で
変化が遅めではありますが
麻に関しても、言えるのは、、、

・そもそも麻ということばが様々な種類を指してる言葉になっていることで
認識に混乱しているということ

・今と昔の呼び方の違い

・品質表示からの思い込み

大麻というイメージの悪さに輪をかけて
こんなことが意識の妨げになっているなと
わたしは感じています。



ある種の洗脳ですので
何十年と刷り込まれてきた記憶を
一気に取り払うのは、時間も必要です。
学校では習わない部分に真実がたくさんあったりします。

私はウェアを着ることで
本来の感覚を取り戻していけたら、と。

自分本来の感覚を取り戻すことは
意外に近道なのでは、と私は信じていて、
とても大切なことだと思うのです。