昨日昼休みにYahooニュースで「遺伝子操作した豚の腎臓を移植した米女性死去」との記事を発見し、「本国アメリカでの取り上げ方はいかに?」と、Time Magazineのサイトを見た。そしてそこでトップにあったビットコインマイニングなるものの騒音被害について目を奪われた。


子供たちが頭痛を訴え、耳から液体が漏れていた、犬がハゲてしまい、げっそりしているなどの衝撃的なビットコインマイニングの騒音問題。衝撃過ぎて豚の腎臓移植のことは吹っ飛んでしまい、わかる範囲で読んでみた。しかしながら、ビットコインマイニングが何か初耳の私にとって、マイニングは鉱山発掘だから何か発掘作業の騒音なのかなぐらいが想像の限界なのであった。とはいえビットコインは仮想通貨のはずだから鉱山を掘ったところで関係なさそうだし、いったいどういうことなの???と疑問が晴れない私が次に行ったのはマイクロソフトのcopilotへの質問だ。ものしりAIの情報のおかげで次のようなことが分かった。ビットコインマイニングはビットコイン取引について検証するコンピュータ解析のようなもので、それをやった報酬としてビットコインがもらえることから、発掘から報酬を得るマイニングにたとえられている。解析時にコンピュータから発出される様々な周波数の音が騒音問題につながり、アメリカでは州によっては規制が行われている。日本にもすでにビットコインマイニング施設があり、現状では健康被害の報告はなされていないとのことである。仮想通貨という存在そのものに本能的嫌悪感を持っていた私であるが、なんとビットコインの運営にはこんな騒音被害を伴う検証作業が必要だったなんて!!みんな毛がまばらになりたるんだ皮が哀愁を感じさせるあの犬の写真を見た方がよいと思う。日本でもきっと遅かれ早かれ、ビットコインマイニング騒音健康被害が注目される時がくるだろう。私の印象ではこれは水俣病、イタイイタイ病、足尾銅山鉱毒事件レベルの公害のような印象を受けた。だって子供が耳汁を出すレベルなのだから。何かと後手後手の感が強い、または迷走感が否めぬ我が国の法規制だが、米国の騒音公害に学び、訴えが出る前に対策をした方がいいんじゃないかと、タルタルの地肌があらわになったワンちゃんの写真を見て思わずにいられなかった。