ティーンの頃、男闘呼組が好きだった。

 

当時彼らが出演するドラマがあり、録画して何度も見てときめいていたものだ。タイトルは忘れてしまったが、メンバーらが丸太を運んでいた、西田敏行さんがいた、など泥酔後の断片記憶程度の映像とそのときめきは今も甦る。

 

ジャニーズのグループには珍しく彼らは踊らず、自ら楽器を演奏し、何やらロックンロールな曲をリリースしていたのだ。

 

令和の言葉でいうところの私の”推し”は成田昭次氏。

 

特にDAYBREAKのソロパート、「俺たちの夜が明ける 光によりそうのさ この俺の全て賭けて 愛を誓~いあ~う~」という部分には電気ブラン並みにビリビリしていた。

 

デビューアルバム収録曲には成田氏のソロ曲もあって、なんかワルっぽい感じが、10代の私のガラスのピュアハートを鷲づかみにしたのだ。

 

大方の予想に反し(?)グループ内で今も最も活躍しているのは高橋和也氏。あらゆるジャンルのドラマや映画で多様な役柄を好演する俳優さんだ。私の大好きだった成田氏は音楽に生きていたのか、俳優としての姿を見かけることもなく、いつかどこかのネットニュースでその名を見たような気がするが、あまり良いニュースではなく、「あああ。。。」と思い、その後また忘れていた。

 

今朝、ツイッターでその男闘呼組が、4人揃って音楽の日とやらで再演奏を披露するという知らせを見つけ、これは見なければ!!!とさらによく見てみると、なんと音楽の日は昨日であった。

 

私が男闘呼組に好意を持っていた昭和のあの頃だったら、見逃しは致命的な敗北であった。しかし、時代は令和、同じくツイッターでは、昨日の男闘呼組の姿を一部ながら公開してくださっている方がいた!!!令和、ブラボー!!!

 

4人ともステキなおじ様になり、楽器演奏も練習していたのか、とてもかっこいい姿でそれぞれのミュージカルインストゥルメントを奏でていた。さらにすっかり役者としての地位を確立している高橋氏は、ギターを弾きながらボーカリストとして渋い歌声を披露し、推しの成田氏に至っては相変わらずのいぶし銀の「俺たちの夜が明ける」のソロを響かせていた。

 

同世代の彼らに昭和のときめきを思い出し、見逃した昨日の放送内容を提供してくれる令和のテクノロジーに感謝する、なかなか良い連休の中日だ。今後また活動があるらしいので、応援したい。