3月に次のような文(黒字部分)を書いてみた。

ラジオのことは書いたことがないし、皆さんのお目汚しになってはとお蔵入りにしていたのだが、この4月からの番組改編でちょうどこれらの番組が通勤時間に聞けなくなってしまったので(私にとっては聞き逃しがあるよ!とかいう問題ではないむかつき)、満を持してここにアップさせていただきたい:

※放送時間は3月時点

「かける(×)クラシック」はNHKFMで日曜の午後と月曜の朝放送されているラジオ番組だ。私は月曜の朝に聞いている。

この時間帯の番組では10年ほど前に、先日亡くなった笑瓶さんがパーソナリティを務める「気ままにクラシック」という番組を聞いていたこともある。

月曜日の朝は日曜の再放送で、月曜だけこの”かけクラ”が流れ、残りの火曜日~金曜日は”クラシックカフェ”という番組が放送されるというパターンだ。朝の通勤時、まだアイドリング状態の脳にはクラシック音楽が優しく、これらは今の私にとってはなくてはならない番組となっている。

「かけるクラシック」のパーソナリティはモデルの市川沙耶さんと楽器奏者の上野耕平さんが務めており、話を聞くところによるとどちらも鉄道ファンだそうだ。

そのことも関係しているのか、番組の始まりに市川さんが「出発進行!」と言うのだが、なんとも言えないへなちょこな言い方で、好感も嫌悪感も抱きようがない。朝っぱらからやけに元気にアプローチされても困るといえば困るのだが、とても中途半端な感じなので、改善してほしいと思っていたところ、時々少しやる気がある「出発進行!」になったり、またへなちょこに戻ったりしているので、意外といろいろ工夫をしているのかもしれない。

市川沙耶さんという名前は前から聞いたことがあり、相撲好き女子としてテレビ番組にも出演していたような気がするけれど、さだかではないので調べてみると、日本とアメリカのご両親の血筋を引くとてもきれいなモデルさんである。そして、これはこの番組を聞いて骨身にしみてわかったのだが、とても知的で博識な女性、語弊を恐れず一歩踏み込んだ表現を使わせていただくならばオタクである。

きっと英語もペラペラなのだろうが、日本語感覚も繊細で、感性も大変豊か。そして音楽に関する知識が豊富で、自身もバイオリンを弾くらしい。3月の番組テーマは”音楽×アニメ”ということなのだが、アニメについても随分と詳しいようで、美しい+マルチリンガル+知的+ものしり(相撲、鉄道、アニメなどオタク系からクラシックまで)というすごい人なのだ。
自我を持っていて、自己主張は比較的はっきりしているが、別に嫌な感じではなく、私としては文句のつけようがない。

上野さんも著名な奏者なのに腰が低くとても好感度が高い。

さらにリスナーの皆さんのクラシックの造詣がとても深く、紹介されるメッセージの一つ一つから「ぼんやりしてるときはクラシックがいいよね。」なんていう料簡でクラシックにかかわっている私と異次元のクラシック愛が感じられる。

今の生活スタイルが続く限り聞き続けたいし、生活スタイルが変わっても時間が許せば聞き逃し配信を利用して聞き続けたい番組であり、直接お便りするのは恥ずかしいのでここからエールを送らせていただきます。